膝を治す本を読んだら悪化した話
常連さんが珍しく膝が痛んだという。そんなにひどくなかったので、本を買って読んだら、「膝痛は太腿の筋力低下によって起こる。だから筋トレをすれば治る。」と書いてあったという。真面目に筋トレを数日したがなぜか悪化したので来たという。確かに太腿の筋力低下で膝痛が起こることは事実だが、膝痛の原因はもう一つある。太腿が硬くなることである。硬くなった場合はほぐすしかない。筋力低下は一つの原因に過ぎない。どうも買…
常連さんが珍しく膝が痛んだという。そんなにひどくなかったので、本を買って読んだら、「膝痛は太腿の筋力低下によって起こる。だから筋トレをすれば治る。」と書いてあったという。真面目に筋トレを数日したがなぜか悪化したので来たという。確かに太腿の筋力低下で膝痛が起こることは事実だが、膝痛の原因はもう一つある。太腿が硬くなることである。硬くなった場合はほぐすしかない。筋力低下は一つの原因に過ぎない。どうも買…
昔から道を極めることを極道という。ヤクザではないが、あまり根を詰めすぎてしまうと体を壊すので、物事は中庸、程々がいいといつも言っている。極道ではなく道楽を勧めている。道楽は道を楽しむと書く。私もようやくこの仕事を40年間続けて、最近は道楽になってきた。最大の理由は経験があるので、この患者さんをどうやって治療すれば良いかでは悩まなくなった。こちらも神様ではないので全て治せるわけではないが、この症状な…
常連さんが自分の足を毎日揉んでいるという。身体を診たら腕のこりがひどい。以前から私自身が自分の足を揉めないので皆さんがやるとおかしくなると言っていたが、まさに悪い見本であった。なぜやるかというと毎回やると違う部分の痛みを発見して面白いという。この面白みを味わったら止めない。それも土日も休まず毎日10分ほど続けたという。私でも自分の足を10分揉めない。これで腕のこりの理由が分かったが、治療をしていた…
お笑いの方から聞いた話だが、タモリさんは1日1食で土曜日に断食をしているという。金曜日に食べて土曜日食べず、日曜日には午後から人が集まるので食べるという。2日近く胃腸を休ませている。「笑っていいとも!」を32年間、休まず出来た秘訣は胃腸にあったと思う。よく社長が、「今日は夜、宴会だから昼は軽めのそばにした。」と言っているが、あれはどうかと思う。本当はとんかつを食べたいところをそばで我慢して、夜の宴…
以前、ライオンタイプの方がひどく体調を壊していた。社長だったので引退の話から2-3ヶ月はそんなに簡単には回復はしないと伝えたら、1週間後に完全回復してしまいこちらが驚いてしまった。なにせ小鳥タイプはしょっちゅう来るがライオンタイプは滅多に来ない。小鳥タイプの感覚でアドバイスしたらとんでもないことになってしまった。それ以来懲りて、ライオンタイプの方にはかなり悪くてもあまり悪い予想を言わなくなった。先…
常連の社長が東南アジアに出張した際、LCCを使ったという。乗り継ぎが経ったり、シートが狭かったりで、背中が痛いと言ってきた。しかし背中を診たらなんともない。反応が出ていたのは腕と足である。それも肘下と膝下、結局ストレスの反応だけである。余程飛行機を我慢しながら乗っていたのだろうと思って聞いたら、その通りだと言う。普通より2万円ほど安いらしいが、この状況では身体が毒を作り、その毒を飲み続けたようなも…
3月は経理の先生は大忙しである。我々も何となく慌ただしい。本来であれば一番身体がきついこの時期に常連の経理の先生が絶好調だった。理由を聞いたら、「今後少し仕事を減らすことを決めたからよ。」と言っていた。しかし身体を診たら、極端に甘い物の摂取が減って胃の後ろに反応がない。そのことを伝えると、「そう言えば、甘い物を減らしてか何となく調子が良いと思っていた。関係あるかしら?」という。全身診ると殆ど身体に…
若い頃は脚がすらっと綺麗だった方が、閉経の頃になると少し両膝の間に隙間が出来てO脚を気にする。内転筋の筋力低下も拍車をかけて隙間が大きくなり出す。対策としてはO脚ベルトで両足を寝ている間に締め付けるものがあるが、我々から診ると少し違う治療をする。まず股関節の周辺を緩める。特に中殿筋と言って、お尻の真横の筋肉をほぐし、股関節の柔軟性を保つ。四股を踏むことをよく指導している。年を取れば取るだけ、股関節…
大分、EAT(Bスポット療法)の事は書いたり医者に紹介したりした。おそらく、免疫の要だという事は間違いない。中々医者に通えない方には、鼻洗浄を薦めているが本当に出来ているのか不安であった。EAT(Bスポット療法)で有名な今井一彰先生が、やはり同じ疑問を持たれ、見事な答えを出してくださっているので紹介したい。 印刷する
EAT(Bスポット療法)において担当の医者が自分でやっていいと言えば問題はないが、稀に危険なケースがある。椎骨動脈と言って脳に行く2本の本幹の血管の枝だが喉の奥に出ていると、間違って突いてしまうと大変なことになる。 印刷する
ネット時代とはいえ、ここまで勉強出来るのかと感じてしまう教材がある。解剖生理学なのだが、聞いているだけで勉強になる。内容も濃い。そしてわかりやすい。私自身、見入ってしまった。やがてこういう教材がネットに溢れると、学校に行かなくても何処でも勉強出来てしまう。良い悪いは別として便利な時代である。昔ならこういう教材を買うだけで数十万円かかった。 印刷する
常連さんが昨晩、花粉症がひどく鼻水と咳で寝られなかったという。やはりこの時期、花粉症の方はよく来る。少し治療法をまとめてみたい。 鼻にコマ油を塗る 乳酸菌や藍を飲む EAT(Bスポット療法)を受ける 鼻洗浄やスチーム吸入器をする 高性能のマスクや鼻マスクを使う 目に関してはゴーグルなどで花粉をブロックする 咳にはヴェポラッブや龍角散(粉や飴がある) 乾布摩擦を行う 皆さんが出来るのはこんな所だろう…
この時期、咳をしている方は多い。よく龍角散を勧める。龍角散には桔梗やサポニン成分が入っていて鎮咳、去痰に有効である。この龍角散、株式会社龍角散である。太田胃散もそうだが、株式会社太田胃散である。いかに長い間人々に使われていたかが分かる。龍角散はアルミ缶に入った粉末が有名だが、最近はのど飴も出している。実験のつもりで試したら効き方が違う。咳を直接止めるのは粉末がいいのだが、飴は喉で数分間なめているの…
常連の女性で身体は痛いし、元気はないし、体調が悪くてしょうがないという。話を聞いたら不正出血があり、ヘモグロビン7.5g/dlだという。普通は10g/dlを切ると問題にするのだがかなり低い。完全な貧血である。本人もおかしいと思って近くの医者で鉄剤をもらって、医者が来月来いといったからそのままにしたという。女性は出血になれているのであまり危機意識がないのだろうが、貧血は動悸・息切れ、顔面蒼白、鬱病ま…
腸のことは何度も書いているが、便秘で下剤の選択をどうしたら良いか質問を受ける。分類すると下記のようになる。 ■刺激性下剤 腸を動かす ダイオウ、センナ、アロエ、フェノバリン、ビサコジルなど ■浸透圧下剤 腸内水分を増やし下痢を起こさせる 硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、酸化マグネシウムなど(塩類) ■膨張性下剤 水分を吸収して大容積で大腸を刺激 カルボキシメチルセルロース、寒天、アルギン酸ナトリ…
最近3例ほど食物アレルギーで発熱の方が来た。本人は花粉症か風邪と思っていたみたいだが、いくら風邪薬を飲んでも効かないという。本来、食物アレルギーはのどが腫れたり吐き気などだが発熱する事がある。治療法はアレルギーに効く、アレグラなどがいい。酷いケースではショックを起こすので場合によっては病院に行かないと対処出来ない。アレルギーによる症状は胃粘膜まで影響するので、スタマックラインに反応が出て時に坐骨神…
トライアスロンをやっている方が風邪を引いた。少し長引いていて、久しぶりに自転車に乗ったら背中や腕、膝腰とやたらに痛いという。そんなに激しい運動をしていないのにおかしいという。身体を調べたら呼吸器の反応点がしっかり残っている。風邪が全然治っていないのである。身体に感染があると神経は興奮する。ちょっとのことですぐに痛くなる。皆さんは風邪を引いて少し体調が悪い時は、普段の7掛けと思っているが、実際は2-…
球技をやっている学生が、肩の痛みが取れず大会に出られないかもしれないと言う。今までそのスポーツしかやってこなかったから、目の前が真っ黒で何も考えられない気持ちは分かるが、キャプテンなので他の選手のことも気にかけなくてはならない。本人は勝ち目はないと思っているようだが、我々から見るとキャプテンの肩の痛みと勝負はあまり関係がない。実力的にはキャプテンが点を取るのだろうが、点が取れなくても戦略的に出来る…
まだ50歳前の女性が高血圧で薬を始めたという。本人に、「高血圧はどうしたらよくなると思いますか?」と聞いたら、「減塩です。」と定番の答えが返ってきた。我々から診ると少し違う。次の3つのことがいつも気にかかっている。 感情の起伏を減らす 身体を冷やさない 鼻炎を治す 感情の起伏で交感神経優位になり、血圧は上がる。いつも穏やかな気分でいるといい。「こんなに怒ったら血管に悪い。まぁいいや。」このぐらいが…
飼い犬が具合が悪いので診てもらったら、がんで手術が必要だという。手術は無事に終わり体力も回復したのだが、余命は1年程度だと言われたという。飼い主にしてみたらショックで、自分の年齢を考えたら最後に飼える犬になるかもしれないという。そんな話しが出たので、「人間の病気は殆ど犬にもあります。治療法は全く同じです。薬の量が違うだけ。乳酸菌特にフェカリス菌やフコイダンを少し飲ませたらどうですか?」と言ったら、…