症例

夏バテ?

頭が働かなくて困ると言って通っている方が、原因がないのに頭の調子が悪いという。以前調子が悪かったときは胃炎や明確なストレスがあり、それぞれ乗り切ってきたが今回は何もないという。Bi-Digital O-Ring Testを使って調べてみたら、本人の言うとおり、胃やストレスは殆ど問題がなく免疫の指数だけ低い。何か感染症でもあるのかと思って調べたが、殆ど問題はない。おそらく夏バテで生きているだけで精一…

ハムスト君の気持ち

太腿の後ろの筋肉群をハムストリングといいます。膝が悪い方は太腿の前面の大腿四頭筋を治療しますが、そこばかり治療しているとハムストリングが怒ります。「前面の大腿四頭筋君ばかり治療して、膝は僕も関わっているのに・・・・。」ハムスト君にも気持ちがあります。この筋肉や内臓の気持ちが分かると治療はとても楽です。身体の中にも感情と気持ちがあります。バランス良く扱う事が治療のコツです。

アロエでポリープと便秘解消

ご主人が半年に一度、胃のポリープを取り、最近は動かないので便秘がひどいという。何か良いものはないかというのでアロエを勧めた。胃のポリープは普通は数年に一度なので、一度摂ると次は2年後の検査となる。しかし腫瘍体質みたいな方がいて、半年でまた出来る方がよくいる。そういう方にはアロエが効く。今まで数人に効果があった。本来は傷や火傷などに使うが、ポリープにも使えることが分かっている。そして腸に対しては下剤…

お薦め商品一覧

患者さんの症状によっては自宅で少しでも楽になればと、機械や健康食品などを薦めることは多い。三越の商売ではないが、色々と試した中で厳選したものだけお教えすることにしている。ある方から一覧表にして、出して欲しいとのことなので紹介する。 【スチーム足浴器】これは10数年前にとても寒い季節があって、冷え性の方が次から次へと来ていた。こういう方達には足湯を勧めるのだが、お湯や排水の管理が大変とかで、中々実行…

磁石入り中敷き

Bi-Digital O-Ring Testのセミナーを受けている方が、磁石入り中敷きを診て欲しいという。足の趾を怪我していたときは良かったが、最近履くと何となくだるいという。中敷きだけ出して調べてみたら、足の裏があたっている方がo-ring(-)、靴にあたっている方がo-ring(+)。これは磁石が逆に入ってしまっている。怪我をしていたときは磁場の力で血流が良くなり、楽になった事が予想出来るが、…

捻挫と後脛骨筋

足関節の先天性骨形成不全で、中々捻挫が治らない方が通っている。患部の熱を取ったり、反対側を補強したりと色々とやっても中々治まらない。そんな時に診なくてはならないのが、「後脛骨筋-こうけいこつきん」である。図のようにヒラメ筋(ふくらはぎ)の裏にあり治療には技術がいる。かなり深いところを通っているので、解剖を理解していないと治療しにくい。以前、踊りをやっている方が捻挫が治らず、足専門の先生に「後脛骨筋…

暑いこともストレス

会社の経営者が自分の体調管理のためによく来ている。心臓の反応点「ヤダモン君」が出ていると、「社長、何かきついことがありますね。」と言ってしまう。 昨日休み明けに「今日は孫と遊んできたから、ヤダモン君はないはずだ。」と言って調べたら、大きいのがあった。これ暑さに身体が反応したのである。本人は暑いのは仕方がないと思っているが、身体は暑いこともストレスになっている。気持ちが辛くなくても身体が辛いのである…

遺跡の土壌菌

薬学の教授から面白い話を聞いた。アジアのある遺跡の土壌菌から薬効の高い成分を見つけたという。どうも傷の回復や育毛にも効果があるらしい。製薬会社は抗生剤を新しく作るために、世界中の土を採取して研究している。抗生剤で有名なエリスロマイシンはフィリピンの土壌から作られた。遺跡の土壌菌というと発掘して採取された物だろうから、長い間日の目を見なかったものもあるかも知れない。その遺跡には人が集まり、作物を作り…

何キロ太っても2kg

これは女性特有だと思うが、久しぶりに治療すると、あれ、少し太った?と感じることがある。本人も「ええ、2kg。」という。どうみても5kgは太っただろうという場合でも、「ええ、2kgちょっと。」という。ちょっとが重い。この心理はどこから来るのだろうか。これは想像だが、1kgは食事をしただけで変わる。3kgというと少し大変だと危機感が出る。2kgというとほんの一過性ですぐ元に戻ると思っているのではないだ…

「遺伝子も腸の言いなり」を読んで

仕事柄どうしても免疫の勉強は必要で、最終的には腸をどう整えるかという話になる。特に藤田紘一郎先生の著書はよく読ませて頂き、ご自分のお腹に寄生虫を飼う事で有名である。先日も講演を聞いて益々腸の大切さを再認識した。 近著、「遺伝子も腸の言いなり」の内容は今まで疑問として解けなかった問題に対して、明確にお答えを頂いた。親の病気を引き継ぐとどうしても我々は、「遺伝ですね。」と言ってしまう。聞いた患者さんも…

「老い」のパターン

100才のおばあちゃんを送った方が、今度は自分が具合悪いという。おばあちゃんの面倒を見ていた時は、腰や膝が痛いなどとあまり言わなかったが、久しぶりに治療を受けに来てあっちもこっちも痛いという。詳しく調べるとまず太腿が細くなっている。介護疲れであろうが、これでは膝が痛くなってしまう。次に脛が硬くなっている。これは膝の痛みとストレスであろう。そうなると足首が硬くなる。そして坐骨神経痛、腰痛と起こる。こ…

草むしり

以前、「引越と草むしり」という題でメルマガを書いた。最近別荘やお墓の雑草が気になり、草むしりの話しが出だした。以下はその抜粋である。 以前久しぶりに別荘に行った方が、雑草が気になって仕方がないという。業者に頼むと15000円かかるという。少しもったいないと思ったので、自分でやり始めたら面白くなって一気にやってしまった。終わってからが大変である。草むしりなどは途中で止めると気分が悪い。残り3割草ぼう…

眩暈(めまい)と鬱病

以前、鬱病治療をしていた方が、メニエール病になり眩暈(めまい)が辛いという。医者で薬はもらったのだが飲んでしまい、まだ症状が続いているという。よく考えてみると鬱病と眩暈の治療は同じである。免疫を上げるために乳酸菌で腸を元気にして、抗ウィルス対策、眩暈の場合は利尿剤を使うが、首のゆがみや顎関節の治療などやっていることは大差がない。そういえば以前、鬱病治療をしていた方から、最近耳が辛くないと聞いたこと…

腰の小言

腰痛治療をしている方が、治りかけの時に色々なところに反応が出る。例えば太腿。理由は分からないが、足にまるで小言みたいに反応を出す。その太腿を治療すると簡単に腰は良くなる。まるでプンプンしていた方が最後の捨て台詞を言って、気持ちがおさまるようなものである。身体も中々小言を言いたくても言えないだろうから、多少の反応は多めにみたくなってしまう。長年仕事をしているとどうも身体の味方をする癖がついている。

夢がこけると身体は治らない

以前、阪神淡路大震災の後、建築業の方が激務になり、現地で根を詰めて仕事をしていた。夏にはオーストラリアの離れ小島に行くことだけを夢見て、仕事を頑張っていた。しかし何か別な理由が出来て、オーストラリアの旅行がいけなくなってしまった。本人は夢に描いて、「もう少し頑張ればオーストラリアだ。と思っていたのであろう、行けないことが決定してからの身体がすごい。全く別人でいくら治療しても反応しない。人は希望がな…

木刀と腰痛

少し体を鍛えようとして、昔取った杵柄で久しぶりに木刀を振った方が腰痛できた。本人は身体の中心を鍛えれば丈夫になると信じていたが、やっていることは左右差のつく運動である。まず木刀の振り方だが、必ずどちらかに力が入る。踏み足も利き足があり、逆には出来ないという。その方は右手で木刀を強く握り、踏み足が右だと言う。腰にしてみれば上半身の下半身も右に負担がかかり、その責任を取らされているわけである。これでは…

ステロイドと注射

肘痛や腱鞘炎が酷い場合、鍼では治療効果が少ないのでよくステロイド注射の方がいいとアドバイスする。うまくいくと1回の注射で劇的に痛みが取れて感謝される。ダメなら手術で開ければ完治する。我々からすると薬で痛みを取ってもらったのだから、そこから安静にしてもらいたい。痛くなくても治ったわけではない。悪い環境はそのままである。ステロイドの注射をしなければ痛みが取れないほどの状況だったことをすっかり忘れて、ま…

乾布摩擦とスクワラン

年配の方が少し肺を患ったので、元気になろうと一生懸命に乾布摩擦をしたら、ミミズ腫れで皮膚炎を起こしてしまったという。医者には、「やりすぎです。皮膚のバリアを壊してしまった。」と言われたという。気持ちは分かるが、ある程度の年令になったら皮脂が若い頃みたいに出ないので、ゴシゴシ身体を洗うのは考えものである。当院では喘息の方達に乾布摩擦を勧めているが、肺経と言って腕と胸だけである。そしてその時は必ず乳酸…

鬱病・うつ病

胃腸との関連 数年前から、鬱病が急増して慌ててこちらも勉強したが、Bi-Digital O-Ring Testで全身を拝見していくうちに胃腸障害が大きく関係していることに気がついた。 精神障害の方がかなりの便秘で、市販の便秘薬をかなり大量に飲むという。精神科の医者はとても良い薬を出してくれているのに、それでダメにしている。なか なか精神科で胃腸のことまでは面倒を見てくれないが、治らない鬱病の方はま…

冷え性

夏の冷え性 顔面神経麻痺や坐骨神経痛、冷え性の方は春が危険です。寒かったのが急に暖かくなると、女性は薄着になり油断します。 冷え性も一番多いのは冬ではなく、夏のエアコンです。お出かけ前が暖かくて、急に気温が下がれば簡単に症状は悪化します。 無理なく、無駄なく、油断なくが大切です。 電磁波の影響 身体にいい物を取っていても部屋の中に強い電磁波があるとなかなか良くなりません。一番良くないのはIHクッキ…