胃炎と甘い物を取りすぎるとボイトレができない話
女優さんがボイストレーニング(ボイトレ)をしているという。中々きつい稽古みたいで横隔膜をもっと動かせと先生に言われ頑張っている。横隔膜を動かすと背中の筋肉にも影響がある。その場所が丁度「胃の反応点」と「膵臓-甘い物取りすぎで反応が出るところ」の間である。こういう位置関係の場合、何が起こるかというと、「胃炎があったり、甘い物取りすぎて膵臓に反応が出ると、横隔膜が十分使えない。」である。ボイトレがうま…
女優さんがボイストレーニング(ボイトレ)をしているという。中々きつい稽古みたいで横隔膜をもっと動かせと先生に言われ頑張っている。横隔膜を動かすと背中の筋肉にも影響がある。その場所が丁度「胃の反応点」と「膵臓-甘い物取りすぎで反応が出るところ」の間である。こういう位置関係の場合、何が起こるかというと、「胃炎があったり、甘い物取りすぎて膵臓に反応が出ると、横隔膜が十分使えない。」である。ボイトレがうま…
常連さんが、「何か検査をすると毎回ひっかかる。悲しくて・・・。」と言う。我々から見ると、「検査で引っかかれば大体治療のやりようがある。その治療が合っていれば改善するし、検査などで指標があるのは有り難い。検査で引っかからないと何をやっていいのかわからないのは大変。病名も同じ。患者さんは病名がつかないと不安になる。『病名もつかないの?』と言うが、しかし病名がついても治せないもはあるし、病名がつかなくて…
常連さんが股関節が痛いというので、レントゲンを撮ったら、「変形性股関節症」の病名がついた。当院のブログで、「股関節症」を調べたら殆ど記事がなく、どうしてなのかと聞いてきた。理由は簡単で、20-30年前に比べて股関節の手術の成功率が上がり、術後のリハが殆ど必要なくなったからである。最近では手術の後そのまま退院というケースも珍しくない。それぐらい成績が良い。だから我々が診るケースが極端に減ったわけであ…
仕事柄、「ちょっと診て欲しい」とはよく言われる。 しかし最近は骨折が3人、変形性股関節症、肺炎、肩関節の石灰化、膝の滑膜炎、掌蹠膿疱症、乾癬、蜂窩織炎と立派な病気の方ばかりである。 少し足をくじいたぐらいなら医者に行かず、足を揉んで貰うぐらいでいいだろうと思う気持ちはわかるが、あまり痛みが取れないのであとでレントゲンを撮ったら、「骨折していました。もう大分くっついています。」と言われた方もいた。 …
常連さんが珍しくぎっくり腰をやってしまったという。普段なら腰痛を起こさないレベルの重さなのに何故か今回は起こしたという。身体を調べたら、この時期特有のコロナで胃腸を壊していた。特に胃炎が目立つ。硬さから逆算して1ヶ月程度は辛かったと思う。これでは腹筋力が低下して腰を痛めても仕方がない。さらに数日後にゴルフがあるという。本人は行きたいみたいなので、注意点をいくつか話した。 ■やってはいけないこと …
日舞をやっていた常連さんが食べすぎて右鼠径が痛いという。仕事が一段落して気が緩み食べすぎたそうだが、その影響が持病の坐骨神経痛まで悪化させていた。すぐに食べすぎに効く漢方薬の話をして様子を見たが、今度は使ってもいない右鼠径が痛いという。日舞の場合は殆どの方が右鼠径の痛みを訴えてくる。身体を捻ったりする動作で酷使するのであろう。今回は全く使ってもいないのに理由がわからないといっていたが、食べ過ぎで胃…
先日テレビを見ていたら、靴で有名なアキレスが、「この新型コロナウィルスの時代、高い抗ウィルス性能と速効性、そして安全性を持ったフィルムを開発した。付着したウィルス・細菌を99.99%以上低減させる。」という。「アキレスウイルセーフ」が商品名で気になり早速購入して設置した。その番組の中で、「アキレスは靴のイメージが大きいと思いますが素材メーカーです。」との社長のコメントに少し驚いた。以前、「瞬足」と…
数週間前に飼い猫の「蘭丸」がぐったりしていた。様子を見ていたら段々具合が悪くなり、吐くので医者に連れて行って色々と調べたが原因がはっきりしない。先生も困った顔をしている。これでは仕方がないので、ある方から教えてもらった医者に変えて調べて貰ったら、「お腹に何か異物があり、それが詰まっています。それが原因でこの血液の異常はすべて説明つきます。」という。説明を聞きながら、これは開腹だなぁとすぐにわかった…
酷い肘痛で通っている人が1度ある手術をして、一時期は良くなったものの、また痛みが出てきた。医者に2度目の手術を勧められたがどうしたらいいか分からないという。気持ちは分かるが我々としたら、「その担当医が自信があるなら受ければ良い。症例をこなしている先生は『○○の場合はこうだった。△△の人のこんな事があった。』と過去の症例をどんどん言う。この世界100%はないから、お薦めしますとは言うが絶対大丈夫とは…
時々酷い外反母趾の方が来る。何十年もかけて悪くした人は諦めてしまう。しかし外反母趾はちゃんと手術で治る。それも相当綺麗に。外反母趾をほったらかしにすると膝や腰にも悪い影響があり、最終的には首のゆがみと頭の血行不良まで起こす。決して足だけの問題ではない。是非「外反母趾 手術」で調べて戴きたい。諦めた方から見ると夢の治療である。一昔前に比べて、外反母趾や静脈瘤は専門病院も出来ている。時代の流れを感じる…
時々味覚障害の方は来る。当然耳鼻科で検査をして戴き、よく亜鉛などが処方される。飲んですぐ治れば良いが、亜鉛だけで良くなる方は少ない。今日来た社長が、「最近味覚障害がかなり良くなっている。」という。何をやっているのか聞いたら、ORT-乳酸菌、EAT(Bスポット療法)、便秘のためにアロエをだという。まず味覚障害の原因だが、加齢、口の中が乾いたり、鼻炎、糖尿病や腎臓、消化器の病気でも起こる。あとはストレ…
久しぶりに来た社長と老後の隠居生活について話しが出た。「やはり老後は余りお金のかからないタイやベトナムなどどうですか?」「時々、旅行でいくにはご飯も美味しいが、毎日あれだと日本人はダメかもしれない。やはり日本がいい。最近は湘南とか家が売れているらしい。」「そうですか。僕には少し夢があって、老後隠居生活を描いています。」「え、どんなの?」「まずは少し高台の海辺に暮らす。津波が来ても大丈夫な高さの所。…
新型コロナウィルスの影響で会社に出勤せず、自宅でテレワークをしている方は多い。 我々もすべての学会が中止で、オンラインでの開催になってしまった。 最近では週に多い時は4回もzoomで学会やセミナーをやっている。 会場に行かなくてもいいし、会費は安いし、終わってすぐに寝られるし、ズボンはパジャマでもばれない。 数をこなしていく毎にその便利さを覚えてしまい、もう戻れないという先生もいるほどである。 学…
常連さんから、「子供の治療はどんなことをするのですか?」と言われ、少し考えてみた。 .夜尿症-いわゆる「おねしょ」。最近は減ったが、一昔前はお腹を緩めたり、飲み物の制限をしたり、骨盤をいじったり、足のツボを刺激したりしていた。 側弯症-学校の検診などで校医から指摘される。殆どは経過観察だが、左右不対照のスポーツなどはチェックが必要。軽度であれば側弯症自体は問題はないが、ある程度の角度を超えると装具…
常連の保育士さんが肘を折った。いい医者にボルトを入れて頂き、「全治4週間」と言われて、4週間経ったので本人は仕事に復帰しようとしたら、医者から、「保育士なんかできませんよ。」と言われてびっくりしたという。これは以前、「全治と完治」でも書いたが、医者の言う全治は「取り敢えず骨は問題ない。炎症もまあまあ治まっている。何とか日常生活はできる。」を意味していて、患者さんが考える仕事復帰という意味ではない。…
以前から東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授の著書は読ませて頂いている。腸や寄生虫の第一人者で、「蟯虫をゆっくり飲み込み飼い、9代目を『キヨミちゃん』と名付けた。」が有名である。連作で腸の話が多い中、今回は「認知症」について書かれた書評がきた。下記はその抜粋である。 ■親をボケさせないための方法<抜粋> 朝食を抜く 朝食の代わりに「MCTオイル」入りのコーヒーを飲む 昼間、カルシウム入りの天然水を…
今日来た方は膝痛で初診時に膝のサポーターを指導した。あれから普段は着けているのかと聞いたら、「なんか格好が悪い。」と言う。我々から見ると、松葉杖、三角巾、サポーターなどは人に見せた方がいい。駅や階段などでも「あ、あの人、足がわるい。」「鞭打ちをやった人。」「膝に包帯しているから足が悪い。」と思われた方が安全である。以前、通っていた妊婦さんが「初めの子供の時は全然お腹が出ていなくて、電車で席を全く譲…
ヴィヴィアン・リーチが書かれたそうです。師匠から教えて戴きました。 地球は囁きました、でもあなたは耳を貸さなかった 地球は話しました、でもあなたは聞かなかった 地球は叫びました、でもあなたは耳を塞いだ そして、私は生まれました・・・ 私はあなたを罰するために生まれたのではありません・・ 私はあなたの目を覚ますために生まれたのです・・ 地球は助けを求めて叫びました・・・ 大洪水、でもあなたは聞かなか…
常連さんのご主人が、「最近、眩暈、立ちくらみ、動悸が起こる。すーっと立った時に良く起こる。動悸は5秒程度なのだが心配で頭のCT・MRI、心臓まで調べたが、何も出ない。」と言う。「それは耳鼻科に行くんです。」「え、耳鼻科?」「はい、立って起こる動悸は首の動脈が硬いか、鼻炎持ちです。おそらく耳にも影響しているのでしょう。急に立って心臓は血液を脳に送らなければならないのに、鼻炎や耳の調子が悪いと、眩暈、…
最近はブログを見て来院される方は多い。今受けている医療に何となく不都合や不満があるのであろう。人によっては、「よくこれだけ我慢されましたね。」と言いたくなる方もいる。そういう方達の特徴はただ一つ、お人好しである。「この先生にお世話になったから・・・。」「もう少し信じてみよう。」「あそこの病院は混んでいるから・・・。」と治療効果が出ていないのに通い続ける。先日、我が家の猫が連日吐いて、グッタリしたの…