即答力
常連さんが忙しく仕事をしている中、社長から、「今度私の仕事を少し手伝って欲しい。」と言われたという。私は気になって、「何と答えたの?」と聞いたら、「今考えています。」と言う。私から見たらいい話なのですぐに、「はい。」と言えば良かったのにと思ってしまう。これは以前聞いた話だが、帝国ホテルの村上総料理長は修業時代上司から、「今度君、外国に行ってくれないか?」と言われ即答で、「わかりました。」と答えたと…
常連さんが忙しく仕事をしている中、社長から、「今度私の仕事を少し手伝って欲しい。」と言われたという。私は気になって、「何と答えたの?」と聞いたら、「今考えています。」と言う。私から見たらいい話なのですぐに、「はい。」と言えば良かったのにと思ってしまう。これは以前聞いた話だが、帝国ホテルの村上総料理長は修業時代上司から、「今度君、外国に行ってくれないか?」と言われ即答で、「わかりました。」と答えたと…
腰痛の患者さんにはよく、ロキソニンとリリカが処方される。ロキソニンは消炎剤、リリカは神経性疼痛をやわらげる。作用は似ているが、少し違う。先日も常連さんが2週間ほど腰痛で悩み、治療したが殆ど効果がなく、整形外科でロキソニンとリリカを処方されたら、1週間で効きはじめ、10日目には殆ど痛みが取れたという。まずはやれやれなのだが、こういう場合はどっちが効いたのか分からないので、出来れば別々に飲んでもらいた…
最近は超音波診断装置を使って身体の中を見ながら鍼を打つことがある。 何年か前にテレビで筋膜リリース(ファシアリリース)が話題になり、自分の五十肩を治してもらったり、勉強していくうちに日本整形内科学研究会のセミナーに出るようになった。 この学会で感じることは、「今まであまり人が見向きもしなかったところに答えがある」という事である。 昔解剖を学んでいたときは早く、血管や神経、筋肉を見たいものだから、皮…
ライオンタイプの常連さんが珍しく腰が辛いという。試しにハーフマラソンで身体を動かしたが、良くならないという。下半身を診ると骨格、筋肉には何の問題もない。背中を診たら、「甘い物取りすぎ」「刺激物の摂取」「座り疲れ」と書いてあった。今、どんな生活をしているのか聞いたら、「頼まれた仕事で会議ばかり、移動は車、会食も多い。」と言う。これでは身体は持たない。こういう場合は内蔵の機能低下なので、「お腹の調子は…
これはITの社長に昔聞いた話したが、会社を上場するまでにトラック数台分の書類を作ったという。毎晩深夜まで作業をしながら、「心が削られる」とよく言っていた。その社長から「休むことを仕事とせよ」と教わり、その後多くの方に伝えてきた。その後会社が大きくなると問題が高度化・複雑化して、判断に困るようになった。外部との関わりも増え、判断基準を何処に置くかという話を聞いた。そんな時、「心が汚れる」と言っていた…
最近は色々なメーカーが薄くて暖かい下着を出している。便利には違いないが、物によっては皮膚炎を起こしたり、電磁波に対して過敏になったとすることがある。そんな時はやはり昔ながらの素材が良い。私がよく勧めているのは「ダマール https://damart-online.jp/」である。これは以前、年配の方が冬ゴルフをして風邪をひいたことがきっかけとなった。「ゴルフで汗はかくし、寒いのは困る。綿だと下着が…
今日紹介できた方は24才で年に2度ほど、ぎっくり腰をするという。MRIでヘルニアを指摘されたので、仕方がない部分はあるが、身体を診たら「胃炎の歴史が8年」と書いてある。胃酸過多もあり、骨格からパパコピーがわかった。「あなたはパパコピーでしょう。お父さんは太っている?」と聞いたら、「80kg」と言う。このままではお父さんと同じ運命になることは間違いない。そして背中を診たら、「甘い物取りすぎ」と「刺激…
年配の常連さんの肩を診ていて、「今はそうでもないでしょうが、昔は休むことなく手を使ったでしょう。その痕跡が残っています。」と言ったら、「主人を亡くした後で、気を紛らわせようとパッチワークにはまりました。ベッドカバーを沢山作りました。」と言う。手を使いすぎて肩こりだけで済めば良いのだが、実は肋骨を歪ませて胸の前面にゆがみを作ってしまう。これは呼吸器の反応点なので、喉が弱かったり、咳が出たら止まりにく…
仕事柄芸能人の方が何人か来ている。 よくテレビで「あの人は今」という番組をやっているが、久しぶりに見ると大抵太って昔の面影がない。 間違いなく食べすぎである。 芸能人に限らず、身体は殆どが胃から崩れる。 暴飲暴食で満腹になるまで食べ、美味しいものを追いかけ、毎晩宴会などという方は多い。 特にお笑いの世界だと夜の宴会でおごったりして、人間関係を作るという。 週に5-6日は宴会という方は多い。 そうい…
今日来た方は2年間、膝痛が治らないという。CT、MRIとすべて検査をして異常が出ないという。膝痛がひどく、数ヶ月休むことがあっても検査で異常は出なかったという。ここまでくると考えられるのは下記の3つである。 1.神経や骨ではなく筋膜(ファシア)に問題があるケース 2.血管に問題があるケース 3.お腹からの関連痛(特に胃腸か婦人科) まず超音波診断装置で膝を診たら膝の周りは水だらけ。これは水抜きで良…
日舞をやっている常連さんが治療している左膝に火傷をしてしまったと言う。本人はなんとも運が悪いと思っているだろうが、我々から見ると逆である。火傷は紫雲膏などで治せば良いが、身体はその火傷を治すためにそこに血液やリンパをどれだけ集めるかわからない。選択的にそこだけ血流が良くなる。我々が膝の治療をするレベルではない。それもかなりの期間続く。膝にとってこんな良い状況はない。膝が完治するかは別にしても、相当…
首の痛みで来た人がマウスピースとEAT(Bスポット療法)で徐々に良くなってきた。しかしマウスピース3回目の調整のあとで、今度は装着すると首に痛みが出るという。おかしいと思って話を聞いたら健康診断で胃のピロリ菌と大腸ポリープが見つかり、大腸ポリープを4つ取ったという。その後で胃のピロリ菌除菌をして、腸の調子が悪いと言う。ピロリ菌除菌は抗生剤を2剤1週間も連続投与するので、腸内細菌がやられてしまう。そ…
病院に勤務する前は骨接ぎにいた。どちらも保険が使えるので、患者さんは毎日来る。来ない患者さんがいると、「あら、あのおばあちゃんどうしたのかしら、具合でも悪いのかしら?」とこんな会話は日常茶飯事である。病院が年寄りのサロンになっている。そんな中で感じていたのは「毎日治療する効果は計り知れないものがある。」ということである。坐骨神経痛や膝痛、長患いの腰痛など毎日治療していると少しずつではあるが、改善し…
これは以前教えて戴いた話だが、「物事を大所高所から見るということはとても大事で、ある船の上で机の並び替えをしていたとする。何人かが集まり、あーでもない、こ-でもないと多少船が揺れながら議論している。しかしよその船から見ている人は『あなたの船自体が沈みかけているのに、机の並び替えなどしている場合ではない。早く避難しなさい。』と叫んでしまう。大所高所から見るというのはこういう事で、沈みゆく船で議論して…
先日紹介できた寝違いの方の身体を診ながら色々と感じることがあった。いくつか列挙したい。 寝違いの原因は腕のこり、ほぼ8年経っている。 あなたには姉妹で姉がいるでしょう。 下がいるかはわからないが、いるとすれば弟。 お父さんはとても真面目でお母さんは逆の性格でしょう。 あなたの基本性格も真面目でしょう、それもかなり。 あなたはパパコピーでお母さんとは少し合わないところがある。弟には飴と鞭を使い分けて…
常連さんが新しい仕事に取り組みうまくいかず、身体を診ると五里霧中の状態が良くわかる。こういう時は身体の末端が硬くなるから、腕と脛、その状態が続くと首肩や腰までおかしいと言ってくる。硬さから判断して1.5年ぐらい経っているので、かなりなものだと思う。「まだまだトンネルの先に灯りが見えないでしょう?」と言ったら、「う-ん、そうね、見えていない。」と言う。まるで夜間飛行をしていて、暗闇の中飛んでいて、目…
時々だがプロのスポーツ選手に治療を頼まれる。しかしスポーツ選手と一般の方の身体は全く別で、治療法も根本的に違い、スポーツ選手には必ずその道の専門家が必ずいるのでお断りしている。昔、病院勤務時代は両国が近かったので何度もお相撲さんの治療をした。大体、足首の捻挫か腰痛なので鍼を使ったか、実によく効いた。問題は治りきらないうちにまたすぐ稽古をしてしまうので、完治しないということであった。時々その話を患者…
ジョギングをしようと決意する方は多いが、その前に1度「スロージョギング」を試してみてはいかがだろうか。 ジョギングは「キツイ」「続かない」と思っている人がほとんど。 ところが、ラク~に走れちゃうのに、血糖、血圧、尿酸値などの数値を下げ生活習慣病改善効果が絶大!しかも、脳までイキイキさせる不思議な走り方があったのです。 そのコツは「ある筋肉」を使わないこと!実は筋肉は瞬発力がある「速筋」と持久力があ…
以前、病院勤務時代に職員始め皆でコンタックを飲み、なぜよく効くのかの話は書いた。結局、消炎剤の量が多かっただけなのだが、このコンタック、時々すぐれた効果を出す。以前、頭痛の患者さんが頭痛外来の専門的な薬よりはるかにコンタックがよく効くと言う。歯痛の場合も正露丸やコンタックはよく効き、応急的には使える。風邪の時によく医者に行って抗生剤をもらう患者がいるが、これはタイミングがある。感染で菌にやられたと…
常連さんがマラソンに出て、少しアップダウンがきついコースだったせいか走った後、右のお尻が痛むという。場所は典型的な坐骨神経の通り道なので、「定番ですね。」と解説した。しかしこの方は以前から逆の左坐骨神経痛(原因は過食)で通われていた方なので、気になって身体を診たら、左の太腿の前後しか硬くなっていない。痛がる右足は何ともない。これは「左脚への負担が限界を超え、反対の右側にまで溢れていって起こった神経…