食べすぎで不眠
先日来た常連さんは肩こりが酷く頭も痛いという。肩を治療してみると感覚が麻痺していて刺激が伝わらない。そして普段から不眠症があるという。不眠症があると胸鎖乳突筋(首の横の筋肉)が硬くなるが、普段より手強い。こうなるとこちらもいつもの治療に加えてもう一ランクきつい治療をしなくてはならない。頭痛もあるので頭皮を触ったらかなり痛がる。これは何か他にアプローチの方法があるのではないかと思って、足を触ったら異…
先日来た常連さんは肩こりが酷く頭も痛いという。肩を治療してみると感覚が麻痺していて刺激が伝わらない。そして普段から不眠症があるという。不眠症があると胸鎖乳突筋(首の横の筋肉)が硬くなるが、普段より手強い。こうなるとこちらもいつもの治療に加えてもう一ランクきつい治療をしなくてはならない。頭痛もあるので頭皮を触ったらかなり痛がる。これは何か他にアプローチの方法があるのではないかと思って、足を触ったら異…
以前、受験必勝法を書いた。受験生の身体を診るたびに、「休むことを仕事とせよ」と言いたくなってしまう。私自身も経験があるから分かるが、受験期は1分たりとも無駄にしたくない。親の都合で何処かへ行くときでも最低限、英語の単語帳ぐらいは持っていった。しかしこういう風に大変な時期だからこそ、出来れば3日、だめでも2日程山登りでもして完全にオフの日を作るといい。このたった2-3日でどれだけ心身がリフレッシュす…
以前患者さんの中に、「メロンは食べれてもきゅうりがダメ」という方がいた。Bi-Digital O-Ring Testを使っても同じ結果か出て、何故そうなるのかが全く分からずにいたが、今日来た農業関係の方に話したら、「きゅうりは実が熟す前の未熟果をと言って未成熟の状態で収穫したもの」と教えて戴いた。調べたら、「熟すと皮が堅く黄色くなるので、黄色いウリ「黄瓜」が語源」という事らしい。成分的に何か違うの…
仕事柄、患者さんが「鎮痛剤は病気を治していない」と言われるが我々は違う考え方を持っている。身体が痛みに耐えていると神経は興奮するし、胃腸は動かないし、免疫は下がるし、良いことなど何もない。以前から、「我慢弱い生き方」を言い続けているが、中々日本人の中にある、「痛みに耐える文化」や「痛いと言うことが恥、はしたない」から中々抜けだせない。痛ければ薬でも神経ブロックでもすればいいと思うが、「それは病気の…
日舞の方膝痛でよく通っていて、「少し内転筋を鍛えようと思ってストレッチで内股を伸ばしています。」と言う。我々から見るとストレッチしても鍛えられるわけではない。ではどんなやり方が良いのだろうか。若い時にスポーツの心得のある方なら、レッグマジックなどはお薦めである。しかしこれはやり過ぎると炎症が起きてしまい万人向けではない。日舞ぐらいの方ならゴムボールを内股に挟み、両足で少しつぶすぐらいの筋トレがいい…
最近は減ったが一時期何人も保育士さんが来ていた。当時は保母さんと言っていたが、子供が好きで保育士になったのに、保育園に行きたくないという。理由を聞くと皆同じように、「お母さんが怖い」と言う。どういうことなのか聞いたら、「この間うちの子供がご飯のあとだろうが、少し胸が汚れがそのままだった」とか、「上着のボタンが掛け違ったまま帰ってきた」とか、「保育園で甘やかされると困る」とか、結局、「安心して預けら…
今日新患で来た方は典型的な「按摩泣かせ」である。細身の女性で典型的な小鳥タイプ。見ただけで「今まで太ったことがないでしょう。喉が弱いでしょう。納得のいく治療を受けたことがないでしょう。粘膜弱いでしょう。」と言ってしまった。では何が難しいのかであるが、「ここからこの範囲に刺激量を入れなければならない」ということである。普通の人が1~100の刺激量(100の刺激量が強いとして)で大体、30~80の範囲…
以前よりストレスによる末端のこりは何度か書いている。今日来た常連さんは先月と全く違う身体に変化してしまった。まずパソコン仕事なので、腕が相変わらず酷いと思ったら殆どこりがなくなっている。「きつい仕事が半分になったのか?」と聞いた、「全く変わっていない。」と言う。脛もこりがないし、お腹まで柔らかい。こういう事は何度か経験しているのて理由は「諦める」「悟る」「気がつく」のどれかである。中々坊さんでもな…
今日来た常連さんは、少しお腹が硬い。もちろん自覚症状などないが、このまま悪化することもある。少し悪い段階で病気の目を摘んでしまえば簡単に良くなる。そんな話をしたら、「じゃ、このままにしたら悪化するのですか?」と聞くので、「悪化するか良くなるかは本人の生活と体力次第。あなたの場合はまめにうちに来るからもう10年ぐらい大病しないでしょう。本当はこういう場合、治療を3ヶ月ぐらいやめるといいのです。乳酸菌…
久しぶりに来た90才のお年寄りに、「最近健康診断をしていないなら、一度受けて下さい。その後で血液を持ってきて下さい。」といつもの口調で言ったら、「病院に行って血液を持って帰りたいと言ったら断られてもってこれなかった。」と連絡があり、こちらは焦ってしまった。もちろん血液というのは採血結果のデータのことなのだが、殆ど医者にかかったことがない方が真面目にこちらの言葉の通り受け取ってしまうとこういう事が起…
私自身英会話を基礎から学んだわけではないので、きちんと喋れるわけではないがリーマンショックの前までは、日に2-3人、月に50人ほど外人さんを治療したお陰で少しずつ言葉を覚え、EnglishならぬJanglishは身についた。初めのうちはうつ伏せが言えずジェスチャーをしたら、「Face down」と言われ一発で覚えた。なら仰向けは「face up」かと思って 外人に言ったら、首だけ上に上げ空を見る格…
今日来た若い方はやがて国連で働きたいという。そういう夢というか憧れを持っていることは話を聞いているだけでも気持ちが良い。以前関係者が来たときに、「国連は端から見えるよりもの凄くドロドロしている。権力に駆け引き、搾取にだまし、差別に偽りなど当たり前。国益という名の下に何でもあり。平和ぼけしている日本の感覚は全く通じない。」と教えて戴いた。テレビなどで国際紛争を見ていてもそう思う。若い方に、「おそらく…
今日来た常連さんは病気の母親のことで姉と折り合いが悪いという。姉は弟を意のままに使いたい。弟は色々な事情で姉の言うとおりに出来ず悩んでいる。期待する姉とそれに十分答えられない弟との構図である。私は一人っ子だから姉弟の関係というのはいまいち理解出来ないが、想像するにおそらく姉にしてみたら、小さい頃から弟の面倒を見てきたろうから何か生意気なことを言われれば、「弟のくせに生意気。あの時助けてあげたのは私…
今日久しぶりに来たお年寄りは90才で、もう30年診ている。今まで大病をしたことがなく、多少の腰痛もほぼ1回の治療で良くなる。だからおみえになるのは年1-2回程度。「最近フラフラよろけて、立ったり座ったりもしんどい。何が悪いのかわからないが、まず診て欲しい。」というので話を聞いたら、最近少し便秘が酷いという。今までは2-3日毎に出ていたのが、最近は7-10日程出ないという。それは大変だと言うことでお…
以前から、何故か同じ病気の方が続けてくる。まるで伝染病のようである。昨日に続き、今日来た常連さんはぎっくり腰で歩くのがやっとである。何をしたか聞いたら、「特別には何もやっていない。」と言う。太腿を診ると真ん中に大きなしこりがある。これは少し気合いを入れて、階段を上り下りしたことを意味する。聞いたら、「多少したかもしれない。」と言う。次に太腿の外側が硬い。これは少し蹴るように力を入れていたことを意味…
常連さんが珍しくふくらはぎがつるという。今までそんな事を言ったことがないのでまず太腿を診たら異常に硬い。これは階段の上り下りか自転車でも頑張ってこいでいるのだろうと思い聞いたら、何もやっていないという。次にお尻を診たら坐骨神経ではなく、横の中殿筋が硬い。これは足を踏ん張って荷重をかけていることを意味する。階段も上らず何を踏ん張っているのか問い詰めたら、「数ヶ月前に入院して足の衰えを感じたので、普段…
常連さんが今回、股関節の人工関節置換術を受けることなった。この方は2年ほど前から腰痛が悪化し、今までのように治療しても楽にならなくなり、これは一度調べてくださいということで検査の結果、中等度の変形性股関節症がわかった。本人は何とか手術をしない方向で考えていて、私の「大丈夫です。手術しなくても何とかします。」という言葉を期待していたようだが、痛みが段々酷くなるにつれ、私が「これは手術以外方法がありま…
肩の痛みで通っている人が、突然ぎっくり腰を起こしたという。下半身を調べてみると筋肉の硬さから1-2ヶ月間ほど相当負担をかけていることがわかったので話を聞いたら、「従業員が辞めてしまって私が現場で作業をすることになってしまった。少しきついとは思ってもう2ヶ月ぐらい経つ。」と言う。「いつもの肩もまだ痛いから腰と肩を両方お願いしたい。」とのことだったが、「こういう場合は腰だけ集中してやった方が成績が良い…
常連さんが車で書類を見ていたら酔ったという。私自身も電車では酔わないのに、何故車では酔うのか少し考察してみたい。原因は2つ考えている。一つは「匂い」もう一つは「予想しない揺れ」である。車には独特の匂いがある。乗っている本人は気がつかないが、他人にはすぐに分かる。エアコンのカビなどが原因であろうが、これならある程度芳香剤で良くなる。もう一つの揺れは、車を自分で運転していると酔わないのに、横や後部座席…
今日来た方は会社を作ってまだ半年しか経っていない方で、極めて心と身体がずれていた。主訴は頭痛で首を診たら極端な左右差がある。腰も痛いというので診たらこれまた極端な足の左右差がある。特に酷いのが首で、左右差の原因は「心と身体のずれ」である。身体は会社を作って緊張が続いているのに、本人は少し心を緩めた。我々はよく「交感神経優位」や「副交感神経優位」という言い方をするが、仕事をしているときは「交感神経優…