症例

電磁波測定士を取得して

先日ある学会で鬱病に関して発表していたら、知り合いの医学部教授から、「君の電磁波に関しての発表は曖昧すぎる。僕が測定器具から勉強方法を教えるから電磁波測定士をとりなさい。」と指導を頂いた。 今までBi-Digital O-Ring Testで電磁波の話はよくしていたが、良い機会なのでゼロから勉強しようと先日、電磁波測定士2級を取得した。 日本電磁波協会 https://www.emfa-japan…

生きる規範

時々女性の口から、「人から何かを言われると成る程と思うし、違う方から違うことを言われても成る程と思ってしまう。いつも不安ばかりで取り越し苦労が絶えない。」ということをよく聞く。すこし難しい言葉だがそういう方は、「生きる規範(きはん-判断基準)」がない。例えば治療において規範がなければ、その場限りの治療になってしまい患者を治癒に導けない。子育てでもその場限りの方針は困る。百年の計とは言わないが、判断…

乳がん術後に関して

Bi-Digital O-Ring Testを勉強しているので、乳がんの方は多い。術後によくこういう話をする。「乳がん手術後一番気になるのは再発です。乳がん自体の原因がまだわかっていないので、遺伝子から治療をするのはまだまだ先の話。後は食生活と電磁波。食生活は甘い物や刺激物を避け、牛乳は禁止。電磁波に関しては少し勉強しないとダメ。結局出来るのは食生活と電磁波対策。Bi-Digital O-Ring…

腰椎椎間板ヘルニアについて

仕事柄、腰椎椎間板ヘルニアの方は多い。坐骨神経痛を起こし、脚まで症状が出る。痛みだけならいいが、シビレや麻痺となると場合によっては手術の対象になる。病院勤務時代によく先生が、「昔のヘルニアは50%位の手術の成功率だったが、最近は80%近くになってきたので成績が良い。」と言っていた。こちらはリハビリをしながら、良く患者さんから苦情をもらった。「外科の○○先生に手術をしてもらって確かに痛みなくなったの…

親の幸福

常連さんの娘さんが彼氏を連れてくるという。親としてソワソワする気持ちは分かる。その常連さんのお父さんも治療に来ているのでこういう話をした。「連れてくる孫の婿殿と合うために、あなたのお父さんだってソワソワしているんですよ。ここはあなたが親孝行すると思って、お父さんのために礼服や燕尾服、お母さんのために黒留袖を一緒に見に行ったらどう。その後は当然食事になるし、色々と打ち合わせもある。式でお父さんに挨拶…

高血圧の母

常連さんのお母さんの上の血圧が200mmHgあり心配だという。話を聞いたら早朝高いらしい。こういう場合は便秘があったり、夜に水を飲まなかったりすると良くない。また便秘で力むと困る。血圧を上げる薬は数あるが、考え方の中に利尿薬がある。腎臓に負担がかかると心臓は頑張ってしまうので、利尿薬でおしっこを出すと血圧は簡単に下がる。また腕の使いすぎで肩がこったりしても血圧は上がる。だから高血圧の時は腕の使い過…

食べ過ぎで足の指が痛む

これは滅多にないことだが、先日から足の指の痛みで通っている方が、鍼をやっても殆ど痛みが取れない。気になって全身を調べたら胃酸過多で左脚が硬くなっていたことが原因していた。てっきり足は走ったり捻ったりで痛めたと思っていたが、腰から下の筋肉に全く筋肉を痛めた反応がなく、胃酸過多による足の痛みと言わざるを得なかった。しかしこんな事は滅多に起こらないので、詳細に話を聞いたら、「まず胃酸過多は筋肉の状態から…

体の反乱

何度か体の反乱の話は書いた。今日来た方見事に体が怒っていた。耳が痛くなったことなどないのに、両耳の痛みと発熱。それと味わったことのない足の痛み、完全に身体から、「こんな生活は止めろ。」と言われている。耳も抗生剤をちゃんと飲んだのかと思ったら点耳薬で終わり。頭痛もあったが薬が効かなかったという。中耳炎などで耳に炎症が起こると内耳神経と三叉神経が近いのでこめかみの強烈な痛みが起こる。ちょっとした薬では…

理屈通りにいかない腰痛

足首が硬くて腰に負担がかかり、ヘルニアと坐骨神経痛をおこしている方が通っている。一時期よりはいいが中々完治までいかない。色々な病院で、「腰のヘルニア、痛かったでしょう。神経ブロックでもしたら。」と勧められている。しかし本人は、「神経ブロックは打ったときだけしか効かないから治らない。」という感覚があり受けたがらない。我々からしてみると少し痛みを感じない間に身体は修復がかかるのでお薦めしたいのだが、本…

複雑すぎた膝痛

最近膝痛の方が多いのは私がブログで膝のネタを数多く書いているからだと患者さんに教えてもらった。先日来た患者さんは実に複雑で1時間の治療中、悩んで頭を抱えてしまった。まず右膝痛なのだが、半月板を手術している。術後改善せず、膝の裏が痛いという。そこにはベーカー腫瘍といって少し腫れもある。それ自体は原因ではないのだが、普通の膝痛と少し痛む場所が違う。珍しいなぁと思いながら、全身を拝見するとまずスタマック…

年をとると共感で幸せになる

女性同士の話は共感で成り立っている。 「私○○と思うんだけど。」 「わかる、そうそう・・・。」 「やっぱりそうよね。」 話の内容より共感することが目的に見えてならない。 男性同士の話は結論が大事である。 「やっぱり○○はこうあるべき。」 「でも△△の場合は当てはまらないから、□□がベター。」 「なるほど、一理あるが、こういう例外の場合はどうする?」 「そうか、じゃ、○○でやるしかないか。」 「今回…

ほんの少しの甘い物、古傷、筋トレしすぎ

常連のご隠居さんがすこぶる健康的な生活をしている。3食を2食にし、夜は早く寝て、早朝から散歩にジム、水泳と余念がない。しかしどういうわけか右坐骨神経痛が治らないという。以前この方は甘い物取りすぎで腰痛を指摘していたので、甘い物(特に食後のデザート)に関しては大分セーブしている。身体を診ると、ほんの少しだけ甘い物を食べている。左腰を診ると古傷が反応していて、足まで硬い。太腿を診ると筋肉痛がある。「ジ…

薬をペンチで砕く話

常連さんの身体を診ていたら、珍しく胃炎の反応があった。どうしたのか聞いたら、「この連休中に歯茎が腫れて酷い目にあった。抗生剤と痛み止めと普段から飲んでいる頭痛薬ですっかり胃を壊してしまった。」と言う。それに困ったことにこの方は錠剤とカプセルが飲めない。錠剤は粉にカプセルは中身を出してしまう。中には硬い薬があって、クラッシャーで粉に出来ない場合はペンチを使うという。薬の中には胃酸や膵液などで溶けない…

ボイストレーニングについて

役者さんがボイトレ(ボイストレーニング)に精を出している。横隔膜を激しく動かすらしい。当然肋骨や筋肉など酷使するという。話しを聞いていたら、「右の肺に空気が入りづらい。」と言う。横隔膜の動きも大事だが、肋骨が自由に動かないと空気は入らない。それを支配しているのは右肩甲骨の動きである。肩関節を柔軟にして肩甲骨の周辺の筋肉を緩めなければならない。特に図に示したように背中の両脇がボイトレでは硬くなる。そ…

脊髄損傷が治せる時代

病院勤務時代はリハビリをやっていたので、「脊損(せきそん 脊髄損傷)は絶対に回復しない。寝たきりで良くても車椅子。患者さんにはしっかり伝えなさい。」と言われ続けてきた。 先日、NHKスペシャルで、「寝たきりからの復活~密着!驚異の『再生医療』」を見て、まるで夢を見ているようで感動した。 番組の中で、「今までは薬で治そうとしてきたが、これからは細胞で治す時代」というコメントもあり、iPS細胞がノーベ…

肘の反乱

常連さんがすこし時間にゆとりが出来て、ゴルフで根を詰めている。元々腰痛で通っていた方なので、腰に対してのケアは万全だが肘に対しては何もしていない。案の定肘痛を味わったが、調べてみるも酷い状態ではなかった。肘痛は中々ゼロにするのが難しい。長い経験で頑張って肘を治療していても、中々うまくいかないことはよくある。そんな時整形で1本の注射で劇的に良くなる姿を見てしまうと、まずは整形で注射が第1選択と言いた…

妊婦の骨盤治療

仕事柄、妊婦さんは多い。訴えが殆ど、「腰痛」と「足の浮腫」で、ワンパターンである。最近はネットで「妊娠中に骨盤調整をして安産」などと出ているらしい。我々からしてみると妊娠中は体重の変化、重心の変化、腹圧上昇、下肢の浮腫など腰への環境は悪い。そんな時に安全確実に骨盤治療(仙腸関節)ができるかは極めて疑問である。今だから言えるが、20-30年前は時々治療したあとから痛みが出たと、妊婦さんから苦情をもら…

褒められて伸びる患者

常連さんの中に、「先生、怒らないで下さい。私は褒められて伸びるタイプなんです。」という方がいる。例えば胃が悪い場合、「あなたは胃が悪いね。」と私なら言ってしまうが、そういう言い方をしないで、「ほんの少しだけ胃の調子が悪いみたいだが、これはすぐ良くなるから心配はいらない。こういう経験をしておくと将来安心だから大丈夫。」と言えと言う。普段そういう言い方をしたことがないから、言葉を考えているうちに手が止…

食事指導して感じること

常連さんの尿酸値が高くて食事指導をすることになった。今はスマホで簡単に写真を撮って食事内容がわかる。調べてみるとやたらお茶を飲んでいる。「ごぼう茶」「ドクダミ茶」など、本人は何気なく飲んでいるが、以前から飲み物はチェックして、一番安全なのがクリスタルガイザーと話をしていたが、何となく味がないので、手を出してしまうのであろう。あとはオリーブオイルの使い過ぎ、Bi-Digital O-Ring Tes…

貧血の薬で左肩こり

常連さんが少し疲れやすいというので調べたら貧血だという。医者に鉄剤をもらった。少し鉄剤は便秘を起こすので、その薬ももらったという。身体を診ると腹圧は高いし、スタマックラインの反応もあり、あまり身体は喜んでいないことがわかった。そして今日は左の肩が気になるという。関係があるのか調べたら、お尻の中殿筋がいつもより硬い。これは足の左右差を意味する。本人が思った以上に胃腸の反応が脚に出て股関節まで影響があ…