長引く痛みにはモヤモヤ血管がある
常連さんから気になる本があるので、読んで感想を聞かせて欲しいという。 「長引く痛みの原因は、血管が9割」 奥野祐次先生(オクノ クリニック院長) ワニブックス タイトルからして唸る内容なので一気に読んでしまった。 奥野先生はカテーテルでがんを治療をする専門医だった。 がん細胞は正常細胞より多くの栄養を必要としているので、血管を作ってしまう。 その血管に小さいサイズの粒子を入れ塞ぐことで、がん細胞を…
常連さんから気になる本があるので、読んで感想を聞かせて欲しいという。 「長引く痛みの原因は、血管が9割」 奥野祐次先生(オクノ クリニック院長) ワニブックス タイトルからして唸る内容なので一気に読んでしまった。 奥野先生はカテーテルでがんを治療をする専門医だった。 がん細胞は正常細胞より多くの栄養を必要としているので、血管を作ってしまう。 その血管に小さいサイズの粒子を入れ塞ぐことで、がん細胞を…
最近がんで手術をしたとか、これからするとかいう方が多い。 患者さんの関心は手術だろうが、我々からしてみると少し視点が違う。 まずは早期発見して頂けたのなら、見つけてくれた医者に感謝である。 次に手術は特別に問題がなければ順調に進むだろうから、無事を祈るしかない。 我々が気にするのはそこからである。 体質や遺伝もあるだろうが、今までの生活習慣で患った部分は大きいだろうから、手術のあとそれをどうやって…
少し読書の時間があったので、「薬は恐い! 病院は危ない! 病気はこうしてつくられる! 医薬業界が死んでも語らない本当のこと」宇多川 久美子 (著), 船瀬 俊介 (著)を読んでいたら、面白いものを見つけた。 それは病名である。 「がん」と言われると「がーん」としてしまい不治の病という感じで、患者のストレスが大きい。 「がん」を「ポン」か「ピョン」にしろというのである。 何となく可愛くて、乳ピョン、…
大分前にある先生から、「人生3つの坂」の話を聞いた。 「上り坂」「下り坂」あとは「まさか」。 この話には唸ってしまった。 仕事柄体を壊している人を診るが、人生まで狂ってしまう方がいる。 こんな事が起こるとは思わなかった。 全くの想定外。 何で私にこんな事が起こるの? 皆、「まさか」を体験した方達の言葉である。 ではどうしたらいいか。 こんな事が起こるとは思わなかったまで想定して、健康管理をするしか…
長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。 長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。 40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。 以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。 お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。 内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。 …
一昨年、スロベニアの元首相で、EU対ガン議員連盟代表のAlojz Peterle氏が日本バイ・ディジタルO-リングテスト医学会副会長の下津浦康裕先生を尋ねられた。 ヨーロッパでは3人に1人ががんにかかり、患者が増え続けてその医療費は莫大で、今までのやり方では経済的に持たないという。 何か別のやり方でがん治療が出来ないかということで、尋ねてこられた。 Bi-Digital O-Ring Testは本…
以前にがんの患者さんから、「最近腰が痛くて嬉しい。」と聞いた。 聞き間違いかと思ったら、本当に嬉しいという。 がんを患うとどうしても生き死にの問題になる。 どれだけあと寿命があるのだろうか。 再発はするのだろうか。 残された家族はちゃんとやっていけるのだろうか。 寝ても覚めてもがんが頭から離れないという。 そんな時腰が痛くなると、腰痛では死なないと思ってしまうと言う。 ひどく痛みを感じるということ…
この時期、気候が温暖になり何となく気が緩む。 風邪を引く人が多かったり、坐骨神経痛や冷え性で悩んだりは、病気に対して無防備になっている証拠である。 寒ければ寒いほど人は気を締めるので風邪を引かないものだ。 冬の間、お腹を暖める治療をしていた方も、もういいかなぁと止めてしまうと途端に胃腸障害が起こる。 そして風邪を引き、下痢をする。 同じパターンの人が日に数人来るから、またかと思ってしまう。 昔から…
腸に関しては乳酸菌を始め、食品チェック、排便、腹圧の話など色々としてきました。 「便移植」と聞くとちょっと気持ち悪いと感じるかもしれませんが、健康な人の腸内細菌を患者に移植し、腸内細菌の勢力を塗り替えてしまおうとする治療法があります。 抗生剤などの多用で耐性菌を持った腸や潰瘍性大腸炎など中々効果的な治療方がない患者さんに有効と分かりました。 治療に際しては必要な菌だけ選別するといいのでしょうが、実…
最近は時々この言葉を聞きます。 「医者を選ぶのも寿命のうち」 いい先生にかかると長生きできるが、そうでないと寿命が短くなるということでしょうか。 「がん難民」という言葉が定着して、本当に先生とのご縁は大切です。 ではどうやっていい先生と巡り合えばいいのでしょうか? 名医100人で調べて、かかればいいのでしょうか。 いい先生にかかるコツを少しお話ししたいと思います。 まず第一に定番の病気はある程度決…
先日、アトピー性皮膚炎でおみえになった方が、ステロイドを使っていたが、あんな物はすぐ止めろと言われて止めたらリバウンドしてしまった。 抗がん剤は毒だから使ったらおかしくなると言って、止めたらがんが増殖してしまった。 どうも世間では治療法に対して、白黒つけたがる。 グレーの話が殆どない。 これは困ったことである。 長年の経験から言えることは、「治療法は殆どグレー」である。 アトピー性皮膚炎もステロイ…
この言葉は以前、痩せるテレビコマーシャルか何かで、患者さんから教えてもらった。 何もしなければ痩せるわけがないという話だ。 先日がんのセミナーでゲルソン療法など食事に関する話が多かった。 ゲルソン先生は頭痛持ちで、肉、脂肪、塩分などを控えたら治ったという体験がある。 ナトリウムを摂るな、カリウムを摂れ、動物性タンパク質の禁止、糖分制限に、コーヒー浣腸と厳密にするのは大変かもしれない。 しかし今の身…
仕事柄、「私の骨盤はずれていませんか?」とはよく聞かれる。 昔だったら正直に、何処何処がどうでここがこうなっていると馬鹿丁寧に答えていたが、最近は「骨盤も人生も曲がっている。」と答えることにしている。 これはある時、お花の先生の写真集を見ていたら、虫食いの葉っぱが生けてあった。 これは何かの間違いだろうと思って、先生に聞いたら、 「ただ美しい花ばかりでは面白くない。人は年をとると人生が虫食いみたい…
これは教えて戴いた話だが、金星を天体望遠鏡で見ると全て明るくないそうだ。宵の明星・明けの明星と言われ日の出・日の入りには目立つがほんの一部しか明るくない。 暗いところがかなりあるという。 しかし遠くから見ると金星全体が輝いて見える。 これを見て真理を教えて下さった。 近くから見ると欠点があっても、一部分の強い輝きで、遠くから見ると欠点が消えてしまう。 だからいかにその光を強くすることが大切かという…
治療にもレベルがあっておおよそ3段階で考えている。 第1段階は身体のゆがみを治す治療。 首肩腰はもちろんのこと、顎関節や仙腸関節などあらゆる関節を治すことで治癒に導こうとする。 これには基本的に食生活などの環境は変えない。 ゆがみだけ治して身体の回復力を上げる方法である。 第2段階は乳酸菌を使う方法。 これはがんやアトピー性皮膚炎、花粉症などの粘膜や免疫などを上げることによって、治癒に導こうとする…
最近、ピロリ菌除菌の話がよく出る。 少し話をまとめてみたい。 以前は胃のように強酸状態で生息できる菌はいないと思われていたが、犬の胃液かららせん菌を見つけた。 その後、ピロリ菌の存在が確定し、胃がんとの関係が指摘され、萎縮性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などでも除菌が推奨された。 年齢と共に感染率が上がり、日本人の6000万人がピロリ菌に感染している言われている。 しかし胃がんの発生率は地域差があり、…
これはN響(NHK交響楽団)の方から聞いた話だが、指揮者の岩城宏之先生が職業病である頸椎後縦靭帯骨化症を患った。 たまたま私もテレビを見ていて、こんなにすごい首のコルセットがあるのかという装具を着けながら、指揮棒を振っていた。 その後も続けざまに3ヶ所ぐらいがんを患った。 後縦靭帯骨化症だけでも難病なのに、がんを患っても必ず復活して指揮をしていた。 ある時、楽団員の方が先生とのお酒の席で、 「先生…
最近は免疫関係の病気の方が気になります。 がんや鬱病、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などはもちろんのこと、坐骨神経痛なども腸の免疫を上げないとなかなか治らない人がいます。 治りにくい人は殆ど胃腸に問題があります。 胃腸の内視鏡検査で大丈夫と言われても、実際に食べ物を入れて腸がちゃんと働くかはわかりません。 何とか腸に働いてもらうために当院では乳酸菌を薦めています。 ビオフェルミンなどはなじみも…
先日新聞で2020年には認知症患者が300万人近くになるという。 あまりの数の多さに驚いてしまった。 血管障害が日本の認知症の特徴だが、アルツハイマー病も増えているという。 東洋医学に何かアプローチは出来ないだろうか。 数年前からBi-Digital O-Ring Testを使い、「物忘れ」と「鬱病」の治療はおこなっている。 頭の神経伝達物質を測り、重金属沈着を調べ、ウィルス感染の程度を数値化する…
以前に「身体は借り物と思えばいい」という話をしましたが、身体の何処かが痛む場合、痛みには理由があります。 例えば腰が痛い場合、足が硬いとか背中に負担がかかりすぎたとか、右と左脚が極端に違うとか、明確に理由があって身体は腰に痛みを出す。 だから体の要求をちゃんと聞いてあげないと、やがて体は反乱を起こす。 特にこの傾向が強いのは体力に自信のある方。 我慢強い方。 すぐに根を上げない方。 挑戦や達成を生…