キーワード がん

高血圧治療のコツ

先祖が高血圧でなにか予防策はないかという質問を受けた。 次の3つが大事だという話をした。 1.精製塩をヒマラヤ岩塩に変えること。 これは精製塩の取り過ぎで高血圧はよく知っていると思うが、ミネラルたっぷりのヒマラヤ岩塩は血圧を上げないという。 昔ヒマラヤは海の中で大陸移動などの地殻変動で山になった。 海底の豊富な栄養素がたっぷりである。 ヒマラヤ岩塩の免疫に関する研究論文も多い。 2.抗ウィルス剤を…

甘い物取りすぎで肘痛が治らない話

手を使う職人さんが前立腺がんを手術した。経過は順調だが、少し食生活に問題がある。乳製品と甘い物取りすぎである。両方ともがんの促進因子なので制限をかけたくて、「甘い物取りすぎで左腰痛」の話はしているが、この方中々甘い物がやめられず左腰痛が慢性化している。年末に仕事が忙しく、手を使う分、肘痛が全く治らないという。「この肘痛は甘い物をやめれば楽になります。」と言ったら、怪訝な顔をしていた。理由は簡単で、…

正しい医療のための10か条

これはある病院が掲示した「正しい医療のための10か条」である。 1.常識を疑ってかかること。 2.テレビや新聞の言う事は信じないこと。 3.情報やネットや書籍で幅広く収集すること。 4.自分の感覚を大切にして直感を信じること。 5.症状は治るための免疫反応と心得ること。 6.病気は体からのメッセージと心得ること。 7.日本にも世界にも伝統医学があり、高い効果があることを知ること。 8.西洋医学は緊…

看病について

最近はがんで入院していると聞いても驚かなくなった。 家族の誰かが入院していれば、当然看病という話になるだろうが少し我々の目に映る話をしたい。 病院勤務時代に病棟回りをしていて、患者さんではなく看病している方がヘトヘトになっている光景をよく見た。 患者さんは栄養状態から全て管理されて寝ているだけなので、血色のいい方は結構いる。 しかし家族となると長時間の慣れない看病と落ち着かない病室で中々気が休まら…

痔と免疫

以前、咳が止まらない年配のご婦人をBi-Digital O-Ring Testで全身スキャンしたら、膀胱周辺に異常を見つけた。 婦人科の可能性も低いし、痔ですかと聞いたら、「そうだ。」という。 いつからですかと聞くと、出産してからと言う。 出産後の痔はよくあるので仕方がないが、子供がもう50才近いので、いかにほったらかしかがわかる。 免疫を上げるのに痔は治さないと他の病気が治らないから、すぐに肛門…

水断ち治療について

以前テレビを観ていたら、「いい植木を作るには、一度水断ちをするといい。花自身が我慢していい実や花が咲く。」と言っていた。お花の先生に聞いたら、その通りだという。トマトなどは我慢させて、ストレスを与えると甘くなるという。治療も似たところがあって、ただ鍼灸をすればいいということではない。治療がうまくいっていても一度治療をやめて、本人の回復力を診ることがある。最近大腸がんと腰を手術をした方が、灸治療が効…

テロメアについて

Bi-Digital O-Ring Testでは良くテロメアの話をする。テロメアは染色体の両端についていて細胞分裂するたびに短くなる。一つの細胞の元気指数と言ってもいい。生まれた子供はテロメアが高いし、年をとると下がる。いい物を食べればテロメアが上がるし、良くない物を食べれば下がる。がんができればその患部のテロメアは上がる。がん細胞が分裂して活動的になるわけだ。そうなると正常細胞のテロメアは下がる…

笑いについて

ジャーナリストのノーマン・カズンズは不治の病と言われた膠原病(治癒率が500分の1)から笑うことで奇跡的な回復をしました。 そのやり方は奇抜で病室には映画や漫画など腹を抱えるほど笑える物を持参し、あまりに笑い声がうるさいので他の病室から苦情がきたそうです。 その後、「笑いと治癒力」という著書の中で笑うことの効用が書かれています。 また遺伝子研究の第一人者、村上和雄先生のご講義で下記のように内容を伺…

ピンピンコロリについて

最近学会でもPPKと書いてあるから何の略かと聞いたら、「ピンピンコロリ」だという。 嘘みたい話しだが、プレゼンテーションに「PPK」と書いてある。 しかしよく考えるとこのピンピンコロリ、意外と難しい。 まずは死因の殆どが「がん」と「血管-脳卒中と心臓病」の疾患だから、免疫と高血圧に気をつけると予防できる。 乳酸菌と塩分制限、少々の運動でピンピンである。 次にコロリだが、これが難しい。 コロリは血管…

左肩甲骨の動きの悪さ

肩甲骨の動きというのはとても大事で、腰痛や首のゆがみにも影響があります。色々な方を診ているとと左肩甲骨だけ動きの悪い方がいます。この理由は殆どが、心臓、胃、膵臓、腸です。これらの臓器は全て左側に反応が出るので、長年悩みがあって(心臓に反応が出ます)、便秘(左腰に反応が出ます)なんて言うと左背中、特に肩甲骨が動かなくなります。右の肩甲骨の動きと比べて差があればあるほど、治療用期間を意味しますから長年…

アトピー性皮膚炎とお腹の温熱

これだけ暑い日が続くとお腹に温灸器を当てようという気がなくなる。がんや腸の治療をしている方も来る回数が減る。しかし久しぶりに来てお腹に温灸器を当てるとほぼ例外なく、「気持ちが良い。」と言う。結局、エアコンや冷たい飲み物などで腸が冷やされているのである。先程もアトピー性皮膚炎の方がさして原因もないのに悪化したという。色々調べたが特別何処かの機能低下を起こしたわけではない。数ヶ月前と何が違うかと聞いた…

人は希望で生きられる

これは聞いた話だが、がんで余命宣告された患者さんが、その余命が切れた日に診察を受けたという。 「先生まだ大丈夫です。生きています。」 何ともシニカルな話だが、気持ちは分かる。 よく寿命と言うが人は生きていくのに必要のないものは見えないようになっている。 例えば60才の方が83才で亡くなるとすると、毎日あと22年と12ヶ月4日2時間35分と寿命を必ず逆算する。 この段々減っていく感じ、人は耐えられな…

腰の炎症?

大腸がんと腰の手術をした方が、術後は良かったが症状が悪化して、最近は歩くのも不自由だが原因は何かという話になった。話を聞くと漢方で足の血流剤を飲んでもリハをしても、風呂に入っても何をしても楽にならないという。血行不良なら全て効くはずだが、原因が血行不良ではないと身体が言っているのである。では何か。私は「腰の炎症」だと思うという話をした。本来ならこの炎症によく効くリリカ(神経性疼痛治療薬)がいいのだ…

足のシビレと帯状疱疹

今日、ご紹介で来た方は右膝が痛くなった後に右足がシビれて感覚が半分しかないという。歩くのにも不自由でよくつまずくという。病院等で膝は良くなったが、シビレが取れないという。最近は手も少しシビレを感じるという。身体を拝見すると右膝痛で左足に負担がかかっている。ならば左足がシビれそうなものだが右足だという。使ってもいないのになぜシビれるのか。脳梗塞もなさそうだし、少し考えてしまった。既往歴を聞くと大腸が…

のらりくらり

これは私の師匠の患者さんの話だが、乳がんの末期の方が大量の乳酸菌療法で10年以上延命している。 一時は肺にも転移したが、小康状態を保っている。 性格が明るい方で、あまりクヨクヨしないタイプだ。 ある時、ガンセンターで肺の影を指摘されたので、詳しい検査のために指定された日に受診することになった。 師匠も「ガンセンターでの検診結果を教えて下さい。」と言ったら、その日は行かないという。 理由を聞いたら、…

どうせ治りっこない

以前、膝の半月板を痛めた方が治療しても中々良くならなかったので、諦めてしまったという。 たまたまご縁があって当院で治療してから1年ぐらい経ってから、本人も納得するぐらい回復した。 経過が良かったので本人はすっかりこれでいいと思って、来なくなってしまった。 そうしたら1ヶ月ほど前から膝がまた痛み出し、医者に行ってMRI検査など徹底的に調べてもらったが、特段以前と変わりはないという。 本人はこれだけ痛…

長引く痛みにはモヤモヤ血管がある

常連さんから気になる本があるので、読んで感想を聞かせて欲しいという。 「長引く痛みの原因は、血管が9割」 奥野祐次先生(オクノ クリニック院長) ワニブックス タイトルからして唸る内容なので一気に読んでしまった。 奥野先生はカテーテルでがんを治療をする専門医だった。 がん細胞は正常細胞より多くの栄養を必要としているので、血管を作ってしまう。 その血管に小さいサイズの粒子を入れ塞ぐことで、がん細胞を…

視点の違い

最近がんで手術をしたとか、これからするとかいう方が多い。 患者さんの関心は手術だろうが、我々からしてみると少し視点が違う。 まずは早期発見して頂けたのなら、見つけてくれた医者に感謝である。 次に手術は特別に問題がなければ順調に進むだろうから、無事を祈るしかない。 我々が気にするのはそこからである。 体質や遺伝もあるだろうが、今までの生活習慣で患った部分は大きいだろうから、手術のあとそれをどうやって…

言葉の力

少し読書の時間があったので、「薬は恐い! 病院は危ない! 病気はこうしてつくられる! 医薬業界が死んでも語らない本当のこと」宇多川 久美子 (著), 船瀬 俊介 (著)を読んでいたら、面白いものを見つけた。 それは病名である。 「がん」と言われると「がーん」としてしまい不治の病という感じで、患者のストレスが大きい。 「がん」を「ポン」か「ピョン」にしろというのである。 何となく可愛くて、乳ピョン、…

人生3つの坂

大分前にある先生から、「人生3つの坂」の話を聞いた。 「上り坂」「下り坂」あとは「まさか」。 この話には唸ってしまった。 仕事柄体を壊している人を診るが、人生まで狂ってしまう方がいる。 こんな事が起こるとは思わなかった。 全くの想定外。 何で私にこんな事が起こるの? 皆、「まさか」を体験した方達の言葉である。 ではどうしたらいいか。 こんな事が起こるとは思わなかったまで想定して、健康管理をするしか…