キーワード 坐骨神経痛

ベテランと子育て

気がついたらこの仕事を35年やっていて、すっかりベテランの域に入ってしまいました。 名人まではほど遠いですが多少経験を積んだ分、新人とは違うと思います。 では何が違うかと考えてみたら、待てるかどうかだと思いました。 例えば坐骨神経痛でも捻挫の後遺症でも、長年やっていると身体の本音が分かってきます。 そして身体が今はどういう時期で、これからどう変化するかも分かってきます。 ですからこちらは一番いいタ…

肩と腰を揉まない治療

最近、治療しながら殆ど肩と腰を揉まないやり方に変わってきたと感じた。 以前から腰痛にして、腰に原因がないと言い続けてきたが、益々その傾向が強くなってきた。 最近一番治療しているのは、「頭皮」「首のゆがみ」「お腹」「腕」「ふくらはぎ」である。 結局、身体の末端とお腹しかいじっていない。 理由の一つにパソコン病や鬱病、坐骨神経痛、アトピー性皮膚炎など一昔前には少なかったが、最近はそういう人達ばかりであ…

乳酸菌で豚が穏やかに

最近は免疫関係の病気の方が気になります。 がんや鬱病、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などはもちろんのこと、坐骨神経痛なども腸の免疫を上げないとなかなか治らない人がいます。 治りにくい人は殆ど胃腸に問題があります。 胃腸の内視鏡検査で大丈夫と言われても、実際に食べ物を入れて腸がちゃんと働くかはわかりません。 何とか腸に働いてもらうために当院では乳酸菌を薦めています。 ビオフェルミンなどはなじみも…

記録を残す

先日かなりひどい坐骨神経痛の方が来た。 歩くのも辛いし、寝返りも出来ない。 数日前にゴルフで無理をして右脚を痛めたという。 以前にも同じようなことがあったが、治ったのですこしバカにしていたら歩けなくなってしまったという。 とにかく太腿の痛みが強い。 飲み薬が効かず、座薬で何とか生活できるレベルだという。 夜中にうずくのでよく眠れないという。 見るからに辛そうである。 ほぼ毎日の治療で薄皮を剥ぐ如く…

治療の分かれ道

ゴルフなどをよくされる方が最近調子が良いという。 初診時はかなり坐骨神経痛がひどく、まめに手入れをしたり摂生をして戴いた部分が大きい。 最近は治療をしていても悪いところが殆ど見つからない。 仕事柄いかに辛い症状を早く取るかばかり考えてしまうが、何処も辛くないと言われると少し気が抜けてしまう。 しかし皆さんが病院で言われるように、悪くなってからの治療では手間もお金もかかるのです。 治療は基本的にマイ…

いつまでも残る古傷

年配の方を治療していると古傷をこちらが発見することがある。 5年ぐらい前までは35年前の古傷を治療していた人が一番だった。 20才の時にアキレス腱を痛めて55才で坐骨神経痛の治療をしていた。 ところがあるおばちゃんがあっさりその記録を抜いた。 85才で通院していたおばあちゃんは、20才で農家に嫁にいき腰を痛めた。 当時のことだから舅・姑の目もあり治療など十分受けられない。 腰を痛めたまま時間だけ過…

治療家とトレーナーの違い

膝が痛くて足の筋肉を鍛えるためにトレーナーに指導をしてもらったが、痛みが取れず当院に来る方がいます。 どうしてそういうことが起こるのでしょうか? 理由は簡単です。 トレーナーは根本の考え方が筋肉をどうやって増やすかしか考えていません。 我々治療家は症状をどうやって取るかしか考えていません。 トレーナーはゼロをプラスに、治療家はマイナスをゼロにする事しか考えていません。 膝が痛いのですから、弱い筋肉…

母なるリハビリについて

最近、アキレス腱や膝の手術をした後、リハビリを十分しないために、坐骨神経痛が起こってしまった患者が続いた。 私が病院勤務の頃は救急指定だと大体、脳卒中か交通事故の患者がほとんどなので、リハビリはかかせない。 しかし最近はリハビリをやっていない病院が増えた。 場所も取る、人手もいる、時間はかかる、保険の点数は高くないと病院の経営にはマイナスだ。 手術をして退院となると治療はそれでおしまいと思ってしま…

冷え性について

前々回、細身の女性の特徴を書いたら、かなりの反響をいただいて同じ悩みを持つ方の多さに驚いた。 今回はこれからの季節を考え、冷え性について書いてみたい。 3年前は寒さのきつい冬で冷え性による坐骨神経痛の方が日に何人も来た。今までは足湯の話をしていたが、水の扱いが大変だったり面倒くさかったりで、薦めてもやる方は殆どいなかった。 そんなあるときpanasonicのスチーム足浴器の話を聞いた。お湯を使わず…

強い形質はバッテンで遺伝する

仕事柄、親子3代の身体を拝見するケースは多い。その中で常に感じていることは、「強い形質はバッテンで遺伝する」ということです。 お父さんの身体の特徴はおばあちゃん(実母)からもらい、その形質は娘にいく。だから娘とおばあちゃんが似ている。たとえば骨格がしっかりしていて、筋肉の質が良く瞬発力に富む、疲れ知らずで回復が早い、こういう強い形質は似やすい。 娘が強い形質を持っていると「貴方、お父さん似でしょう…

いい先生の見分け方

最近はマッサージブームとやらで、何処をみても「癒し」の文字が町中に溢れています。これだけ多くの治療院があると選ぶのも一苦労です。すぐにいい先生と出会えればいいですが、皆さんからよく聞こえてくる声をまとめてみますと次のようになります。 1.外観はおしゃれだけど技術は大丈夫? 2.免許持っているのかしら? 3.サプリメントばかり薦められるけど・・・ 4.信頼できるの? どれもごもっともな疑問ばかりです…

腰痛の真の原因

当院のような鍼灸院で扱う腰痛には特徴があります。「ほおっておいて治るほど軽くはないし、病院でレントゲンを撮ってもらって異常はないと言われたけど治らない。薬が効かない。最近ひどくなってきた。鍼灸でも試してみるか。」ですから脊髄損傷のような難しい方は来ませんし、骨折も来ません(後遺症の方は来ますが)。そうなると坐骨神経痛が多くなります。それも数十年かけて徐々に悪くなった方や、最近冷えた方、交通事故の後…

内転筋の話

内転筋とは太腿の内側の筋肉のことである。スポーツ選手は内転筋の重要性を理解しているが、一般的には知られていない。長年人の身体を診ていると老いによって身体の何処がどう変化するのかが見えてくる。特に男性の場合、40代後半ぐらいからお腹は出てくるのに太腿は細くなってくる。太腿が細くなりだした頃から根気がなくなったり、坐骨神経痛で腰が痛くなったり、医者に行くとコレステロールが高いとか言われだす。精力もなく…

お薦め商品一覧

患者さんの症状によっては自宅で少しでも楽になればと、機械や健康食品などを薦めることは多い。三越の商売ではないが、色々と試した中で厳選したものだけお教えすることにしている。ある方から一覧表にして、出して欲しいとのことなので紹介する。 【スチーム足浴器】これは10数年前にとても寒い季節があって、冷え性の方が次から次へと来ていた。こういう方達には足湯を勧めるのだが、お湯や排水の管理が大変とかで、中々実行…

「老い」のパターン

100才のおばあちゃんを送った方が、今度は自分が具合悪いという。おばあちゃんの面倒を見ていた時は、腰や膝が痛いなどとあまり言わなかったが、久しぶりに治療を受けに来てあっちもこっちも痛いという。詳しく調べるとまず太腿が細くなっている。介護疲れであろうが、これでは膝が痛くなってしまう。次に脛が硬くなっている。これは膝の痛みとストレスであろう。そうなると足首が硬くなる。そして坐骨神経痛、腰痛と起こる。こ…

冷え性

夏の冷え性 顔面神経麻痺や坐骨神経痛、冷え性の方は春が危険です。寒かったのが急に暖かくなると、女性は薄着になり油断します。 冷え性も一番多いのは冬ではなく、夏のエアコンです。お出かけ前が暖かくて、急に気温が下がれば簡単に症状は悪化します。 無理なく、無駄なく、油断なくが大切です。 電磁波の影響 身体にいい物を取っていても部屋の中に強い電磁波があるとなかなか良くなりません。一番良くないのはIHクッキ…

噛み合わせ

まず歯から いつも手の使いすぎで関節痛を訴えてくる方が、今日は手の平が痛いという。調べてみると背中が硬くて、おかし いと思って聞いたら、入れ歯の調子が悪いという。本人、入れ歯と背中、手の痛みが結びつかないだろうから説明した。歯の噛み合わせはとても大事である。鬱 病でもがんでも、免疫関係、身体の何処に痛みがあっても歯は一番最初に治してもらう。我々が治療して、少しでも歯がおかしくなると我々の治療効果は…

頭痛

頭痛の原因 まずは眼・歯・鼻の病気との関係。痛みの出ている場所に近いことが原因だが影響力は大きい。次に骨格のゆがみ、首でも肩でも、腰や胸骨(胸の前面の骨)のゆがみまで影響する。次はホルモン異常。これは女性の場合、子宮卵巣関係を疑う。次は自律神経失調症。これは交感神経優位など偏りが影響している場合が多い。次に腹圧。胃腸の機能障害や腹圧の上昇による心臓圧迫などで起こる。次にこれがやっかい。感染症。血管…

膝の痛み

膝の治療10通り 膝に痛みで来院される方が多い。膝治療に関して思いつくだけでも10通りの方法が浮かぶ。 変形がひどく手術をしなくてはいけない方は別だが、今までの経験でほとんどの方がこの治療でうまくいく。ただし気をつけなければならないのは膝の熱だ。膝 が熱を持っている場合、熱を取らない限り治療がうまくいかない。治療前には必ず患部の熱を診るようにしているが、皆さんは意外と膝の熱に気がつかない。膝 治療…

喘息(ぜんそく)

喘息の治療 東洋医学的に喘息の治療は色々と出来ます。医者から気管支拡張剤をもらっている方も多いですが、出来れば減らしたいというのが本音ではないでしょうか。喘息の場合、身体に出る反応点は首の後ろ、腕、胸と大体決まっています。反応の強い点を治療すれば薬を減らすことは可能です。あと気になるのはご自宅の環境です。エアコンが古かったり、絨毯を敷いていたり、ペットを飼っていたりするとなかなか呼吸器の病気は治り…