下腹部の反応点「ハムストリング」
ハムストリングとは図のように太腿の後ろを指す。坐骨神経痛で痛くなるところだが、下腹部の反応点でもある。下腹部は胃が落ちるか腸、膀胱、生殖器の反応を示している。その中の臓器に問題が起こるとハムストリングが硬くなる。ある程度経験的にわかっていることだが、意外と知られていない。この時期冷たいものなどの取り過ぎで左腰痛が出ると左ハムストリングが硬くなる。それ以外で婦人科の病気の時も硬くなる。坐骨神経痛の治…
ハムストリングとは図のように太腿の後ろを指す。坐骨神経痛で痛くなるところだが、下腹部の反応点でもある。下腹部は胃が落ちるか腸、膀胱、生殖器の反応を示している。その中の臓器に問題が起こるとハムストリングが硬くなる。ある程度経験的にわかっていることだが、意外と知られていない。この時期冷たいものなどの取り過ぎで左腰痛が出ると左ハムストリングが硬くなる。それ以外で婦人科の病気の時も硬くなる。坐骨神経痛の治…
新米ママの身体を診るとどれくらい子育てをやっているかがわかってしまう。赤ちゃんは10ヶ月間、母親の心臓を感じながら成長している。生まれたあとも同じ拍動を感じたいために、どうしても左のおっぱいを欲しがる。新米ママの中には左右の胸の大きさが変わることを嫌がって、どうしても右をもっと飲みなさいと言う方もいるが、赤ちゃんは納得しない。いつも子供を抱いて仕事をする時は、殆どが左で抱くので左腕や肩がこる。右肩…
この時期、坐骨神経痛の方は多い。ちょっと気温が上がり、エアコンを入れて腰が痛くなったり、冷たい物や暴飲暴食で胃腸を壊して腰に反応が出る。理由は様々だが、患者さんの話を聞いているとお尻が痛いのは全て同じと思っている。我々から見ると部位別で意味がある。まずは真横が痛い場合は、これは中殿筋と言って脚のアンバランスで反応するので、ここが痛ければ脚に左右差がある可能性が高い。次にそれより少し真ん中寄りの所は…
ある患者さんは背骨が側弯で、冷え性、婦人科の病気に胃腸虚弱、喘息に不眠症と病気の問屋さんである。 話を聞くと仕事は激務で、常にイライラしていて肩こりがなかなか治らない。 定期的に通ってはいるのだが、本人もこちらも納得のいく結果は出ていない。 そんな時にたまたま坐骨神経痛がひどくなり、夜寝る前にたった5分ストレッチをやったら、朝が全然違うという。 気をよくして朝もやったら、授業中が楽だという。 楽し…
以前、メルマガ配信で「還暦を越えた男性は家事がお薦め」を書いた。これには理由があって、中年男子がジムに行って筋トレするときに以前よりウエイトを上げたと言うと何とも格好がいい。「この間までバーベルは60kgだっだが、今は65kgだ。」と言われると頑張っているんだなぁと感じる。「最近はスクワットの回数も増やしてね・・・・。」まさに中年男性のヒーローである。しかし私は職業柄、筋トレで身体をおかしくした方…
前回、当院のお薦め商品一覧を書いたが、第2弾を紹介したい。 【直貼】寒い季節になるとホカロンが欲しくなる。鼻水が出た時など首の後ろに貼ると気持ちが良い。しかし貼るホカロンの場合、温度が60℃ぐらいになり肌着が薄い時など低温火傷を起こす。酷いケースになると皮膚がむけてしまい皮膚移植が必要になる。厚手の洋服の上からでは中々暖まらないし、温度調整が難しい。温度を上がらないようにして皮膚に貼れればと思って…
仕事柄日舞をやっている方はよく来る。膝を痛めたとか、腰が痛いとか言うことは殆ど同じである。時々本番が近づいて稽古を普段よりこなして、膝にピキッという痛みを感じる方がいる。これは半月板に負担がかかっていることが多い。半月板は一度痛めると血行が悪いところなので、中々自然に良くなることは少ない。特に日舞は膝に荷重をかけた後、少し捻る、これが半月板に悪い。階段の上り下りで膝が痛くなくても、荷重と捻りで痛み…
以前から、「二十歳の時の体重と比べて10kg以上太ると殆どの方が坐骨神経痛が出る。」と言っているが、太ることにより鬱病もふえる。当院では12年ほど前から鬱病患者が急増して、こちらも必死に勉強して今ではなんとか治療出来るようになったが、治療を始めると治る方と治らない方は真っ二つに分かれる。治らない方達の全身をBi-Digital O-Ring Testを使って調べると、例外なく胃腸障害がある。胃腸を…
常連さんが腰痛で3回治療したが、全く効果がないという。以前、この方は膝を痛めたり、坐骨神経痛が出たりしていたので、今までと同じ理由の腰痛だろうと思っていたら今回は様子が違う。腰が痛いのは左なのだが、右の股関節に痛みがある。左腰痛は何度も書いているが胃腸が絡むので、そこを治療するとうまくいくが今回は全く駄目。鎮痛剤のロキソニンがバッチリ効くという。これは見落としているものがあるに違いないとくまなく調…
これだけ暑い日が続くとお腹に温灸器を当てようという気がなくなる。がんや腸の治療をしている方も来る回数が減る。しかし久しぶりに来てお腹に温灸器を当てるとほぼ例外なく、「気持ちが良い。」と言う。結局、エアコンや冷たい飲み物などで腸が冷やされているのである。先程もアトピー性皮膚炎の方がさして原因もないのに悪化したという。色々調べたが特別何処かの機能低下を起こしたわけではない。数ヶ月前と何が違うかと聞いた…
以前、膝の半月板を痛めた方が治療しても中々良くならなかったので、諦めてしまったという。 たまたまご縁があって当院で治療してから1年ぐらい経ってから、本人も納得するぐらい回復した。 経過が良かったので本人はすっかりこれでいいと思って、来なくなってしまった。 そうしたら1ヶ月ほど前から膝がまた痛み出し、医者に行ってMRI検査など徹底的に調べてもらったが、特段以前と変わりはないという。 本人はこれだけ痛…
ぎっくり腰や坐骨神経痛、ねちがいなどが慢性化する方は多い。 またやっちゃったと言う。 あまり痛みが強いと、何か予防法はないかという話になり、毎月通いますからメンテをお願いしますと言われる。 しかし毎月来る方は殆どいない。 次に痛くならなければ来ないのが現状である。 9ヶ月ぐらいしてまた痛みが出ると、2ヶ月前に来ようと思っていたと言う。 現実問題中々、月に一度来れる方は少ない。 しかし予防はしたい。…
以前病院のリハビリで30代の方の膝を治療をしていたが、中々改善せず困ったことがあった。 怪我の内容は軽い靭帯損傷だったと思うが、固定やリハビリなどで2ヶ月もしないぐらいで回復するのが常である。 しかし3-4ヶ月通院されていてこちらも焦り、担当の外科部長に相談しても、「痛ければ注射はするけど・・・。」で、なすすべがない感じである。 こちらはリハビリで毎日顔を合わせるので、色々と治療法を変えてみたが効…
漢方では腎虚(じんきょ)と言って虚弱体質の方を表現することがある。 腎虚と言っても腎臓の機能だけを差すわけではなく、内分泌系や免疫機能低下によっておこる症状を言う。 男性に当てはめれば精力減退といった所だろうが、頻尿、耳鳴り、身体のだるさ、手足のむくみいわゆる「生気」がない状態をいう。 タイプで言えば当然小鳥タイプであるが、細身で冷え性、婦人科疾患の方は当てはまる。 そういう方は殆どが耳の病気を持…
長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。 長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。 40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。 以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。 お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。 内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。 …
夏の定番は「冷たい物取り過ぎ」「エアコン」「足の冷えと浮腫」「左腰痛・坐骨神経痛」「喉を痛める」である。 まず冷たい物をなるべく摂らないようにしても胃に負担がかかる。 胃がやられれば腸までおかしくなる。 エアコンもなくては過ごせない。 子供の頃は気温が30度を超えたというと驚いたが、今は35度を超えてもそんなに驚かない。 日本がすっかり、亜熱帯のような気候になってしまった。 冷たいものとエアコンで…
仕事柄芸能関係の方を治療することがある。 舞台やコンサートを見に行くと、私が治療した所ばかり気になり、内容などは殆ど覚えていない。 この間治療した膝は大丈夫だろうか? 坐骨神経痛は悪化していないだろうか? 胃炎は治まっているのだろうか? 楽器はちゃんと演奏できるのであろうか? そんな所ばかり見てしまうのは職業病であろう。 海外も含め、地方公演の後など、「今回の地方公演は大変でした。移動が大変でスケ…
この時期、気候が温暖になり何となく気が緩む。 風邪を引く人が多かったり、坐骨神経痛や冷え性で悩んだりは、病気に対して無防備になっている証拠である。 寒ければ寒いほど人は気を締めるので風邪を引かないものだ。 冬の間、お腹を暖める治療をしていた方も、もういいかなぁと止めてしまうと途端に胃腸障害が起こる。 そして風邪を引き、下痢をする。 同じパターンの人が日に数人来るから、またかと思ってしまう。 昔から…
以前、男の38才説の話を書きました。 男は33才ぐらいから体調が変わり、何となく20才の頃と違うと感じ始めます。 しかし頭の中は若い頃と同じなので、何でも出来ると思っていて5年間ぐらい我慢します。 しかし38才ぐらいになると坐骨神経痛などが少し本格的になって、我々みたいな鍼灸・マッサージの文字が気になりだします。 殆どの方が20才より体重が10kgぐらい増え、中年太りになっています。 本人は特別食…
鬱病で通っている方は多く、治療するたびに頭の回転と体力の問題にぶつかる。 鬱病は本来やる気が出ないのだが、薬によって急にやる気が出たり、頭が回り出す方がいる。 もちろんいいことなのだが、少しすると必ず、「体がついていかない。」と言う。 では頭の回転を落とすと全くやる気がなくなってしまう。 薬によって振り回されてしまう。 薬の量も体調で変わり、常に適量飲むというのは至難の業だ。 少し頭が回るようにな…