「食べ物の通り道」と「空気の通り道」

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとどうしても難しい方がよく来る。
「EAT(Bスポット療法)」「マウスピース」「乳酸菌」などは定番でよく指導しているが、鍼灸院に来てどうしてそんな指導を受けるのか疑問に思っている方がいるようである。
こちらが考えていることは、どうやったら「食べ物の通り道」と「空気の通り道」を整えられるかということである。
まず「食べ物の通り道」だが、歯で噛んで咽頭を通り、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門が通り道である。
この何処かに異常があれば粘膜や免疫の問題が起こる。
そうなると噛み合わせ、胃炎、便秘、痔などはチェックする。
次に「空気の通り道」である。
本来空気は鼻から吸うのが正しいのだが、鼻が悪いと口呼吸になってしまう。
鼻、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺が通り道である。
そうなると鼻炎、咽頭炎、気管支炎、肺の病気などをチェックする。
この何処かに異常があればやはり粘膜や免疫の問題が起こる。
この2つを整えてその後に、自律神経や骨格のゆがみ(マウスピース)、何を食べているか、どういう物の考え方をしているかなどを調べていく。
これを順番通りやっていくだけで、かなりの部分は治っていく。
まずここを押さえ、これで治らなければ次の手を考えれば良い。
それくらい、「食べ物の通り道」と「空気の通り道」は大事である。

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