差別化について

印刷する

よく巷でワーキングプアの問題が指摘されている。
一番深刻なのは歯医者で開業医の1/4が年収300万円以下で、食べるのがやっとだという。
確かに歯医者は多い。
当院から駅までの数分の間に6件あったが2件つぶれた。
コンビニより多いという。
昔は歯医者になれば一生安泰だったが、今はそうはいかない。
歯医者に保険を使わないで診療する方法を指導するセミナー屋さんが大忙しだと聞く。
結局、差別化で他と何が違うのかを明確にしていないと生き残れない。
我々の世界も同じで他院と何が違うかをはっきり表せないと患者さんは来ない。
ではこの差別化どうやったらいいのか。
これは私の考えだが、勉強したり教えてもらったことを一度疑うことだと思う。
鍼灸学校で解剖や治療法を教わったが、実際数百時間解剖見学をして問題点や治療法の間違いに気がついた。
The Bi-Digital O-Ring Testを知ったときもそんな事はあるわけがないと思って、問題点をあぶり出そうとしたが、やればやるだけその正しさがわかりのめり込んでしまった。
教えて戴いた事を正確にやっているだけでは発展はない。
自分で疑って新しい治療法を作るぐらいの気持ちがないと、中々オリジナルは出ない。
「○○を教えてもらったが、実際やったら△△の方がいい。少し改良すべきだ。」
こういうやり方で独自のものが出る。
ゼロからオリジナルを作るのは余程の天才でないと出来ないが、改良やバージョンアップなら出来る。
また関係のないもの同士をくっつけるなどしてもオリジナルは出来る。
そんな考え方をしていたら、知らぬ間にいくつかのオリジナルが出来た。
「解剖学から割り出した治療技術」
「The Bi-Digital O-Ring Test」
「内臓と関節痛の関係」
今は超音波診断装置で勉強中だが、数年もするともう一つぐらいオリジナルが出来る。
よく差別化と言うが、こんな気持ちと行動力で出来るのではないだろうか。

2017年4月4日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中