左が悪くなったのではなく、右がよくなりすぎた話

右腕の症状がある常連さんが、「今日はそんなに右腕は辛くない。かえって左腕が酷くなった。」と言う。調べてみると確かに右腕のこりが大分減っている。左腕を調べてみたら、今までとまったく変わっていない。これは左が酷くなったわけではなく、右が何かの理由で一気に良くなった事を意味する。何故良くなったかはわからない。こういう場合、患者さんには、「左が辛く感じるのはわかるけど、事実は右が極端に回復した。左のダメ出しではなく右を褒めるのが正しい。患者さんは特徴として、『前回はこっち、今日はここ。』と犯人捜し、悪い物探しをするが、現実は良くなっている事もある。正しく判断して感謝する事は意外と多い。」とそんな話をした。

image_print印刷する