最高の治療について

仕事柄、過緊張の患者さんが多い。うちに来て、「絶好調です。」と言う人はまずいない。過緊張ということは交感神経優位で心臓は高鳴り、末端は血行不良、胃腸は動かない。最高の治療というのはこの交感神経優位を副交感神経優位に変える事である。副交感神経優位になれば手足が温かく、心臓はゆっくりになり、眠くなって、胃が動き出す。だから治療中に居眠りが出て、治療後は喉が渇き、トイレに行って出すものをだしスッキリして、お腹が空けば最高の治療と言う事になる。居眠りをしていれば、「え、もう時間?終わり?」と時々言う方がいるが、治療が効いている証拠である。その後ご飯を食べてお酒を頂き、寝てしまえばこの世の極楽である。これを持って最高の治療と言っていいと思う。

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