胃腸の反応はまず脚に出る

以前から胃が悪いとスタマックライン下腹部の反応はハムストリングに出ると言っている。あとよく胃の反応は左の背中で、腸の反応は左腰にでる。今日来た常連さんは何故か去年の暮れに今までにないぐらい体調が回復して、ベストコンディションとなった。今日3週間ぶりに診たが、多少ベストより落ちているものの体調は悪くない。こうなると我々はあら探しをする。一番に気になったのがスタマックラインとハムストリング(胃と腸)だが、左の背中と左腰を診ても何ともない。おそらく良い状態から胃炎などが起こると、背中より先に脚に反応が出る、敏感な反応と言える。この寒さで今まで散歩をしていたが、出来なくなってしまったことも胃腸に影響するかもしれない。これが分かると我々、脚の状態がとても気になる。脚から衰えるとよく言うが、「脚に反応が出やすいので、脚をチェックしておけば健康維持はしやすい」と言える。また今まで散歩していた方が、寒さで歩けなくなり、腸も動かなくなることはよくある。その分いつも通り食べていたら、相対的に過食になってしまう。散歩をしなければ少し食事を減らせと言いたいが、食欲は散歩をしなくても落ちない。だからその方も、「いつもと同じように食べているのに体重が微増した。」と言っていた。脚に出る反応点はそれだけ敏感と言えるが、逆を返すと胃腸が治ったと思っていても脚には反応が出続けることも意味する。安心して階段の上り下りなどしたら、すぐ膝を痛めることは容易に想像できる。脚のチェックは冷えや循環障害、浮腫、胃腸障害、ストレスなども診れるので少し気にして頂きたい。

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