声のでかい奴の意見が通る

以前知り合いがオーストラリアにいて、「飛行機代だけでいいんだから、いらっしゃい」と言われ、初めてゴールドコーストに行った。その方のお宅にお世話になっているとき、地元のホテルに勤めているシェフが来て、「今働いているところは9ヶ国のシェフがいる。イギリス、フランス、ロシア、スペイン、中国、韓国・・・。皆言葉が出来るわけではないので何となく英語でやりとりしているが、何か決めるときにどうやって決まるか分かりますか?」と聞くので、「それは理路整然と言う人でしょう?」と言ったら、「元々言葉が通じないので、声のでかい奴の意見が通るのです」と教えてくれた。日本では会議でおとなしく、皆の意見に従うという事はあるが、外国では自分の意見を持っていないというのはいないのと同じである。彼は9ヶ国のシェフをまとめていたそうだが、「声の大きさだけが自慢」と言っていた。以前ブログで、「政治家と起業家は胃腸が生命線」と書いたが、どうもこの世の中、成功する秘訣は「声と胃腸」にありそうである。何か研究職なら当然発想力や頭脳は大事だが、一般会社には頭のいい人はいくらでもいるので、その方からレクチャーを受け教われば良い。しかし連日の会食や接待ゴルフなどは、体力と胃腸の話になってしまう。そして何かを決めるとなれば声で決まる。色々な方を診てきてこれは当たっていると思う。学校教育で学びは大事だが、「体力作り・胃腸強化・発声練習」など実践すれは世の中で成功者になることは間違いない。

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