常連さんの子供が、偏食で困るという。話を聞いたら父親も昔そうだったみたいなので仕方ない部分はあるが、こういう話を聞く度に「母親は子供との知恵比べ」と感じてしまう。子供には嫌いな形や匂いがある。目玉焼きは食べられるが生卵はダメとか、生野菜はダメだが、ジュースやスープに煮込めば大丈夫とか、魚も生はダメだが、ふりかけにしたら大丈夫とか、子供には子供なりの理由がある。時々食欲が湧かない子がいるが、ある程度我慢させて、身体を動かしお腹を空かせて、食べさせる手はある。昔人参が嫌いな子のお母さんが工夫して、子供にお腹を空かせて人参しか食べる物はありませんといい粘ったら、仕方なく子供が人参を食べ、意外にも不味くなかったので、それ以来食べられるようになったという話があったが、そこまで母親が粘る必要がある。これは母親の知恵と粘り勝ちである。特に子供の体重が標準体重のギリギリだと母親は心配するがここは知識と知恵で、「やがてこの子が栄養に関して味覚も含め、元気で幸福な人生を送って欲しい」と願いつつ、いい機会なので学びを深める絶好のチャンスと悟り、取り組んで頂きたい。
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