Bi-Digital O-Ring Testをやっていると鬱病の方は多い。現代医学では鬱病を中々数値化できないが、Bi-Digital O-Ring Testの技術を使うと手に取るように頭の働きや免疫の状態など数値で把握できる。改善しない項目は集中的に治療が絞り込めるので、効果を上げている。最近は20代30代の患者が多く、一昔前では考えられないような状況になっている。特に学生で鬱病を発症当時は学校に通えず苦しんでいた方が、少し良くなり久しぶりに学校に行くと大きな落とし穴が待っている。友達にしてみると久しぶりに会って、根掘り葉掘り聞くのはわかるが、時に心ない一言で病気が再発してしまう。「あれ、○○君久しぶり。最近どう?授業は出たの?え、学食で昼食べて帰るの?それで終わり?授業出なければ意味ないじゃない。」と友達は悪気はないのだろうが、患者は電車にも乗れず、学校にも行けなかったのが、ようやくたどり着けたのである。大体この一言で逆戻りしてしまう。また他の患者でも少し心にゆとりが出来てきて、人様を気遣ったり、喜ばそうと言う気持ちになったときに、ちょっとした一言で心が折れてしまう。「あなたを喜ばそうと花を活けたんです。」「え、この花、季節はずれでおかしい。」「テレビを観て何か新しいことをあなたに教えようと思ってメモを取っておいたんです。」「え、そんな事知っているし、新しくない。」少し良くなった患者の心は薄氷である。良かれと思って旧友に会ったりで、今まで何度か失敗をしている。すこし時間をかけて心が強くなるまで、親友、旧友は怖いと感じている。少し時間をかけてゆっくり温室から出して欲しいと思う。
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