酷い首のこり対処法
常連さんが珍しく首のこりが酷い。何をしたのか聞いたら、「首の専門の先生にバランスを整えてもらおうと思って治療を受けている。それから少し首が辛い。」と言う。時間が経てば楽になるのかもしれないが、今までの3倍ぐらい筋肉が硬く、広範囲である。いつもなら1-2回の治療で治るのに、今日で3回目の治療だが、半分ぐらいしか楽になっていない。流石に本人も、「どうしたら良いの?」と聞くので、「方法は4つあります。」…
常連さんが珍しく首のこりが酷い。何をしたのか聞いたら、「首の専門の先生にバランスを整えてもらおうと思って治療を受けている。それから少し首が辛い。」と言う。時間が経てば楽になるのかもしれないが、今までの3倍ぐらい筋肉が硬く、広範囲である。いつもなら1-2回の治療で治るのに、今日で3回目の治療だが、半分ぐらいしか楽になっていない。流石に本人も、「どうしたら良いの?」と聞くので、「方法は4つあります。」…
父を亡くして10年になるが、時々昔を思い出す。父は交通事故で鞭打ちの後遺症、手のシビレをよく言っていて、親指にバンドエイドを巻いていた。今から考えれば首を痛め、橈骨神経がやられて親指が辛かったのだろうとわかるが、当時は傷もないのに何でバンドエイドを貼っているのだろうぐらいの感覚しかなかった。子供ながらに何とかしたいという気持ちも治療の道に進むきっかけになった。やがて鍼灸学校に通っているときに同級生…
常連さんが膠原病で大学病院で治療を受けている。担当の先生から、「あなたの膠原病は訳が判りません。」と言われ、落ち込んでいるという。しかし我々から見るとこんなチャンスはない。医者が訳が判らないということは、適切な治療法がわからないという事である。それなら自分の身体で実験すればいい。そして何かいい治療法を見つけられれば、その方の名前をつければ後世に残る。治療法の一部が見つかるとそこから薬もある程度出来…
常連さんの義理のお父様が96才で最近お粥を食べているという。「お粥は胃に良いと言いますが、我々から見ると体力をなくしてしまいます。」と言ったら、「え、身体に良いのではないのですか?そういうえば、やけに声に張りがなかった・・・・」「ある程度年をとっても、できるならちゃんとご飯を食べて咀嚼して、唾液が出ればそれが胃腸への刺激になります。そして声は実によく体調を表します。我々は声の張りだけである程度その…
昨日来たぎっくり腰の方は、「最近ちょっと胃腸を壊していて・・・」と言う。「食中毒?」と聞いたら、原因は余り良くわからないが、下痢をしてほぼ70%は治ったという。話を聞きながら、「胃腸炎を完治させていないのは、腰痛を味わいたいと言っているのと同じです。我々の感覚では胃腸炎は小火(ぼや)と同じ感覚です。火が見えていて、7割消したからとは言わないでしょう。完全に消化しない限りすぐ大火事になってしまうでし…
仕事柄年配の方は多い。 よく聞く話に、「余りあの人好きではないんだけど、仕方なくつき合っている」がある。 仕事なら仕方がない部分はあるだろうが、悠々自適の生活の時代にわざわざ嫌な思いをしてまでつき合わなくてもいいのではないかと思ってしまう。 何か諺や格言で良いものはないかと探していたら、「人生が生きやすくなるコツ」を見つけた。 一日は早起から 挨拶は自分から 会話は傾聴から 説明は結論から 自信は…
紹介で慢性腰痛の方が来た。色々と調べてみると15年位慢性腰痛なのだが、明確に腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のような症状は出ていないので、おそらくMRIなどで調べてもそんなには引っ掛からないだろうと想像した。ではどうして15年も慢性腰痛が続くのであろうか?全身を拝見したら、腸の問題が大きいことがわかった。慢性便秘である。こうなると腸を治さない限り腰痛はなくならない。ではどうやって治すかであるが、「…
常連さんがトライアスロンのレースに出ようと久しぶりに自転車の練習をした。そのあと身体を診たら、思いの他、大腿四頭筋(太腿)が硬い。我々から見ると相当気合いを入れて練習をしたことが、筋肉の硬さと深さから想像がつく。実際治療しても中々すぐにほぐれない。この大腿四頭筋であるが、下記のポイントが少し治療を難しくしている。 大腿四頭筋は自覚症状が出ない。悪くなってもわからないので、治療を受けようという気にな…
首肩が辛くて通っている常連さんが、「私の痛みの原因は何ですか?」と聞くので、「普通の痛みは親分と子分の関係で、親分を落とせば子分は黙ります。だから親分さえ探せば解決しますが、あなたの場合は四つ巴(よつどもえ)で原因らしきものが4つあります。それがあなたの治療をとても難しくしています。4ヶ所同時に押さえ込まなければなりません。元気な男の子が4人いて、次男が騒いで注意すると今度三男が騒ぎ、治まると今度…
Bi-Digital O-Ring Testをやっているので鬱病の患者は多い。鍼灸師だが、鍼を打って治すわけではない。「鼻-EAT(Bスポット療法)」「歯-マウスピース」「腸-乳酸菌や食生活」がメインになる。子供の病気だと母親が、ご主人のが病気だと奥様が良く一緒に来るが、病人と一緒に生活をして、その世話というのはどれだけ大変かがこちらにも伝わってくる。医者の治療だけで良くなれば良いが、中々それだけ…
これは大分前の話だが、常連さんが全然甘い物をやめられないと言う。以前から「砂糖は麻薬」と言っているが、酷い人になると仕事のご褒美で日に2個ショートケーキを食べるという。これはやり過ぎである。当然、痩せなくて困っている。何か良い変わりはないかと探した。カロリーが少なくて、持ち運び便利で高級感があって腐らない、食べて満足感があるもの、「あ、ビーフジャーキーなら」と思って、多くの患者に伝えた。しかし極め…
最近はZoomセミナーのお陰で、今まで中々勉強できなかった分野の講義も聞いている。 そんな時、ある重鎮の先生から「鍛錬(たんれん)」の話が出た。 鍛錬の話は宮本武蔵の「五輪書(ごりんのしょ)」に出てくる。 宮本武蔵は戦国時代を浪人として生き、晩年は熊本にて細川家につかえた、実在した剣の達人である。 「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす」 この千日であるが約3年、「石の上にも3年…
腰の脊椎を手術した年配の方が最近よく来ている。手術したところはうまくいって痛みもなくなったそうだが、その上の部分が良くないので、今度腰痛が悪化したらそこを切ると言われているという。本人はもう手術は受けたくないので、何とか鍼でしのぎたいと言う。話を聞いたら、手術した先生は少し遠いところに行ってしまい、追いかけなかったという。この話を聞いて、「貴方の腰の場合は先生を追いかけるべきです。外国に行ってしま…
私の家もそうだが、年老いた母が同じ話を繰り返す。母親も息子には言いにくい話も娘には遠慮がないから、母親からの電話にしつこいと感じている娘さんも多いと思う。同じ話を聞きながら、「ではこうすればいいじゃない。」と言うと、「あなたに何がわかるの?私は色々と考えてあなたに言っているの。」と反撃される。子供から見れば、大抵の親は時間もお金もあるから自由に何でもすればいいと思うが、親にしてみると、「そうしたく…
年配の方が右坐骨神経痛が治らないという。話を聞くと庭いじりが好きで、毎日植木の手入れに時間が取られるという。実はこういう患者は多くて皆言うことは同じである。「ホームセンターに行って新しい花を見るとつい買ってしまう。自宅で育てて大きくなり花が咲くと人に見せたくなる。毎日ちょっとやろうと思うが、気がつくと2-3時間経っている。その後腰が痛くなる。しかし翌日になると新しく花が咲き、腰痛を忘れる。出来れば…
常連さんがアスレティックで綱渡りをして、かなり腕の痛みを訴えてきた。それから数日してきたら、すっかり腕が治っている。何をしたのか聞いたら、「腕は何もしていない。昨日は飲み過ぎた・・・」と言っている。今まであのレベルの腕の痛みがこんなに早く治ったことはなかったので、何が良かったのか迷ったが、飲み過ぎのわりには胃腸がやられていない。何を飲んだのか聞いたら、「スコッチウィスキーとワイン・・・」と言う。今…
常連さんがスポーツをやっていて、「少し疲れを感じた場合、すぐに効いてちょっと元気になるものないの?」と聞くので、「キューピーコーワゴールドA、チョコラBB、アリナミンAなどお薦めですが、病院の先生を知っているなら強ミノの注射がいいです。強ミノは正式には「強力ネオミノファーゲンシ―」といいますが、グリチルリチンが成分で肝機能改善によく使います。細胞膜の再生を促す働きなどもあり、よくお酒を飲まれる方は…
最近、これだけZoomセミナーに出ているとしきりに、「医科歯科連携」が合い言葉になっている。 例えば糖尿病の人の場合、歯周病があると悪化する事がわかっていて、歯科での定期検診が血糖値のコントロールに影響する。 昨日出たセミナーでも循環器の医者が、「鼻(上咽頭炎)を治すと不整脈がよくなる患者が数人いた」と報告していた。 我々の世界では、「首のゆがみはマウスピースで治す」はもはや当たり前になっている。…
アトピーで通ってる方から、「アトピーを治すのにどうして鼻と腸の治療をするのですか?」て聞かれ、なるほど、そういう疑問を持つのも無理はないと思った。我々から見るとアトピー性皮膚炎は鼻や腸の反射であり、表面の皮膚が悪いわけではない。なので、皮膚の表面だけに塗り薬を塗っても治療成績は上がらない。 結論から言うと、「表面の皮膚と鼻、腸は同じ粘膜で繋がっていて皮膚炎のある患部に直接治療してもアトピーは治らな…
常連さんが足の指を骨折して治療中に膝が腫れたという。皮膚科で抗生剤を5日間もらって、本人はもうすっかり治った気でいる。しかし膝を診るとまだ赤みがあり、腫れがあるので、「また医者に行ってこれで大丈夫でしょうか?と聞いたら」と言ったら、「医者の指示通り薬はちゃんと飲んだのです。塗り薬も言われた通りやりました。」と言う。「ちゃんとやったのはわかるけど、確実治っている保証はない。骨折の後などは免疫が下がっ…