ちょっとした気配りが大事
先日、常連さんが、「トヨタのレクサスは高速道路ではほぼ自動運転が出来るらしい。知り合いが買ったんだけど、トラックなどの大きな車を追い越す時はギリギリで追い越すと少し怖さを感じるので、小さい車よりは少し隙間を空けて追い越すらしい。なんとも憎い心配り。」と教えてくれた。 話を聞きながら、さすがトヨタと思った。 我々の仕事でも股関節や膝関節など、人工関節に代えた場合、時々苦情が来る。 「手術した膝は人工…
先日、常連さんが、「トヨタのレクサスは高速道路ではほぼ自動運転が出来るらしい。知り合いが買ったんだけど、トラックなどの大きな車を追い越す時はギリギリで追い越すと少し怖さを感じるので、小さい車よりは少し隙間を空けて追い越すらしい。なんとも憎い心配り。」と教えてくれた。 話を聞きながら、さすがトヨタと思った。 我々の仕事でも股関節や膝関節など、人工関節に代えた場合、時々苦情が来る。 「手術した膝は人工…
骨折のリハビリをやっていてほぼ終了した常連さんが突然、左の腕と肩が辛いという。調べてみると確かに左の腕のこりが酷い。こういう事は自然発生的には起こらないから、何をしたのか聞いたら、何もしていないという。2週間前も酷く、鍼をしたが治療が効かなかったか、新たに負担をかけなければこういう硬さは出来ない。原因をひつこく聞いたら、「寝ながらスマホを見ていましたが関係あります?」と聞くので、「おおありです。」…
よくゴルフをやる方から、「治療はゴルフの前、後?」と聞かれる。経験的にあまりゴルフをやらない方は、「昨日ゴルフに行ったら、腰が痛くなっちゃった。」と言うし、頻繁に行く方は、「週末ゴルフだから診ておいて欲しい。」と言う。あまり行かない方はゴルフで腰痛を起こすと思っていないし、頻繁に行く方は前回の腰や脚の事が気になっている。では正解はどちらであろうか。私自身は、「ゴルフの前」と思っている。理想を言えば…
以前、師匠が、「色々な菌の感染に関して抗生剤をカクテルしてみたらどうか」ということで実験されていた。抗生剤はペニシリン系、セフェム系、マクロライド系などと世代毎に効能が違う。この話を聞きながらなるほどなぁと思ったことがあり、乳酸菌に関しても同じ事がいえるのではないかと思った。一番定番のビオフェルミンは「ビフィズス菌」「フェーカリス菌」「アシドフィルス菌」、ビオフェルミンプラスには「ロンガム菌」が追…
現在、ゴールデンウィーク真っ直中だが、当院はこの時期は休まない。 休まない大きな理由の一つが、「お懐かしゅう組」に逢えることである。 今までかかっていた方達が、仕事で関西などに転勤になったりして、実家が東北となると当然、東京を通る。 患者さんの中には、「久しぶりに東洋に寄ってみよう。」という気持ちになり、ふらりと来ることがある。 「あら、懐かしいですね。お子さんもう小学生ぐらいになりましたか?」と…
今何人か学生が通っている。全員運動部で何処か身体を痛めて、親が当院に通っているので連れてこられた。今の時期、高3になると夏休みで部活も終わりで、その後は受験にまっしぐらである。そういう生徒を見ていると時々自分の学生時代と重なる。田舎にいた時は受験校だったので、運動部の連中は勉強をしない。当然成績は良くない。クラスの皆もそんな眼で見ていた。野球、サッカー、ラグビー部の連中が授業中寝ていても、先生は何…
紹介で学校の先生が来ている。酷い首の痛みで、紹介者からは、「鍼でも打ってもらえば・・・。」と言われたと言う。身体を調べてみると極端なストレスでほぼ8年ぐらいの時間経過がある。こんな状態で鍼を打ったらどんな反動が出るか分からない。こちらは長い経験があるので、今までの経験と失敗から、こんな時は患部は触ってはいけない事を知っている。周りから徐々に攻めて、ようやく身体に受け入れ態勢が出来てから鍼を打てば綺…
新型コロナウィルスの影響で医療界も命運を分けた。 患者の受診控えで耳鼻科は大きな影響を受けてしまった。 耳鼻科の先生も患者がくしゃみでもしようものなら、それはもう命がけである。 では全ての科が影響を受けたかというとそうでもない。 そんな中、先日常連さんとしゃべっていたら、「今の時期、美容整形と歯列矯正は忙しい。普段なら美容整形や歯列矯正はマスクをして隠さねばならないが、今の時期なら2年近くはマスク…
常連さんが、「サザエさんの続編って知っている?」と聞くので、新しい漫画が出来たのかと思ったら本だという。 内容が、「波平さんが亡くなって、フネさんは広い家に1人暮し。ザザエさんは家を出て、ワカメちゃんはキャリアウーマン。カツオは独身で実家に戻る決心をした。フネさんは物が捨てられず、磯野家がゴミ屋敷状態。不動産の花沢さんが出てきたり、友達にファイナンンシャル・プランナーがいる。」と言う。話を聞いただ…
前回、常連さんの腰痛がいつもより酷かった。治療していてもあまりに筋肉が反応しないので、「仕切り直してもう一度1週間ぐらい後に治療しましょう。」と伝えて、先程治療したら、大腿四頭筋(太腿)が嘘のように柔らかくなり、腰痛がなくなっていた。こちらとしては戦略勝ちで思わず微笑んでしまう。しかし脛は硬いままで余り反応しなかった。ハムストリング(太腿の裏)は少しだけほぐれていた。脚の筋肉も場所により反応がかな…
この仕事をしていると、「レントゲンを撮っても異常がないと言われるんです。」とよく言われる。 腰痛、膝痛、首の痛みなど確かにレントゲンだけの診断では、原因を確定しにくい。 病院にMRIがあり、詳細が分かればもう少し原因特定できるのだろうが、必ずMRIを撮ってくれるわけではない。 最近では整形外科の領域でよく、超音波診断装置を使っている。 当院でももう導入して数年経つが、現実問題、超音波診断装置だけで…
今はまだいいがやがてこちらが爺さんになったら、少し治療の中におとぼけを入れようと思っている。今日来た常連さんはもう40年近く診ている。いつもと違う左腰を訴えるので調べたら、原因は筋肉痛でそれもいつもより5割増しで使っている。何をやったかはわからないが、「いつもより5割増しで頑張って何かやったでしょう?」と聞いたら、「いつもは筋トレのレベルが4なのに、今回はレベルを6にした。確かに5割増し。少し気合…
「身体の中の父ちゃん母ちゃん」の話は患者さんにはよくしている。例えば右膝が痛い場合に我々はまず左足から診る。反対側の足に余裕がない場合は患部の痛みが強くなることを体験的に知っているからである。そこをちゃんと説明しないと、「私は右膝が痛いと言ったのに、この先生反対の左ばかりを治療している。人の話を聞いていないか、右も左も分からないのでは・・・。」と言われてしまう。痛い右膝を「父ちゃん」、痛くない膝を…
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。会員の方はログインページよりログインしてご覧ください。まだ会員登録がお済みでない方は、会員サービスのご案内をご覧ください。
ブログでは何度も書いているが、病気を縦割りで診ると答えの出ない場合が多い。 首の痛み一つ取っても、病院ではレントゲンを撮り、問題がないと痛み止めで終わり。 良くなれば良いが、良くならないと次にどこへ行って良いか分からない。 余りごねると、「心療内科を受診してみては・・・。」と言われてしまう。 我々から診ると首の痛みの原因は、「腕のこり」「噛み合わせ」「鼻炎」「眼の疲れ」「肋骨のゆがみ」「喉痛み」「…
常連さんが、「数年に一度角膜がおかしくなり、眼医者で診てもらっている。『コンタクトをしているの?』と聞かれるがしていない。角膜がやられると痛くて仕方がない。原因もわからず辛くなると通っているだけ。前回は『ウィルスが関わることもある。』と言われた。」と言う。この話を聞いて、最近この方は身体が少し激務でゆとりが全くなくなっている。前回など今までで1番悪く、首のゆがみや神経の興奮があったから、「マウスピ…
今日来た方は耳の聞こえが悪いのですぐに耳鼻科に行ったという。我々の感覚では耳鼻科は早ければ早いほどいい。頭痛ぐらいなら少し様子を見てということになるだろうが、難聴や耳鳴り、眩暈などは早く処置をしなければ困る場合がある。そして耳鼻科では何故か鼻を診てもらって水抜き剤が出たと言う。そして1週間後にまた来て下さいと言われたという。この話を聞いて少し不親切だなぁと思った。まず難聴の原因であるが昔、中耳炎を…
先日、「平成の三四郎」こと古賀選手が53才の若さで亡くなった。山下会長のあとはこの方が柔道界を背負って立つと思っていたのでとても残念で、余りの若さにショックが大きい。バルセロナオリンピックでの試合直前でのアクシデントや、優勝した時の顔は今でも忘れられない。報道によるとお父様も若くしてがんで亡くなり、本人はがんの手術を受けて闘病中だったらしい。 常連さんから、「金メダルを取るほど身体を鍛えているのに…
今日、紹介で来たおばあちゃんは色々と症状があった。右の眼瞼痙攣と右頬のシビレ、右耳鳴りに花粉症、噛み合わせに狭心症、便秘、足の冷え性とバラエティにとんでいた。話を聞くと、「最近は新型コロナウィルスの影響で混んでいる医者には行きたくないので、近くで空いている医者は泌尿器だった。薬のことを色々と相談しても只出すばかりで、一向に症状が改善しない。とにかく便秘が良くならない。市販の薬を飲んだら効いているの…
キリスト教徒の内村鑑三が、「人は後世に何を遺して逝けるのか。清き金かそれとも事業か、著述をし思想を残すことか。それとも教育者となって学問を伝えることか。しかし何人にも遺すことができる最大の遺物がある。それはその人らしい生涯を送ることである。」と説いた。 私も還暦を越えだしてから、何か後世に役に立つものを残したいという気持ちが出てきた。 では何を残せるかだが、仕事柄「健康格言」しかない。 普段何気な…