発汗について
最近急激に冷えたせいで、坐骨神経痛や腰痛、不眠症を訴える患者さんが増えた。話を聞くと、「気温が下がったのは分かっているのだが、少し厚着をして乗りきろうと思った。ホカロンも貼っている。」と言う方が多い。身体を診ると完全に血行不良で厚着やホカロンでは全く対応出来ていない。ではどうするかである。「発汗」しかない。風呂で下半身か胸まで入り(心臓が苦しくなければ全身浴)、おでこに軽く汗がにじむまで温める。こ…
最近急激に冷えたせいで、坐骨神経痛や腰痛、不眠症を訴える患者さんが増えた。話を聞くと、「気温が下がったのは分かっているのだが、少し厚着をして乗りきろうと思った。ホカロンも貼っている。」と言う方が多い。身体を診ると完全に血行不良で厚着やホカロンでは全く対応出来ていない。ではどうするかである。「発汗」しかない。風呂で下半身か胸まで入り(心臓が苦しくなければ全身浴)、おでこに軽く汗がにじむまで温める。こ…
噛み合わせについては以前から書いているが、最近噛み合わせ専門の先生の指導を頂き、今まで以上に噛み合わせについて学ぶ機会を得たので少し話をしたい。 たまたま所属するいくつかの学会の中に歯科の先生がいるので、歯科医の友達は多い。 色々と話を聞く中で、「顎位 がくい」「咬合 こうごう」「補綴 ほてつ」などの言葉も段々覚えて、自分が抱えている患者の相談にはよくのってもらう。 15年程前からすこし難しい患者…
今日来た方は足がシビれるという。話を聞くと腰痛や坐骨神経痛があるが辛い場所が動くという。こういう場合は本格的な腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性は低いので、ヘルペスウィルスなどが身体のあちこちを動き回っていると考えている。例えば左足に症状がある場合、そこを治療すると右側に痛みが移動したりする。痛みが身体の中を駆け回る。では何故このヘルペスが動き回るかであるが、それは「粘膜」に問題があるからで…
骨折の後遺症でリハで通っている方が、「最近どうにもならないほど眠気が出ている。」と言うので、「それは良かった。本格的に身体が元に戻ろうとしています。酷いときは身体は中々本音を言えません。だから回復しているときに本音を言うのです。友達が何かですごく落ち込んでいる時に色々と問題点を言いますか?少し元気になってからいうでしょう。それと同じでようやく身体か満たしてもらいたいことを言い始めたのです。だからそ…
股関節症と脊柱管狭窄症で通っている常連さんが前回より、腰の調子が良い。何をしたのか話を聞くと、「山登りをやめたことと最近は階段とエレベーターがあると、必ずエレベーターを使うようにしている。前は意地でも階段だったが、今は変えた。ストレッチもしている。」と言う。ある程度の年齢になると特に男性は、「筋肉が衰えてしまうかもしれない」という恐怖心を持っている。これは男性特有である。何故女性はそう考えないかと…
最近ゴルフで腰を痛める方が増えている。新型コロナウィルスの引きこもり生活に疲れたのか、ゴルフを楽しむ方が増えたのであろう。長年ゴルフで身体を痛めた方ばかり診て来たので、やろうという気持ちは全く起こらないが、どなたを見ても症状が同じなので少し解説したい。 左肩-これはスイングであろう。飛ばすために肩関節を使う。 左腰痛-これはスイングの時に捻るのであろう。 左の殿部-これは左脚荷重にして股関節が耐え…
長年仕事をしていると筋肉君の声がよく聞こえてくる。最近頚の辛さで通っている方は、相当色々な治療をしたがうまくいかずに紹介で来た。身体は細身で今まで色々な事をやってダメなのだから、頚のみを治療しても効果はないことは分かっていたので、「前腕のこり」「噛み合わせ」「胸骨のゆがみ」の問題だろうと当たりをつけた。早速腕から治療してみると、相当のストレスがかかっている。仕事なのだろうが数年にわたり、なんとも耐…
高校の初めての生物の授業の時に先生が、「今から兎に角頭を使う。何が何でも動物の名前を絞り出せ。」と言われ、最低30種類ぐらいは書きだした。 「牛、馬、ライオン、キリン、カバ、アルパカ、羊・・・。」 この辺で行き詰まるが、出せと言われて頭を捻っていると 「テン、サソリ、カブトムシ・・・、ゴキブリ・・・・・・・・蜂、ムカデ・・・。」 と終いには昆虫まで出てくる始末である。 しかしそれでも出せと言われる…
大分昔、田舎で頭の良い女性が進学校の受験の時に途中まで答案用紙を書いていたら後ろの方から、「全部かけた。満点。」という声がして、すっかり動揺して学校に落ちてしまった。実力的には楽には入れるところだったが、本番で実力を発揮できないとこういう事も起こる。今日来た高校の柔道部の子は明日久しぶりの試合だという。まあまあの勝算はあるらしいが、「もし色々な学校が集まる中、誰かが『コロナのおかげでこんなに稽古し…
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先日頸の大手術を予定していた人が担当医から、「君には神様はついているか?」と聞かれ、「はい、何時も感謝しています。しっかりついていると思います。」と答えたら、「じゃやってあげる。大丈夫だ。」と言ったという。実はこの医者の気持ちは私は痛いほどよくわかる。当然手術はいろいろな危険を伴い、何が起こるかわからない。成功したつもりであっても症状が改善しないことはよくある。患者から苦情を言われても、「手術は成…
少し太めの方が膝痛を訴えて医者に行くと話もろくに聞かないで、「あなたはまず痩せなさい。痩せないと治らない。」と言われ、頑張って痩せても治らないと途端に患者は怒り出す。「こんなに頑張って痩せたのに膝の痛みがなくならないではないか。」仕事柄リハビリをやっているとそういう苦情はよくこちらの耳にも入る。我々から診るともちろん減量は大事だが、それだけで良くなることはない。膝の関節の中の状態、周辺の筋力の状態…
以前、甘い物の取りすぎを指摘した方が久しぶりに来て身体をチェックしてくれと言う。背中を診たら胆嚢の反応が強い。胆嚢は「辛いもの」「脂っこいもの」「ドカ食い」などで右の背中に出るが、硬さから判断して6ヶ月ぐらい経っている。以前の甘い物の背中の反応はギリギリセーフだが、何をやったのか聞いたら、「たまたま近くのそば屋でもらった唐辛子が美味しくてはまってしまった。何にでもかけてしまう。もう今年の正月からや…
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常連さんに昔話をしながら少し思い出したことがある。以前、先生を育てる患者でも書いたが、バブルの前はおおらかな社長がいた。「この間頚が痛いときに腕をやってもらったら楽になった。今日は少し反対もやってくれ。」と言われやってみると、「これ良いね。試しに脛はどうだ。」と言われこれもやってみると、「益々いい。なんか頚だけやるよりも違うところから攻める方が効くんじゃないか?少し他の患者でも試してよければ教えて…
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交通事故の後遺症の方が通っていて、医者から復帰許可が出たので仕事を再開したがなんとも調子が悪い。こういう場合は負担をかけても自力で回復出来ないことが原因で我々がいくらやっても身体が反応しない。それなので週に1度水曜日に休みを取りなさいと指導をした。水曜日に休みを取ると「月・火」と仕事に出てもう休み、「木・金」と出てもう休みそれも2日も。2日出て休みとなると身体は元に戻る。それが月から金まで5日間連…
西洋医学でがんの治療というと「手術」「放射線」「抗がん剤」が3大治療だが、ここ数年第4の医療として「緩和ケア」が言われるようになってきた。 「緩和ケア」と言うとどうしても「終末ケア」や「看取り」などのイメージが強く、手を施しようがない患者に麻薬を使って痛みだけ取るイメージがあるが実際はそうではない。 QOL(生活の質)を高めることで寿命が伸びることがわかってきた。 最近は初期の段階から「緩和ケア」…
昨日紹介できた新米ママは元気な方だった。まずふくらはぎが辛いというので太腿を診たら、新米ママではあり得ないぐらい硬い。これは相当な負担をかけなければ起こらない。話を聞いたら妊娠中から踊りの約束をしていて、出産3ヶ月で頑張ったという。そしてストレスで授乳が止まったという。これは相当なことである。筋肉の質を診たら瞬発系にむく筋肉だったので、「あなたは石橋を叩かないで渡るでしょう。一言で言えば無鉄砲。母…