必勝パターン

仕事で問題が解決せず身体がよどんでいたので、「少し気分でも変えて好きなホテルでも行ったら。」とアドバイスしたら翌日ホテルに行き、近くの神社も回ったらスッキリしてしまったという。これならもっと早くやれば良かったという。これが功を奏したので月に1度程度同じ事をするといいという話をした。脳は色々なものをパターンで認識する。「仕事でスランプ」→「ホテルでリラックス」→「神社で気分壮快」このパターンを覚え込…

身体が痛みを出す必要性

常連さんが膝痛で少し長引いていたが、取り敢えず治ったという。「もうこれで当分大丈夫ですよね。」と言うから、「身体は必要があって痛みを出しているのです。悪条件が揃い、無理をすればいくらでも出ます。あなたの膝は治ったのではなく、身体が痛みを出さなくてもいいと判断しただけです。必要に応じていつでも痛みは出します。」「え、そうなんですか。出さなくてもいいのに・・・。」以前から身体の中の2人と言っていますが…

「Oーリングテスト」超健康レッスン入荷しました

Bi-Digital O-Ring Testを一般向けに解説された本が再版になり、入荷しました。セミナーやBi-Digital O-Ring Testに興味を持たれた方の必読書でしたが、絶版になり長い間ご不自由をおかけしました。Bi-Digital O-Ring Testの基本が丁寧に解説されていて、とても解りやすく書かれています。若さを保つ秘訣や生活の何で衣食住の注意事項、全国認定医リストなども…

受験必勝、100%自分の能力を発揮する方法

1・2月は受験期である。長年、治療の仕事をしていると合格できる能力を持ちながら、本番で体調を崩すケースがある。誠にもったいない話である。よく先輩から、「本番前はリラックスして。」と言われるが、リラックスしようとすると緊張してしまう人もいる。またどうやって良いのかわからない。治療家の経験から、「こんな時はここを刺激すれば治(おさ)まる。」というツボを披露したい。但し、治療したからといって合格を保証す…

似れば良い

芸術関係の仕事をしている方と話をしていると、「以心伝心」の話や「心を学ぶ」などの話がよく出てくる。芸の仕事も血縁関係が後を継げば、その家庭で学んだことが役に立つが、家庭環境がなくてその道を学ぶということは中々難しいものがある。先日たまたま人間国宝の坂東玉三郎さんのインタビュー番組があってみていたら、「命と健康を害する以外のことは全てやらないと努力とは言えない。努力をすれば道は開ける。」と言っていた…

ブルーシートで雨漏りを止める話

仕事柄、病気の原因を追及する癖がついている。「あなたの頭痛は噛み合わせと鼻炎だから、頭痛薬だけでは治りません。歯と鼻をいじらないとダメです。」こんな会話は日常茶飯事だが、患者さんの中には兎に角痛みだけ止まれば良いという方は多い。そういう方にはこういう話をしている。「あなたの身体を家に例えるとします。雨漏りがしていて困っています。私が家を見るとシロアリに柱をくわれて土台が狂い、屋根の瓦が割れています…

枕も人も10%

仕事柄、首が痛くて枕が原因ではないかという声をよく聞く。試しに2つ3つ買ってみるとがなかなか改善しないという。我々から見ると良い枕に出会えるのは10%ぐらいの確率しかない。2つ3つ買って出会えるわけがないと思ってしまう。最低10個買って出会えれば良しとする、こんな感じである。以前、病院勤務時代、救急だったので交通事故が多かった。そういう患者さんには枕は使わず、タオルの2つ折りをよく使っていた。当院…

鬱病治療の注意点

Bi-Digital O-Ring Testをやっていると鬱病の方は多い。現代医学では鬱病を中々数値化できないが、Bi-Digital O-Ring Testの技術を使うと手に取るように頭の働きや免疫の状態など数値で把握できる。改善しない項目は集中的に治療が絞り込めるので、効果を上げている。最近は20代30代の患者が多く、一昔前では考えられないような状況になっている。特に学生で鬱病を発症当時は学校…

体温と免疫

最近はがんの患者さんが多い。 身体を診ていていつも感じることは低体温である。 抗がん剤などやってしまうともっと下がる。 特に手を触ったときの独特のヒヤッとした感じは忘れられない。 よく体温の話が出るががん細胞が分裂しやすい温度は35℃である。 昔は低体温の子供は殆どいなかったが、最近は多い。 子供は風の子と言うが、冬でも半袖短パンでお祭りには男だけ寒中水泳や裸祭をやる。 これはすべて精子の細胞分裂…

産後のトラブル

仕事柄新米ママは多い。初産だと慣れない子育てに数時間おきの授乳、睡眠もままならずわからないことばかり。近くに母親がいればいいが、遠方だといちいち聞いていられない。出産後に痔や尿漏れは多く、初めての体験に戸惑ってしまう。場所が場所だけに医者にも行きにくい。痔などは特に便秘がダメで、睡眠も十分でなく、食生活も乱れてしまうと中々痔はやっかいである。妊娠中は子宮の前に膀胱、後ろは直腸である。子宮が大きくな…

亡くなる親を見て過食

半年ぶりに来た方が5kg太って、ぎっくり腰で来た。身体を診るとお腹は出て、胃炎を起こし、足が硬くなっていた。これでは腰はもたない。どうして太ったのか聞いたら、「義理の母が段々食べられなくなり痩せていくのを見て、自分はもっと食べなければと思った。」と言う。気持ちは分からないでもないが、人が亡くなるときは家族の意志と本人、病院の対応がばらばらである。本来人が亡くなるときは食と水を絶ち、枯れるように亡く…

子育て環境について

仕事柄新米ママは多い。出生率が1.26の最低から1.44と多少は上がったものの、まだまだ心許ない。これは以前テレビで見た話だが、何処かの島が地域全体で子育てをする習慣があるという。子供が出来ると近所の方が手伝ってくれたり、おばあちゃんからは「子供は宝。」と毎回言われ、レストランに行っても皆子連れ。どこへ行っても子育てしやすく、又褒められる。少しぐらいなら子供を預かってくれるし、ご飯も食べさせてくれ…

喘息と腰痛

今日来た方は喘息の後の腰痛だった。話を聞きながら、どうもおかしな事を言う。まず今まで腰が痛くなったことがない、お腹の調子と腰痛が連動している、喘息の治療の後から腰が痛くなった、便秘がある、何となく食後ムカムカする、坐っていると腰は痛いが歩くと何ともない。この問診をしただけで、喘息の時に抗生剤を咳を止めるために飲んで胃炎になり、その胃炎が続いているのでは?と当たりがついた。身体を診てまず大腿四頭筋が…

希望

Bi-Digital O-Ring Testを長年やっているとがんの患者さんは多い。 ある患者さんががん専門病院に行ったら、次のように言われたという。 「あなたの○○がんは△△の薬をやれば2ヶ月延命する。または△△の抗がん剤を足せば7ヶ月延命した症例もあった。」 と薬と延命の話ししか出なかったという。 「私が医者に聞きたいのはそれ以外で可能性のある治療法は、専門家の立場から何かないのかということだ…

残り5%の痛み

常連さんが五十肩で通っている。一時期よりはいいがまだ夜間痛があり、神経ブロックを受けようと麻酔医を訪ねたら、「先生、肩をこういう角度にするとここが痛むんです。」と言ったら、「そういう角度にしなければいいじゃない。命に別状はないし・・・。」と言われて驚いてしまったという。その後うちに来て、「僕も昔は100%治そうと思っていたが、段々やっていくうちに80点でいいやと思うようになった。理由は100の痛み…

体重増加と母の手作り

40代の女性が最近若い頃に比べて10kg太ったので、マクロビの講習を受けて、「砂糖は麻薬」「牛乳と乳がん」「トランス脂肪酸(アメリカでは全面禁止)」の話など色々と聞いてきて、そんなものかと思っていたという。しかしうちに来て又同じ話をされたので、やはりそういうものなんだなぁと思ったという。この方は二十歳ぐらいまでコーラやマック、市販のポテトチップを食べたことがなく、何かあるとお母さんが作ってくれたと…

最近の患者さんの特徴

4-5年前なら治療院を探すのに「品川 鍼」と入れて検索していた方が多かったが最近は違う。 ブログを実に読み込んでこられる。 以前来た方は、「先生のブログに『坐骨神経痛は8回で治る』と書いてありました。よろしくお願いします。」と言う。 1回目治療してみると効果がわからないという。 少し治療法を変え2回目の後も効いた感じがしないという。 また治療法を変え3回目の後、変化がないという。 4回目におみえに…

手術後の痛み止めで左坐骨神経痛を発症

以前、「水虫とぎっくり腰」の話を書いた。水虫の飲み薬は長期服用しなければならず、それが原因で胃を壊す。そうすると腹筋が働かず、腰に負担がかかりぎっくり腰になるという話だ。これと似た話で、身体にメスが入るとその後、鎮痛剤を飲み過ぎると胃を壊す。胃粘膜保護剤でちゃんと治療すれば良いが、痛み止めだけ飲む方も多い。それが続くと腰に負担がかかり、太腿の裏(下っ腹の反応点)にも反応が出て、左坐骨神経痛を訴えて…

局所環境論

肩でも腰でも何処が痛くなるかで明確に原因が違う。 腕の使いすぎで肩甲骨の内側、心臓の反応で左の肩甲骨の下、喘息は首の後ろ、寝違いは喘息と同じ場所だが範囲が広い。 腰も甘い物取りすぎで左の腰の上、刺激物の摂取で右の腰の上、ぎっくり腰は腰の下で真ん中、坐骨神経痛はどちらか一側、腸は腰骨の上で左側。 一般的に肩首腰痛と言っても、身体はその原因の違いを明確に表している。 それを正確に読み解くのが仕事だが、…

閉経と解放

常連さんが閉経して、もう女ではなくなったのかしらと言う。この閉経に関しては以前師匠から、「閉経は女性にとって解放である。」と教えていただいた。一般的に女性の生理は12才から48才までの36年間である。多少の前後はあるにせよ、50才に近づくと女性の症状は増える。その中で圧倒的に多いのが不眠である。その次にホットフラッシュ、関節の痛み、だるさ等々、不定愁訴のオンパレードである。極端な女性ホルモン低下な…