鬱病一歩手前

数年ぶりに来た方が何となくスッキリしないという。試しに「鼻炎」「噛み合わせ」「胃腸炎」はないか聞いたら、すべてあるという。それでは病気は治らず、一つずつ医者に行って治療してもらわなければならないと説明をした。そして身体を診ると末端の腕や足が硬い。これはストレスを意味するので、心臓も診たら「ヤダモン君」がいる。硬さから2-3年経っているので、話を聞いたら、お父様を亡くし心が癒えないという。そして首を…

修行するところと医者に連れて行く話

新米ママが子供の歩行が遅いと言ってきた。話を聞くと特別に低体重や低身長ではなく、生活の中に色々と工夫をするだけで良くなりそうな感じなのでそれは自分の修行と思って色々と取り組みなさいという話をした。その後で子供の鼻炎が続いて医者から数年同じ薬が出続けているという話になった。まだ4才なのにそれはおかしいという話になり、医者を変えなさいと指導した。この新米ママも喉が弱く、昔から耳鼻科通いで自分の子供が少…

毒にまみれた現代人の1日

ネットで見つけました。 ———-<引用開始>———- 朝、けたたましい目覚ましの音で一日がスタート。 朝は食欲がないけれど、とりあえず ハム(発ガン性の添加物たっぷり)エッグ(抗生物質入り)と 食パン(ポストハーベスト小麦粉入り)に マーガリン(トランス脂肪酸(アメリカでは全面禁止)、ガンのもと)を付けて。 飲み物…

何を作るかではなく、何処を削るかが大事

先日テレビを観ていたら、ソフトバンクのペッパー君を開発した方と大仏師の方が対談をしていた。会話の中で、「木から彫っていくわけですが、鼻を作るのではありません。頬を削れば鼻が自然に出来るのです。木が私にここを削れというのです。」という内容のことを話していた。この言葉にはハッとした。我々も治療の際に膝を治そうとして、膝ばかりに目を向けるとあまりうまくいかない。周りの環境を整えて膝本来が自由になるように…

自分のスケジュール帳が真っ黒でないと気が済まない方へ

「休むことを仕事とせよ。」は今まで何度も言ってきた。今日来た40代の方が去年から大きな仕事や不慣れな仕事で走り続け、最近ふぬけになってしまったという。身体を診ても全く異常がない。「あなたの頭の中はまだ仕事が回っているでしょう。気持ちは分かるが、気持ちだけ焦っていてはアイドリングしているみたいで、体も休まらない。僕みたいな仕事をしていると、オフの使い方の下手な方は仕事の結果が変わっているように思いま…

定年後の過食

先日、定年した男性が注意すべき事で定年後食欲が出るという話をした。これは今まで男性特有かと思っていたら女性にも同じようなことが起こっているようだ。女性も仕事から開放され時間が出来るとまず、朝起きてどんな美味しいものを食べるかを考える。仕事をしていたときはただ急いで食べる事しか考えなかった方が、○○もいいし、△△も悪くない、たまには□□も食べてみたいと頭の中が美味しい食べ物で一杯になる。食事の時間も…

日頃のメンテの効能

ある女優さんが日舞の稽古をしている。 あまり日舞が得意な方ではないが、稽古の最終日に思いっきり本気で踊ったらかなり身体を痛めた。 治療もすぐに効果を現さず、こんなになってしまうのかと思った。 この方には次の話をした。 「あなたは普段からメンテをしているので、思いっきり日舞をすると身体がこうなると理解している。しかしメンテをしていない方は、こういう状況がわからないから本番で大ポカをする。そして必ず『…

定年した男性が注意すべき事

60代後半である男性が仕事を止めた。今まで忙しく動いてきて急に定年となるとすこし時間の使い方が難しい。この方には次のことを話した。 すこし時間が経って仕事を再開するにしても2年後が良い。これは「どんなに辛いことでも体は2年で回復」で書いたが、心身共にリフレッシュするのに2年が丁度いい時間という事がわかっている。 定年後は以前より頻繁に当院に通うようになる。これは、今までは忙しそうにしていたから何も…

温めれば治まる症状

昨日来た方は年配の女性は病名だけ挙げるとすごい。腎不全で人工透析、高血圧、心臓のバイパス術、脊柱管狭窄症で体重が35kg、胃腸は動かないし、階段は上れないし異常な冷え性。薬は嫌いだし、透析以外では医者に行かないという。まず35kgでは体力が全くない。透析で20kg痩せて冷え性も酷く靴下3枚履いてもダメで眠れないという。湯たんぽは使っているが寒くて寝られないという。こういう場合は温熱療法しかないが、…

転んでわかった耳の病気

年配の方がここ数日4回も転んで、娘から脳波を調べてもらった方がいいと言われたという。話を聞きながら転ぶ理由が足なのか、血行不良なのか、脳の病気なのかBi-Digital O-Ring Testで調べてみることにした。調べてびっくり耳が(-12)と飛び抜けて悪い。これは今までに何か既往歴があるはずなので聞いたら、10年前に突発性難聴、それから5年前にメニエール病をやったという。「右でしょう。」と言っ…

減量すると友達が変わる

20才の時より15kg位増えた女性が減量に取り組んでいる。まずは「白米」「醤油」の制限から取り組み、少しずつ成果が出てきた。家庭でもご主人から、白米を勧められなくなったという。こうなると公にして友達にも知らせた方がいい結果が出る。「あなた、もうケーキ食べないのよね。」「食べ放題もう誘わないから。」と太っていたときは皆友達が、食べる話題ばかりだったのが、減量し始めて段々効果が出てくると初めはうらやま…

義理の父の肺炎

常連さんの義理のお父さんが肺炎で入院したという。年は92才、一時期は危なかったそうだが、何とか退院出来たという。嫁の立場で、担当医に「肺炎の原因は何ですか?」と聞いたら、「この年になると菌の特定がうまく出来ません。おそらくこの抗生剤でいいと思いますが、熱が下がらなければ変えます。絶対大丈夫とは言いませんが、ダメならまた変えます。おそらく大丈夫だとは思います。」と少し頼りがないという。医者も原因が特…

不眠症と首のこり

大分前の話だが、男性の不眠症治療がうまくいかず当時お世話になっていた先生に送ったら、簡単に治ってしまった。気になって先生に聞いたら、「お前に言ってもわかるわけがない。ヒントだけやるが首の7番の回りだ。」と教えて戴いた。その後何年かしてこの謎が解けた。首の7番というのは首を前屈させたときに、恐竜の背中みたいに真ん中に骨が出る。丁度肩の高さで一番出ている骨が7番である。不眠症の方はここが硬く柔軟性がな…

がんと血管、肺炎は大丈夫でも、頭が・・・

年配の常連さんには死因のがん、血管、肺炎の話を良くしている。がんは食生活や乳酸菌、血管は血圧計と医者で管理、肺炎は食生活や按腹で腸を元気にして鼻炎対策の話などをしている。もちろんすべて防げるわけではないが、確率は減らせる。知識を持つことによって意識も変わる。しかし今日来た方にはすべて上記の対策を打っているのだが、「年を取ったせいか外に出るのがイヤ。買い物も最低限。後片付けもイヤ。主人と一日中テレビ…

段々効かなくなる肩の注射

常連さんが肩が痛くて何とかならないかという。調べてみると我々が鍼灸や筋膜リリース(ファシアリリース)をやるより、医者に行って注射を打った方が早く治りそうなので、神経ブロックでもと勧めた。専門の所で4回打ったが、初めは良かったが4回目はほとんど効いていないという。この話を聞き、「実はそういうものです。だから大学病院などでは初めはえらい先生が打ち、段々下の先生が担当になる。患者にしてみるとえらい先生の…

普段治療しないところが大事

患者さんの中にはかかりプロというか、治療に慣れている方は多い。 我々の業界に数千万円のお金を落としている方もいる。 私が生まれる前からかかっている方もいる。 治療技術は解剖を学び 自分なりに考えて作ったが、どうも数ヶ所普段あまり一般の先生が治療しないところがある。 1.太腿の前面-ここは自覚症状が出ない。この筋肉が硬くなると膝痛を訴えてくる。また胃腸障害でも出やすい。腰痛や坐骨神経痛の時は見落とし…

40代男子の過食が止まらない

40代男子の方に何人も過食を注意している。なぜ過食が止まらないか考えてみた。まず学生時代はまだ成長期だからある程度過食をしても太らない。社会に出て必死に仕事を覚えようとすると、あっという間に30代になってしまう。30代は本当に勉強の必要な時期だから、男の38才説までは幅広く深く学んで少しは仕事が形になってくる。それが40代になると会社の中でも少し偉くなり、子供も大きくなり、時間とお金に多少のゆとり…

筋肉の質と潰瘍性大腸炎

昨日紹介できた方は何とも筋肉の質が良い。完全に瞬発系である。試しにそのことを伝えてみると、「あなたの筋肉は抜群の瞬発系ですね。100m走とか得意でしょう。テニスとかバトミントンはいいです。しかし全くマラソンが出来ません。典型例です。」「そうなんです。短距離がいいのに、どうしてマラソンが出来ないのかと不思議に思われていました。」「そうでしょうね。こういう方は性格的に白黒つけたがる方が多いんです。0か…

突然起こった喘息発作

当院の喘息の記事を見てきた方が、少しおかしなことを言う。「去年まで全く喘息で咳き込まなかったのに、突然、起こったのです。」普通はそんな事は起こらない。何か生活で動物(小鳥や猫)を飼ったとか、古い絨毯をもらったとか、古着を買ったとか、仏壇をもらったとかがないと発作は起こらない。医者に薬を丁寧に処方してもらったわりには治らないで来院された。詳しく話を聞くと咳き込む前に腰痛がありインドメタシンなどの外用…

微妙な過食

常連さんが少し過食をして腰が痛いと言ってきた。本人は過食が原因で腰が悪化することをよく知っているので、絶食しますとは言うが中々実行までいかない。身体を診ると今までの過食と少し違う。今までは10の器に対して15や20食べていたが、今回は13程度である。むちゃくちゃな過食ではない。そしてその状態が3週間続いた程度の反応しかない。いつも出る足の脛の胃酸過多やスタマックラインが反応していない。本人は少し絶…