症例

胃を治す

去年から風邪の影響もあり、胃を壊した方は多い。 よく考えてみると、小鳥タイプの方の胃は深刻である。 ライオンタイプならフードチェックや食事指導、鍼灸で何とかなるが、小鳥タイプの胃は一筋縄ではいかない。 胃が壊れると腸もやられ免疫は下がるし、粘膜は弱くなるし、腰は痛いし、足は冷える。 頭痛や耳の病気、風邪のひきやすいし、生理不順と良いことは何もない。 筋トレをしても太れないから、体力がつかない。 今…

言葉の力

少し読書の時間があったので、「薬は恐い! 病院は危ない! 病気はこうしてつくられる! 医薬業界が死んでも語らない本当のこと」宇多川 久美子 (著), 船瀬 俊介 (著)を読んでいたら、面白いものを見つけた。 それは病名である。 「がん」と言われると「がーん」としてしまい不治の病という感じで、患者のストレスが大きい。 「がん」を「ポン」か「ピョン」にしろというのである。 何となく可愛くて、乳ピョン、…

最強の健康法

長い治療経験の中、今までの肩こりが嘘のように良くなってしまうことがある。 何かいいことをしたに違いないと思って聞くが、特別にはしていないという。 こういう場合は心のスイッチが大きく影響している。 以前、病院勤務の時に交通事故の後遺症で通っていた床屋さんが、治療しても中々良くならず、こちらも困っていたが800万円(当時としては高額)で示談が成立した途端、首の痛みがなくなってしまった。 漫画みたいな話…

子供の心理

子供の治療には時として神経を使う。 それは結果を白黒で求めるからである。 以前に、「先生、僕の腰を治せますか?治せないのならよそへ行きます。治せるのなら通います。」と言われて、返答に困ってしまった。 気持ちも分からないわけではないが、怪我をして治るということは子供にしてみれば、「100%完治」を意味しているので、少しでも違う状況になると不安を感じてしまう。 「先生あの時、この骨折は問題ない、大丈夫…

顧客満足と安心

仕事柄、会社の社長は多い。 色々な話が出る中で、「顧客満足」という言葉は何度聞いたかわからない。 確かに大事なことだが、これに関して師匠から、 「顧客は満足しない。どんな商品だってもっと良いものが欲しくなる。だから安心を与えるようにしなさい。」 と指導を受けた。 この言葉の重みが年々深くなってきた。 例えば我々が腰を治療する場合、顧客満足で考えると、「いかに早く、きちんと治すか。」ということになる…

人生3つの坂

大分前にある先生から、「人生3つの坂」の話を聞いた。 「上り坂」「下り坂」あとは「まさか」。 この話には唸ってしまった。 仕事柄体を壊している人を診るが、人生まで狂ってしまう方がいる。 こんな事が起こるとは思わなかった。 全くの想定外。 何で私にこんな事が起こるの? 皆、「まさか」を体験した方達の言葉である。 ではどうしたらいいか。 こんな事が起こるとは思わなかったまで想定して、健康管理をするしか…

新しい自分を出す

以前、師匠から「新生」という話を伺った。 今までとは違う自分を出していく。 新しい自分を出していく。 例えば仕事場で灰皿が気になっていた場合、今までは何もせず、そのままにしていたものを率先して片付ける。 そうすることにより自分の価値を高めていく。 それを「新生」という言葉で教わった。 マラソンをやっている方も、今までと同じ訓練法でなく、体の要求をよく聞き、十分休息を取ったあとで違う訓練法に取り組む…

一言足りない

以前に年配の男性が、「100mも歩けない。」と言う。 「休むと回復するが、近くの駅まで何回も休まなくては着かないので不便だ。」と言う。 お話を伺いながら、もしかしたら血管の病気かもしれないと思い「当院で出来る治療を3回します。効果がなければ血管の可能性があるので、その時は血管外来へ行って下さい。」と説明した。 3回目の治療が終わっても全く楽にならないという。 約束通り血管外来へ行ったら、両側の血管…

耳鳴りについて

長年仕事をしていると耳鳴りの方が時々くる。 Bi-Digital O-Ring Testを専門にやっている関係も大きいだろうが、殆ど来る方は難治性である。 当院が4ヶ所・7ヶ所・11ヶ所・14ヶ所目と手強い方が多い。 現代医学でも耳鳴りは苦手で、注射で組織を破壊する方法や別の音を聞かせてやる方法など、次々と新しい方法が開発はされているがどうもしっくりこない。 耳鼻科の先生に相談すると、「まず諦めさ…

マッサージチェアの進化

仕事柄以前から、マッサージチェアには興味があった。 15年ぐらい前はよく家電量販店に行ってただで試していた。 毎月行っていたので、機械の進化を目の当たりにした。 初めは背中しか出来なかったがやがて腰が出来るようになり、肩や首、腕、お尻、手の平、足の裏 とその進化には目覚ましいものがある。 特にパナソニックのリアルプロには脱帽である。 段々治療出来る場所を増やし、揉む技術を組み合わせるのだがそれが絶…

がんになりやすいタイプC

前回、タイプAに関して書いたが、他にもタイプB、タイプCが存在する。 タイプAの反対の性格がタイプBだ。 ではタイプCはと言うと、がんになりやすい性格を英語のcancerの頭文字「C」をとってタイプCと言う。 ○怒りを表出しない。過去においても現在においても、怒りの感情に気づかないことが多い。 ○ほかのネガティブな感情、すなわち不安、恐れ、悲しみも経験したり表出したりしない。 ○仕事や人づきあい、…

心臓病が多いタイプA

アメリカの循環器系学者M・フリードマンとR・ローゼンマンは、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患になりやすい性格傾向を明らかにし、それを「タイプA行動パターン」と名付けた。 ○目標達成欲が強い。 ○目立ちたがり、出世欲が強い。 ○精神的・肉体的に著しく過敏である。 ○仕事を遂行しようとする欲求を強く、かつ持続的に持っている。 ○几帳面で責任感が強い。 ○せっかちである。 ○攻撃的で競争心が極めて旺盛であ…

アトピー性皮膚炎の治療

何十年もアトピー性皮膚炎を患っている方が来る。 完治しないには明確な理由があって、我々は西洋医学とは違うアプローチで何とかしようと考えている。 下記はその概略であるがここを外しては治らないのではないかと考えている。 1.身体の中の重金属(特に歯) 昔は歯科治療でアマルガムなどは平気で使っていた。 歯科は混合金属をよく使うが、その中に身体に合わないものがあると原因になる。 2.歯の詰め物の形(尖った…

脛が硬くなる4つの理由

少ししのぎやすくなると夏の定番の方が減る。 中には浮腫もないのに脛を触ると、痛がる方が結構いる。 今回は脛が硬くなる4つの理由を話したい。 1.歩きすぎ 脛の筋肉が足首の内側を通り、足底まで着いている。 長時間の歩行により、筋肉を酷使し硬くなる。 2.ストレス 仕事や人間関係でストレスを受けた場合、交感神経が心臓の血管を締める。 そして末端の血行が悪くなる。 具体的には肘下と膝下。 心臓にしてみれ…

人工甘味料について

最近はコンビニなどで商品の裏を見ると、アスパルテームとよく書いてあります。 これは人工甘味料なのですが、アメリカで本当に安全なのか、脳に対し悪影響があるのか論争になっています。 Bi-Digital O-Ring Testのセミナーでは以前からアスパルテームは脳、特に海馬(記憶する所)に対して悪影響があると教えて頂きました。 当院でBi-Digital O-Ring Testを使って調べても、脳の…

身体の壊れ方と健康維持

長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。 長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。 40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。 以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。 お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。 内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。 …

フードチェック

アトピー性皮膚炎や虚弱体質の小鳥タイプ、アレルギーなどを持っている方にはフードチェックをしている。 Bi-Digital O-Ring Testを使うと簡単に調べられる。本人が自分の身体に合わないと自覚がある場合もあるが、意外な物が引っかかることがある。下記は今まで調べた方の特徴である。 牛乳が合わない マーガリンが合わない 人参やオリーブオイルは少量の方が身体にいい 生の玉葱が合わない 甘エビが…

夏の定番

夏の定番は「冷たい物取り過ぎ」「エアコン」「足の冷えと浮腫」「左腰痛・坐骨神経痛」「喉を痛める」である。 まず冷たい物をなるべく摂らないようにしても胃に負担がかかる。 胃がやられれば腸までおかしくなる。 エアコンもなくては過ごせない。 子供の頃は気温が30度を超えたというと驚いたが、今は35度を超えてもそんなに驚かない。 日本がすっかり、亜熱帯のような気候になってしまった。 冷たいものとエアコンで…

「貧乏・病気・争い」一番身体にきついのは?

長年人の身体を診ていると「貧乏・病気・争い」で一番辛いのは「争い」と感じてしまう。 貧乏はいつもお金がないから慣れてしまう。 病気は治療法がないとか、動かないとかこれもある程度慣れることがある。 痛みでも段々気にならなくなってしまう事はよくある。 しかし争いはダメだ。 どれだけ時間が経っても身体に反応が出る。 特に心臓のうしろ。 左の肩甲骨の下と背骨の間ぐらいの所が、何となく病んでくる。 酷いと左…

座り心地の悪い椅子がお薦め

この季節、夏の定番の症状の方が多い。 「冷たい物取り過ぎ」「エアコン」「足の冷えと浮腫」「左腰痛」「喉を痛める」 腰痛も酷くなるとぎっくり腰で来る。 ぎっくり腰は軽ければ足の治療で良くなる。 次はお腹を揉む。 次は患部を氷で冷やす。 次は鍼。 それでもダメなら骨盤ベルト。 最終的にはさらしで固定。 段々と治療のレベルが上がってくる。 特に中年男性のぎっくり腰の場合は、原因が皆同じである。 朝起きて…