切れやすくなったら食べるな
以前から「ヤダモン君」の話は書いている。心臓の反応が左の肩甲骨に出る。本当に心臓が悪いのか緊張だけなのかはわからないが、非常に反応が出やすいポイントである。図を見て頂いて、心臓のすぐ下には胃の反応が出る。食べすぎや甘い物、脂っこいもので反応する。反応する場所が近いので何が起こるかというと、胃炎が慢性化すると横隔膜を介して心臓に悪影響がある。逆もある。心臓が長患いだと胃炎のような症状が取れない。ある…
以前から「ヤダモン君」の話は書いている。心臓の反応が左の肩甲骨に出る。本当に心臓が悪いのか緊張だけなのかはわからないが、非常に反応が出やすいポイントである。図を見て頂いて、心臓のすぐ下には胃の反応が出る。食べすぎや甘い物、脂っこいもので反応する。反応する場所が近いので何が起こるかというと、胃炎が慢性化すると横隔膜を介して心臓に悪影響がある。逆もある。心臓が長患いだと胃炎のような症状が取れない。ある…
頭痛持ちの常連さんがある病院で医者から、「あなた人に頼っていない?運動しなさい。」と言われたという。占いじゃないから普通こんな事を言われたら少し頭にくる方もいるだろうが、常連さんは、「そういうところは確かにあるかもしれない。先生の指導だから運動をやってみよう。」という気になったと言う。実際運動してみると明確に頭痛が減った。これは良いかもしれないというので続けているという。この話を聞きながら以前聞い…
大分前の話だが病院勤務時代に救急だったので交通事故で骨折の方が多く、リハビリを担当していた。当然歩行訓練をするわけだが、杖をどちらに持つかで揉めていた。「痛めた足側を支えるから痛い側」「痛い足に負担をかけないために痛くない側」「痛めた足側に杖を持ち、滑ったらこけてしまうから痛くない側」と色々に意見が出て患者さんもバラバラ。気になって調べたら、「痛くない側」に持つのが正解らしいということがわかった。…
例えば台所を少し治してもらおうと大工さんに、「ここに棚をつけて」と言ったら大工さんが、「そこにつけるのはバランスが悪い。こっちにつけた方が格好が良いし、いい仕事が出来そうだ。」と言ったら何と言うだろうか?「いやいやここに棚が欲しい。」と言うのではないだろうか。我々の仕事で言えば膝痛で来た方が、「膝は痛いかもしれないが腰を調整したい。貴方の腰はやりがいがあるから・・・」と言って、腰ばかりいじり、膝を…
先日の休みに初めて秩父神社をお参りした。その時にある看板に目が留まった。 「親の心得」 赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心を離すな これには唸った。この事を知っているだけで、どれだけ子供が救われるかと思ってしまった。
踊りをやっている人が、何もしていないのに首が辛いという。 詳しく調べてみると最近日舞で足の痛みが続いているという。 以前からトラブルはあったが、段々悪化して足の専門家を紹介することにした。 足に関しては「足の外科学会」があって、以前から何人も紹介している。 十数年前からアメリカなどで糖尿病で足の切断を予防するために、足の研究が進み、そこで勉強した先生が原宿に「足のクリニック」を開いた。これは有り難…
常連さんから、「先生は質問されて答えられないことはないのですか?」と聞かれた。あまりこういう事は言われたことがないので、少し考えてしまった。思い出してみると幸いなことに厳しい質問は以前に何度かいただいたが、ほぼ答えられなかったことはなかったように思う。そこで少し考えて、何故答えられたかであるが、「物事を極めるには原書から」と師匠から教えて戴いた結果だと思う。新しい治療法を勉強する時には必ず原点から…
仕事柄何人も経営者が来ている。そういう方達を診ていていつも感じるのは、「鈍感力」「胃腸の強さ」「頭の冴え-直感力」の重要性である。「鈍感力」は以前、「社長は切れ者はダメ。鈍感に見せておいて、実際は繊細でないと仕事にならない。繊細さだけ表に出たら、人はついてこない。そこが難しい。」と書いた。中々難しい事だがとても大事である。「胃腸の強さ」は何度も書いている。「頭の冴え」を決めているのは「腸」である。…
当院のホームページを見て、30年来のアトピー性皮膚炎の患者が来た。 患っている期間が長いだけに、皮膚がジクジクしている。 まずはこういう場合ジクジクを乾燥させるために、「ウーロン茶風呂」の話をする。 ウーロン茶には皮膚を乾燥させる効果があることを大分前に師匠に教わり、今まで何人かに試しが成績が良い。 早速この患者にも試したら効果覿面で、下の写真のよう患部が乾いてきた。(写真掲載本人許可済み) 次に…
昨日紹介で来たスポーツトレーナーは肩を痛め整形で注射を打ったもらった後、「動かしていい」と言われ、筋トレをいたらどんどん痛くなって医者を変えた。そうしたら、「安静」と逆のことを言われ、その後経過が良くないので紹介されてきた。調べてみると痛めた左肩が全体的に腫れている。これは診ただけで、「痛いのに筋トレを頑張った」事を意味する。こういう方は概して頑張り屋さんで、当院の勧めている「我慢弱い」の生き方と…
腰痛で通っている常連さんが、前回お腹を触ったら少し硬く、腰にも違和感があった。今日2週間ぶりに診たら全く良くなっていない。本人に聞いたら、「前回やってもらったから何とかなると思っていた。最近は気温の寒暖差で春バテだから・・・」と言う。「春バテって何?」と聞いたら、「気温の寒暖差で体調を崩すことを言うらしい。テレビでよく言っている。」と言う。我々から見たらこの患者は長いことうちに通っているのだから、…
よく大人が子供に向かって、「人の迷惑にならなければ何をやってもいい」という言い方をするが、これは間違いだと思う。これは師匠から教わったことだが、「子供には『人の役に立て』と教えろ」と教わった。人に迷惑にならなければと教えれば何があった時に子供は、「僕は人に迷惑はかけていない」と言うだろう。迷惑にならなかったのに、何で親から怒られるのかと疑問を持つだろう。しかし「役に立て」と教えれば、「○○さんの役…
以前から「痔と免疫」の話は書いている。痔があると免疫が上がらない。身体の中には2人いて、「本人の気持ち」と「身体の本音」で「身体の本音」が痔を許さない。痔は出血すれば外部から菌などが入りやすくなる。基本的に人の身体は密閉されていて、穴の開いた所(口、鼻、耳、肛門など)は外敵から身体を守る仕組みがある。そこが壊れれば簡単に感染が起こる。感染が起これば免疫は下がる。特に便が硬ければ肛門通過時に切れ痔が…
踊りをやっている人が、開脚を練習し過ぎて内転筋を痛めた。我々から診るとこの内転筋の炎症はちゃんと処置しないといつもでも痛みが長引く。治療法もただ冷やしたり暖めたりしただけでは殆ど効果がなく、素人がマッサージをするのは危険である。普段の生活で内転筋はそんなに使わないし、踊りの患者以外で来る方は殆どがスクワットのやり過ぎである。以前よりクスワットは基本的に禁止している。お薦めしているのは「四股」だけで…
仕事柄、患者さんが「あなたの病気の原因は不明です」と医者に言われたという声をよく聞く。 病気は出ている症状と原因が別のことがよくある。 時間が経てば経つほど新たな病気が出てきて、原因追求が段々大変な時代になってきている。 特に皮膚科、婦人科、心療内科などではよく起こる。 それだけ病態を把握するのが難しいという事だ。 我々が扱う整形領域でもそれはよく起こる。 理想的には的確な診断と治療法が確定して、…
頚椎椎間板ヘルニアで通っている方がほぼ良くなった。本人に聞いたら、95点だという。しかし以前ブログで、「残り5%の痛みを取るのは至難の業」と書いた。1番きついのは「痛みが後1.5%残っています」と言われることである。病院などでは3~6ヶ月ぐらいでこのくらい痛みが取れれば、この後あまり痛みが変化しない事を知っているから、「症状固定」と言って完治扱いする。しかし患者の中には完治にこだわる方も時々いる。…
長年治療をしていると「臓器の形」がとても気になる。腎臓や肺、肝臓なども形が大事で変形していれば、奇形や腫瘍、がんを疑う。1番わかりやすい話は「耳」で先天的に耳のない患者の「耳介形成術」はその形によって聞こえる能力が天と地ほど違うという。音を拾って増幅するのは形で決まってしまう。高名な先生に手術を頼むと数百万から数千万円という話を聞く。患者が子供の場合、その子の人生にも関わる話なので親にとっては高額…
常連さんが激務で今まで何度かヘルペスをやっている。そんな状態が続くと突発性難聴や心臓が苦しくなったり、やっかいなことがあるので、出来るだけ無理をしないように指導している。前回診た時に珍しく下半身にこりがあったが、酷くなかったので気にも留めなかった。しかし今日診たらこりがなくなっている。よく言えば下半身のこりがなくなったわけだが、ほぐれたわけではなくふぬけになってしまった。これは「身体が無抵抗」にな…
常連さんが追突事故に遭った。幸い軽症だがやはり治療は必要で首に鍼を打っている。鞭打ちをやるとその反応は腕に出る事を以前に書いた。これは病院勤務時代に見つけたものだが、非常に正確に首の反応を表している。首の筋肉も当然硬くなるが一つ気になる場所がある。それは噛み合わせの反応点である。比較的首の上に噛み合わせの反応点はあるのだが、鞭打ちでその筋肉を痛めると嚙むことがうまく出来ない。嚙むと首の痛みが誘発さ…
股関節で通っている方が調子がよかったので、少し無理をしたら痛みが出たという。今までの筋トレも出来ないし、薬も効きにくいという。これはよくある話だが、実はこういうときの対処法が大事である。本人は、「痛みの出る動きは止めて筋トレの時間を短くして、辛ければ薬を増やす」と言っているが、我々から診ると、「痛くない筋トレの時間を増やして、患部の痛みがよくなった時には今まで以上の良い環境を整えておいてもらいたい…