ジャンパー膝について
学生が何かの競技でよくジャンプをしたり、ダッシュなどのトレーニングをし過ぎると膝の痛みを訴えてくる。膝を反復的に使い、立ったり座ったりや膝の曲げ伸ばしで痛いと言う。これには分類が2つあって①膝蓋腱表層(滑液包)炎と②膝蓋下脂肪体炎(フォッファ病)である。膝蓋腱表層(滑液包)炎なら深く膝を曲げたときに痛むので見つけやすく治りやすい。しかし膝蓋下脂肪体炎(フォッファ病)だと、少し大変である。膝蓋下脂肪…
学生が何かの競技でよくジャンプをしたり、ダッシュなどのトレーニングをし過ぎると膝の痛みを訴えてくる。膝を反復的に使い、立ったり座ったりや膝の曲げ伸ばしで痛いと言う。これには分類が2つあって①膝蓋腱表層(滑液包)炎と②膝蓋下脂肪体炎(フォッファ病)である。膝蓋腱表層(滑液包)炎なら深く膝を曲げたときに痛むので見つけやすく治りやすい。しかし膝蓋下脂肪体炎(フォッファ病)だと、少し大変である。膝蓋下脂肪…
常連さんの腰痛に対して、「胃に負担がかかっています。胃を楽にすると腰は良くなります。」と伝え、胃薬を飲み始めたら体重も2-3kg落ちてジョギングもやる気になったという。このまま腰が楽になるはずだったのに、何故か坐骨神経痛が取れないという。身体を診たら、胃炎の反応のスタマックラインは消えているが、太腿の前面(大腿四頭筋)が以前より硬くなっている。これは上り坂などで負担をかけたことを意味する。「坂を上…
よく患者さんから、「こういう場合は暖めるのですか?冷やすのですか?」と聞かれる。今までだと、「冷やして下さい。」と即答していたが、段々勉強するうちに少し変わってきた。昔リウマチは必ず暖めていたが、一時期冷凍療法と言って一旦冷やして痛みを感じないようにしてから、リハを行う治療法が出てきたり、骨折や脳梗塞も昔はまず、「2週間安静」と言っていたのが、最近ではすぐにリハビリが始まる。捻挫なども暖めるという…
常連さんからいきなり、「先生は疲れないのですか?」と言われ、「昔は大変でしたが、今は大丈夫です。」と応えた。病院勤務時代はこちらもまだ20代で若く医学知識など殆どないから、毎日来る患者から、「先生、まだ痛いんです。」と言われ続けて、月に1度程度は本当に身体が動かなくなり病院を休んでいた。そして段々自分の身体が辛くなる理由がわかったきた。それは「患者の問題に対して答えを出せないから。」だと気がついた…
常連さんが久しぶりに頭痛が酷いという。この方は昔は慢性頭痛であったがEAT(Bスポット療法)のおかげでほぼ辛さはなくなっていた。こういう場合はまずマウスピースをしているか聞くのだが、この方は以前から使用しているので、すぐに原因がわからない。しかし話をしていくうちに、マウスピースは当院が勧めたBi-Digital O-Ring Testの専門医ではなく、今までのかかりつけの先生で、その先生は「マウス…
常連さんが少し重労働をして両足が痛いという。痛がる場所を診ると、相当踏ん張ったことが分かる。しかし首も同時に痛くなったという。本人は首に痛みが出る理由が全く分からず、それも右だけ、痛みは一瞬で消えるが1時間毎に辛いという。この話を聞いてすぐに、「これは戦略的痛みと言って、身体が反乱を起こしているのです。足への負担は相当なものだったので、身体にしてみたらまたこんな事をされたらたまらない。何とか本人に…
昔テレビでお笑いの小松政夫さんがネタを作るときの話をしていた。それは実際に見た話らしいのだが、ある車のトップセールスマンが上得意様から電話があり、「あら、○○さん、ちょっと車の調子がおかしいの?すぐ来て下さる?」と言われて、すっ飛んで行ったという。着いてすぐトップセールスマンは上着を脱ぎ、ワイシャツの腕をめくり、車の下に入って点検したという。ボンネットも開け、手から顔からワイシャツまで真っ黒になり…
常連さんが、健康診断で「乳頭腫」と言われて悩みを抱えているという。インターネットで段々調べていくうちに、緑内障との関係記事を見つけ、今度は緑内障を調べたら失明すると書いてある。子供はまだ小さいし、私が失明したらどうなってしまうのだろうという悩みだ。最近は患者さんが自分の病気はよく、インターネットで調べてくるので質問が鋭い。しかし我々から見るとどんどん調べれば調べるだけ重篤な内容しか出てこない。腰痛…
長年仕事をしていると、時々難しい肘痛が来る。こちらもあの手この手と治療する。鍼灸、マッサージ、キネシオテーピング、固定、皮内鍼、パルス(低周波治療)、オイルマッサージと色々手を替えてやっても全く痛みに変化がない方がいる。そうなるとこちらも手の打ちようがないので、専門的なところを紹介するしかない。 紹介先はまず第一に「筋膜リリース(ファッシアリリース)」で痛みの出ている周辺の筋肉や靱帯、膜などの組織…
左肩を痛めた常連さんが前回、末端の治療がうまくいったので、「末端が楽になるから、辛い左肩には良い環境になる。おそらくぞ辛さは半分になりますよ。」と言って本日診たら、「左肩は全く楽になっていない。むしろ辛い。」と言う。この方は以前スマホのやり過ぎで、左肩を痛めていたので、「左肩が楽になっていないのは、スマホを止めたと言っていたが、相変わらずやっているのではないか。」と疑ってしまった。仕事柄、患者さん…
常連さんの義理のお母さんが少し認知症っぽいので、調べて欲しいと言われ全身状態を診たら、頭の重金属沈着(アルミニウム)の数字が異常に高い。これはBi-Digital O-Ring Testを使うと簡単に調べられる。こういうケースは今まで何度も経験しているので、原因はアルミ鍋の長期間使用である。一番多いのが、嫁入り道具にアルミ鍋一式をもらいそのまま30-40年使い続けるケースである。あとは口腔内の異種…
以前新聞を読んでいたら、 「ダニは、ジャスミンの香りが苦手なことが、家庭用品メーカー「花王」などの研究でわかった。「におい」を使った新たなダニ撃退法の開発」 との記事が目にとまり、とても興味を持った。医学の発達における薬の開発は「いかに細菌やウィルスを殺すか」で基本的に敵扱い。共存の考え方がない。その結果どうなったか、次から次へと耐性菌が出てきてまるでいたちごっこ。このよせつけない工夫というのは病…
先日、リウマチの講義を聞いていたら担当されていた先生が、「この患者は寛解(かんかい)しました。」と説明していた。この寛解(かんかい)という言葉だが、あまり日常生活では使われない。 「治癒」は治ったことを意味するが、「寛解(かんかい)」は一時的に楽になったり、症状が消えた状態で、治る可能性もあるが、再発も否定出来ない。がんなら縮小または消失しているが、がん細胞が再びふえ始めたり、転移したりする可能性…
音楽家の方と話をしている時に、「和太鼓のコンサートは感動した。テレビではあの感じは伝わらない。」と言う。では何に感動したのだろうか? 私は「臓器の共鳴」と思っている。太鼓などは何故か皆が、「腹に響いた」という言い方をする。臓器には特定の周波数があり、太鼓はおそらく大腸のという臓器と周波数が似ているのではないかと思っている。音楽によっては、「胸に響く」や「耳ざわりがいい」という言い方をするが、これも…
肺の病気で通っている人が担当医から、「治験に協力頂けないか。」と言われ承諾をした。取り敢えず2ヶ月が過ぎたが、副作用などの問題はないという。月に2度診察に行っているが、その都度採血をされ、本人は、「こんなに毎回血を取って貧血は大丈夫かしら?」と看護師さんに聞いたら、「この程度は全く問題ありません。」と言われ、安心したという。病院にとっても治験を受けて下さるという事はありがたいことなので、何故か今ま…
先日、常連さんが、「トヨタのレクサスは高速道路ではほぼ自動運転が出来るらしい。知り合いが買ったんだけど、トラックなどの大きな車を追い越す時はギリギリで追い越すと少し怖さを感じるので、小さい車よりは少し隙間を空けて追い越すらしい。なんとも憎い心配り。」と教えてくれた。 話を聞きながら、さすがトヨタと思った。 我々の仕事でも股関節や膝関節など、人工関節に代えた場合、時々苦情が来る。 「手術した膝は人工…
骨折のリハビリをやっていてほぼ終了した常連さんが突然、左の腕と肩が辛いという。調べてみると確かに左の腕のこりが酷い。こういう事は自然発生的には起こらないから、何をしたのか聞いたら、何もしていないという。2週間前も酷く、鍼をしたが治療が効かなかったか、新たに負担をかけなければこういう硬さは出来ない。原因をひつこく聞いたら、「寝ながらスマホを見ていましたが関係あります?」と聞くので、「おおありです。」…
よくゴルフをやる方から、「治療はゴルフの前、後?」と聞かれる。経験的にあまりゴルフをやらない方は、「昨日ゴルフに行ったら、腰が痛くなっちゃった。」と言うし、頻繁に行く方は、「週末ゴルフだから診ておいて欲しい。」と言う。あまり行かない方はゴルフで腰痛を起こすと思っていないし、頻繁に行く方は前回の腰や脚の事が気になっている。では正解はどちらであろうか。私自身は、「ゴルフの前」と思っている。理想を言えば…
以前、師匠が、「色々な菌の感染に関して抗生剤をカクテルしてみたらどうか」ということで実験されていた。抗生剤はペニシリン系、セフェム系、マクロライド系などと世代毎に効能が違う。この話を聞きながらなるほどなぁと思ったことがあり、乳酸菌に関しても同じ事がいえるのではないかと思った。一番定番のビオフェルミンは「ビフィズス菌」「フェーカリス菌」「アシドフィルス菌」、ビオフェルミンプラスには「ロンガム菌」が追…
現在、ゴールデンウィーク真っ直中だが、当院はこの時期は休まない。 休まない大きな理由の一つが、「お懐かしゅう組」に逢えることである。 今までかかっていた方達が、仕事で関西などに転勤になったりして、実家が東北となると当然、東京を通る。 患者さんの中には、「久しぶりに東洋に寄ってみよう。」という気持ちになり、ふらりと来ることがある。 「あら、懐かしいですね。お子さんもう小学生ぐらいになりましたか?」と…