飼い猫の手術
数週間前に飼い猫の「蘭丸」がぐったりしていた。様子を見ていたら段々具合が悪くなり、吐くので医者に連れて行って色々と調べたが原因がはっきりしない。先生も困った顔をしている。これでは仕方がないので、ある方から教えてもらった医者に変えて調べて貰ったら、「お腹に何か異物があり、それが詰まっています。それが原因でこの血液の異常はすべて説明つきます。」という。説明を聞きながら、これは開腹だなぁとすぐにわかった…
数週間前に飼い猫の「蘭丸」がぐったりしていた。様子を見ていたら段々具合が悪くなり、吐くので医者に連れて行って色々と調べたが原因がはっきりしない。先生も困った顔をしている。これでは仕方がないので、ある方から教えてもらった医者に変えて調べて貰ったら、「お腹に何か異物があり、それが詰まっています。それが原因でこの血液の異常はすべて説明つきます。」という。説明を聞きながら、これは開腹だなぁとすぐにわかった…
酷い肘痛で通っている人が1度ある手術をして、一時期は良くなったものの、また痛みが出てきた。医者に2度目の手術を勧められたがどうしたらいいか分からないという。気持ちは分かるが我々としたら、「その担当医が自信があるなら受ければ良い。症例をこなしている先生は『○○の場合はこうだった。△△の人のこんな事があった。』と過去の症例をどんどん言う。この世界100%はないから、お薦めしますとは言うが絶対大丈夫とは…
時々酷い外反母趾の方が来る。何十年もかけて悪くした人は諦めてしまう。しかし外反母趾はちゃんと手術で治る。それも相当綺麗に。外反母趾をほったらかしにすると膝や腰にも悪い影響があり、最終的には首のゆがみと頭の血行不良まで起こす。決して足だけの問題ではない。是非「外反母趾 手術」で調べて戴きたい。諦めた方から見ると夢の治療である。一昔前に比べて、外反母趾や静脈瘤は専門病院も出来ている。時代の流れを感じる…
時々味覚障害の方は来る。当然耳鼻科で検査をして戴き、よく亜鉛などが処方される。飲んですぐ治れば良いが、亜鉛だけで良くなる方は少ない。今日来た社長が、「最近味覚障害がかなり良くなっている。」という。何をやっているのか聞いたら、ORT-乳酸菌、EAT(Bスポット療法)、便秘のためにアロエをだという。まず味覚障害の原因だが、加齢、口の中が乾いたり、鼻炎、糖尿病や腎臓、消化器の病気でも起こる。あとはストレ…
久しぶりに来た社長と老後の隠居生活について話しが出た。「やはり老後は余りお金のかからないタイやベトナムなどどうですか?」「時々、旅行でいくにはご飯も美味しいが、毎日あれだと日本人はダメかもしれない。やはり日本がいい。最近は湘南とか家が売れているらしい。」「そうですか。僕には少し夢があって、老後隠居生活を描いています。」「え、どんなの?」「まずは少し高台の海辺に暮らす。津波が来ても大丈夫な高さの所。…
新型コロナウィルスの影響で会社に出勤せず、自宅でテレワークをしている方は多い。 我々もすべての学会が中止で、オンラインでの開催になってしまった。 最近では週に多い時は4回もzoomで学会やセミナーをやっている。 会場に行かなくてもいいし、会費は安いし、終わってすぐに寝られるし、ズボンはパジャマでもばれない。 数をこなしていく毎にその便利さを覚えてしまい、もう戻れないという先生もいるほどである。 学…
常連さんから、「子供の治療はどんなことをするのですか?」と言われ、少し考えてみた。 .夜尿症-いわゆる「おねしょ」。最近は減ったが、一昔前はお腹を緩めたり、飲み物の制限をしたり、骨盤をいじったり、足のツボを刺激したりしていた。 側弯症-学校の検診などで校医から指摘される。殆どは経過観察だが、左右不対照のスポーツなどはチェックが必要。軽度であれば側弯症自体は問題はないが、ある程度の角度を超えると装具…
常連の保育士さんが肘を折った。いい医者にボルトを入れて頂き、「全治4週間」と言われて、4週間経ったので本人は仕事に復帰しようとしたら、医者から、「保育士なんかできませんよ。」と言われてびっくりしたという。これは以前、「全治と完治」でも書いたが、医者の言う全治は「取り敢えず骨は問題ない。炎症もまあまあ治まっている。何とか日常生活はできる。」を意味していて、患者さんが考える仕事復帰という意味ではない。…
以前から東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授の著書は読ませて頂いている。腸や寄生虫の第一人者で、「蟯虫をゆっくり飲み込み飼い、9代目を『キヨミちゃん』と名付けた。」が有名である。連作で腸の話が多い中、今回は「認知症」について書かれた書評がきた。下記はその抜粋である。 ■親をボケさせないための方法<抜粋> 朝食を抜く 朝食の代わりに「MCTオイル」入りのコーヒーを飲む 昼間、カルシウム入りの天然水を…
今日来た方は膝痛で初診時に膝のサポーターを指導した。あれから普段は着けているのかと聞いたら、「なんか格好が悪い。」と言う。我々から見ると、松葉杖、三角巾、サポーターなどは人に見せた方がいい。駅や階段などでも「あ、あの人、足がわるい。」「鞭打ちをやった人。」「膝に包帯しているから足が悪い。」と思われた方が安全である。以前、通っていた妊婦さんが「初めの子供の時は全然お腹が出ていなくて、電車で席を全く譲…
ヴィヴィアン・リーチが書かれたそうです。師匠から教えて戴きました。 地球は囁きました、でもあなたは耳を貸さなかった 地球は話しました、でもあなたは聞かなかった 地球は叫びました、でもあなたは耳を塞いだ そして、私は生まれました・・・ 私はあなたを罰するために生まれたのではありません・・ 私はあなたの目を覚ますために生まれたのです・・ 地球は助けを求めて叫びました・・・ 大洪水、でもあなたは聞かなか…
常連さんのご主人が、「最近、眩暈、立ちくらみ、動悸が起こる。すーっと立った時に良く起こる。動悸は5秒程度なのだが心配で頭のCT・MRI、心臓まで調べたが、何も出ない。」と言う。「それは耳鼻科に行くんです。」「え、耳鼻科?」「はい、立って起こる動悸は首の動脈が硬いか、鼻炎持ちです。おそらく耳にも影響しているのでしょう。急に立って心臓は血液を脳に送らなければならないのに、鼻炎や耳の調子が悪いと、眩暈、…
最近はブログを見て来院される方は多い。今受けている医療に何となく不都合や不満があるのであろう。人によっては、「よくこれだけ我慢されましたね。」と言いたくなる方もいる。そういう方達の特徴はただ一つ、お人好しである。「この先生にお世話になったから・・・。」「もう少し信じてみよう。」「あそこの病院は混んでいるから・・・。」と治療効果が出ていないのに通い続ける。先日、我が家の猫が連日吐いて、グッタリしたの…
現在ブログの数が1400本ほどで、私自身何を書いたか正確に覚えていない。 具合の悪い方の話しばかりなので、ネタに困ることはないが、かなりの話は重なる。 これだけ長い間、人が暮らしていく中の問題点を書いたので、来た患者さんに対して、「その話はブログに書いてある。」と言えて、内容をプリントして渡したり、メールやLINEに送っている。 先日も常連さんが、「ビオフェルミンがいいと聞き、少し飲みすぎたら便秘…
常連さんが「テレワークで少し身体がなまって、1時間ぐらい散歩をした。久しぶりの散歩だったので、ご飯が美味しかった。」と言う。この話を聞いて、この方は痩せられないと思った。まず1時間程度の散歩で使う消費カロリーは100kcal程度、バナナが大体そのぐらい。1時間の散歩でバナナ1本程度のカロリーしか消費しない。意外と使わないものである。散歩のあとは食事が美味しく感じ、もっと食べてしまうのではないだろう…
新型コロナウィルスの感染「第2波」に備えるためのデータの一つとして、理化学研究所(理研)が神戸・ポートアイランドに整備中のスーパーコンピューター「富岳」を使って計算していた、せきなどで飛び散る飛沫経路予測の一部の結果が、3日明らかになった。通勤電車や小規模オフィス、教室や病室といった閉鎖環境を想定している。 https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/movie/part0…
最近は乳がんが低年齢化してきて、一昔前なら40才を超えてから検診を受けなさいと行っていたが、最近は30才、場合によっては20代後半から検診を薦めている。そういう場合は年に1度のチェックだが、誤診の確率をゼロに出来ないので、半年ずらして2ヶ所で調べなさいと言っている。A病院で6月ならB病院で12月という具合いに、年に2回、チェックしていれば誤診率は下がる。毎回レントゲンというわけにもいかないので、超…
常連さんが今年の初めに転んで足を痛めたという。話を聞いたら、「転んですぐ足のレントゲンとCTを撮ったが医者が患部を触りもせず、『大丈夫です。』と言われ、そのあと数日してから足の指に痛みが出て、どうもおかしいので先生に、『ここが痛いんです。ここです。』と言ったら、そこを詳しくレントゲンで撮って、剥離骨折がわかったという。それから少しして今度は左胸が痛くなったので、近医に行ったら『CTまで撮っているの…
長年仕事をしていると、「臓器の強さ」に関して感じることがある。例えば胃と肝臓でお酒を飲んだ場合、肝臓が強ければ、胃炎を起こすまではお酒を飲める。胃が強ければ肝臓が音を上げるまで飲める。その時胃は何ともない。辛いものを食べる場合でも胆嚢と胃で胆嚢が強ければ胃が辛くなるまで食べられ、胃が強ければ胆嚢が痛みを出すまで食べられる。胃腸でも同じで、胃が強ければ腸の不調(腹痛・便秘・下痢)を起こすまで食べられ…
50-60代の男性で時々、夜間頻尿の方が来る。夜間頻尿の原因は心臓病や前立腺肥大症、腎臓病などだが、そこは大丈夫で薬が効かない方達がくる。我々はそういう場合に鍼灸や温熱、健康食品などでいくつか治療法を持っている。まず鍼灸であるが、図の赤い点に鍼を打つ。前立腺肥大症の方などにはとてもよく効く。但し「鍼をやってもらった日はおしっこがスッキリ出て夜中起きなかった。しかし2-3日しか持たない。せめて4-5…