キーワード 生き方

身体と生き方

40年以上仕事をしていると最近は少し説教っぽい事を言いたくなってきた。 下記に挙げるものは、身体と生き方のコツである。 基準にしているのは「体が喜ぶか喜ばないか」である。 ■悪い習慣  根を上げることは罪悪と思っている  限界までやらないと気が済まない性格  甘い物・辛いものが止められない  満腹まで食べないと気が済まない  飲んだ後は必ず締めのラーメンを食べる  物事に白黒つける癖  スケジュー…

生き方の選択

長年この仕事をしていると、人生の先輩からいいお話を伺うことが多い。お金に関して覚えている話は、「誰かが近寄ってきて、『ちょっと話が・・・。』と言って来たら、殆どはお金の話。話を全部聞いたら断りにくいので、『ちょっと・・・。』と言われた段階で、『金ならないからね。』と最初に言ってしまえば相手は言いにくくなる。これはコツ。」と教えて戴いた。またある銀行の頭取を治療している先生から聞いた話だが、「どうし…

側弯症の生き方

仕事柄、側弯症の方を時々診る。 曲がりがひどくて手術をした方や、女子中学生で親に連れられてくる方などがいる。 大人になるまだ気がつかず、何かのきっかけで指摘される方もいる。 角度的に15度、25度とひどくなければ経過観察で西洋医学に治療法はない。 中学生ぐらいで指摘される方は、極端な片腕だけ使うスポーツ、テニス、野球、卓球などは控えめにと言っている。 背骨がねじれ、そのねじれを促進するような身体の…

高血圧・糖尿病・腎臓病と生き方

以前、安保徹先生から教えて戴いた事で書いたが、過酷な生き方で病気になる。高血圧や糖尿病があり、血管を痛め続けると腎臓を痛めやすい。理由は心臓からの血液は大きな圧力で直接腎臓に行くので、腎臓の細い血管に負担がかかるからである。そんな持病を持った方が、仕事で責任感が強く真面目だと常に交感神経優位になり、益々病気を促進してしまう。安保先生も、「突然なる腎臓病は過酷な生き方が原因。」と教えて下さったが、腎…

生き方の問題

以前に小鳥タイプとライオンタイプの話をした。 端から見て元気なのはライオンタイプだが、我々から見るとこのタイプ、困った性格 の持ち主である。 少し特徴を挙げてみる。 1.我慢強い-根を上げることは罪悪だと思っている。体力があるので他人が根を上 げてもライオンタイプは根を上げない。当院は我慢弱い人間を作ろうとしている。 2.現界までやるのが好き-体力に自身がある分、倒れるまでやらないと気が済まな い…

身体を基準にした生き方

1年前に心臓を手術したが何となく調子が悪く、最近肺炎で入院したという話を聞いた。これはよくあることで、患者さんは心臓の手術をすれば完治して、すごく元気になると思っているがいまいち調子の出ない方は多い。そんな中仕事もセーブせず、手術をしたのだから大丈夫とばかりに頑張ると、免疫の低下と共に肺炎を起こす。本人は、「こんなはずではなかった。」と言うが、我々から見ると、「やはりやりましたか。」と言いたくなっ…

がんが自然に治る生き方

T. ケリー・ターナー著『がんが自然に治る生き方』は「がん関連」書籍ベストセラーになっている。 西洋医学な治療だけでなく、現実に良くなった方達の徹底した調査をもとに、「劇的な寛解」に至った人たちが実践している「9つのこと」が書かれている。 「劇的な寛解」とは、がん患者において以下のいずれかが起こったこととする。 ■医学の標準治療(手術、抗がん剤、放射線)を一切用いずに、がんが検知できなくなった場合…

ライオンタイプの生き方

ライオンタイプの方はどうも限界までやらないと気がすまない。そして挑戦、挑戦で限界を超えようとする。若いうちはいいがやはり50才を越えると、このままではまずいのではないかと感じる事がある。そんな時、お薦めなのがインターバルである。若いうちは常に全力投球でスイッチがオンのままでいいのだが、50才を越えたら少しオフを入れるといい。オンとオフをインターバルで入れるのである。オンの時は若いときと同じ全力投球…

小鳥タイプで側弯症の生き方

細身の女性で小鳥タイプ、それに側弯症がある。どうしても内臓などの機能低下は免れない。全身診ても胃以外は大きな問題がない。ではどうして胃が硬くなったのかを色々と考えてしまった。まずは生き方。長年自分はライオンタイプだと思い、活動してきて色々な挫折を感じてきたことがうかがわれる。出来なかったり、負けたことがかなり悔しかったのであろう。しかし小鳥タイプは年を取ってからが本格的勝負である。ライオンタイプは…

マラソン完走のヒント

私自身、マラソンで完走をしたことはないので偉そうなことは言えないが、ただ患者さんの身体を診ていて感じることはある。それは、「馬鹿正直に走っては駄目」という事である。うちの来る方は必ず不具合か痛みを感じている。原因が筋肉だけなら我々でかなり治せるが、神経・血流障害や関節の問題となると、専門医の治療が必要になってくる。本番までに体調を万全に出来れば良いが、そういう方はなかなかいない。何処かに不具合を感…

ブログ諺⑤-愚痴った方が得をする

これは当院では、色々と気になる事をしゃべった方が情報が得られるという意味です。 こちらはもう40年以上治療の仕事をしているので、人が日々の生活の中で感じる身体の違和感に関しては殆ど、答えを持っているのです。 もちろん私が全て治すわけではありませんが、こんな病気の時はどこへ行けば良いのか、何を調べれば良いのか、患者さんの悩みは殆どそこですから、それは指導できます。 専門の整形領域でしたら、ほぼ日本で…

病気も人も治す

体育会系の常連さんが、「病気や怪我は気合いで治す」とよく言っている。成長期の怪我程度なら良いかもしれないが、それ以降の身体の痛みは気合いだけで治るとは思えない。特に体育会系の方は、「以前ほど辛くない。きっと寝れば治る。まだ我慢できる。自分だけは何とかなる。」と自信ならぬ過信が心の何処かにあり、「まだ大丈夫。もうすこし様子を見る。」と中々病院で調べてもらおうとしない。以前ある社長が腰痛で、「病院でレ…

正義を通す戦い方

今日紹介で来た新米ママは仕事に復職したが、右の首から肩までの痛みが半年も取れないという。体型を見て、話を聞いた途端、「あなたみたいな方はドツボ組と言って、まず顎関節が悪い。普通はそんなに痛みが続くわけがない。そしてそんなに広い範囲で起こることはない。余程あなたが何か正義を通そうと頑張っているとしか考えられない。身体の中には2人いて『本人の気持ち』と『身体の本音』です。おそらく身体が嫌がっていても、…

ブログランキング20位~24位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 20位 発汗について 21位 女性の免疫 22位 ぎっくり腰を最短で治す方法 23位 病気は仰山にしろ-我慢弱いこと 24位 誕生日日(たんじょうびび)の話 まず20位の「発汗について」は、20年近く前の冬のある寒い朝、仕事に入ったら身体が冷えていて上手く動かなかった。少し仕事をこなし、昼過ぎからは身体が動くようになったが、これは困ったと思った。翌朝から…

ブログランキング46位~50位

当院の常連さんには治療中に何か伝えたいことがあると、ブログでLINEを送っている。 あまりに同じ話のブログばかり送るので、送ったブログのランキングを調べれば、皆さんが気をつけなければいけないことや、気がつかないことなどお伝えできると思い、50位から少しずつ解説する。 46位 黒い膝サポーターとズボンの色 47位 腕が硬くなるのは「使い過ぎ」か「ストレス」 48位 牛乳について 49位 乳酸菌で豚が…

画家は何故長寿なのか

以前、画家の方から、「我々の仕事はどういうものだかわかりますか?」と聞かれ、答えられずにいたら、「情念を外に吐き出す」と教えて戴いて、この答えには唸ってしまった。確かに画家は長生きが多い。ちょっと調べてみたら、東山魁夷、横山大観、葛飾北斎、シャガール、ピカソ、ミロ、ミケランジェロ、モネ、ダリ、ドガ、ゴヤ、ルノワールと沢山いる。ではどうしてなのか、少し考えてみた。 好奇心が絶えず、観察力が凄い 右脳…

子供に早く知って欲しい事

ネットを見ていて、見つけました。私はよく若い方や患者さんに、「親はいないものと思え」と言い続けている。親は早く死ぬから、子供が親に頼らず生きることがどれだけ大事かを感じている。特にこれからの子供は、「世界の何処にいても金を稼いでちゃんと1人でも生きている」という生き方が基準になると考えている。 いつまでも親はいない 自分一人で生きてはいけない お金の仕組み 挨拶は大事 笑顔は身を助ける 歯は大切 …

所ジョージの名言

以前からテレビを見ていて、所ジョージさんは何て肩のこらない生き方をしているのだろうと感心していた。たまたま関連記事があったので、一部紹介をしたい。 「最近10代の子とか自殺したりするでしょ?そういうのはね、勿体無い。人生はそんな時だけじゃないんだよ。ほんとに。50まではね、面白くないよ。人生は。50から相当面白いよ。10代で悩んでいる方たくさんいるでしょ?20代でも悩んでいる方。30でもまだ悩んで…

どれだけテニスをやりたいかで変わる治療法

テニスをやっている常連さんが、股関節が痛いという。気になったので、レントゲンとMRIを撮ってもらった。資料を見ると10年前にも同じ股関節の痛みを訴えている。当時のレントゲンをみると少し股関節が浅い。浅いというのは専門的には「臼蓋形成不全 きゅうがいけいせいふぜん」と言って、関節のオスとメスで、メスが十分にオスをカバーしていないために、股関節の負担がかかると変形や痛みをだしやすいことを意味している。…

肩に包丁が刺さっている

昨日紹介で来たスポーツトレーナーは肩を痛め整形で注射を打ったもらった後、「動かしていい」と言われ、筋トレをいたらどんどん痛くなって医者を変えた。そうしたら、「安静」と逆のことを言われ、その後経過が良くないので紹介されてきた。調べてみると痛めた左肩が全体的に腫れている。これは診ただけで、「痛いのに筋トレを頑張った」事を意味する。こういう方は概して頑張り屋さんで、当院の勧めている「我慢弱い」の生き方と…