キーワード 鬱病

鬱病の方の考え方の癖

仕事柄、鬱病の方は多い。正確に言うと15年ぐらい前から患者が急増して、初めは対応出来なかったが現在では対応出来るようになった。初診時に色々と話を聞くが、どうも考え方の癖みたいなものをよく感じる。それは、「また完全に治っていない。」とか、「残り15%が良くならない。」とか悪い所ばかりに目を向けている。我々から見ると大体出来れば合格と思ってしまうが、そういう方達は完璧主義者が多いので、駄目なところばか…

鬱病を患った医者の講義

あるセミナーで鬱病を患った先生の講義を聞いた。本も書いているくらいだからもうすっかり治ったと思って話を聞いていたら、全然良くなっていない。心の葛藤がそのまま伝わってくる。抜けだせずもがく様子が手に取るようにわかる。診察はされているみたいで、鬱病患者とよく共感できると言っていたが、一度患うと結構根が深いことを感じた。我々が診たところおそらく、半分程度しか治っていないのではないだろうか。しかし診察はあ…

鬱病の心の変化

当院は鍼灸院なのに鬱病の方が多い。Bi-Digital O-Ring Testで原因を調べることが出来、その対策で何をすればいいかが分かっている。来る方は頭か肩に鍼を刺すと思っているが、そういう治療をする方は少ない。まず免疫の状態を調べ、必要に応じてマウスピースや鼻炎の治療を勧める。腸を治さないと鬱病は良くならないので乳酸菌やフードチェック、お腹の治療、そして首のゆがみや身体の末端の治療へと続いて…

最短で治った鬱病

先週、鬱病で来ていた方が劇的に良くなった。Bi-Digital O-Ring Testで身体の免疫やストレス度合い、胃腸機能、脳の神経伝達物質などすべてがいい。こちらでは乳酸菌と荏胡麻程度しか指導していないので、こんなにすぐに良くなるわけはないと何があったのか聞いたら、「あるに本で泣くとよくなると書いてあった。」と言う。以前私も泣く効果に関して書いたことがある。理由は分からないが、心がリセットされ…

自力で治した鬱病

1年前に母親に連れられて学生が鬱病で来た。鼻炎や顎関節などの問題があったので、どうすれば良くなるかの治療法の話だけしてその後来なくなった。どうしているのかと思っていたら突然来て、「何か調子が良いんです。調べて下さい。」という。Bi-Digital O-Ring Testを使って調べたら、殆ど正常値、治っている。特にセロトニン(幸福物質)の値が異常に高かったので、「どうやって良くなったの?」と聞いた…

鬱病と仕事復帰について

鬱病の治療後、回復期に仕事に復帰するときは注意が必要である。私自身、これは何度か失敗をしている。鬱病の治療をしながら体調が回復してくると、「もう仕事に復帰しても大丈夫じゃない?」と言いたくなってしまう。しかし鬱病患者にしてみると、心の中で色々なものと闘っていて当然仕事の復帰も考えてはいるが、自分に納得いかなかったり、踏み出せなかったり、勇気がなかったり、色々な感情の中で揺れ動いている。そんな時、「…

介護と鬱病と離婚

重いテーマだが、仕事柄良くこの話が出る。大体は嫁が義理の母の介護で疲れ切ってしまう。旦那に相談しても返事がなく、いつまで続くか分からない介護に希望がなくなる。人間はゴールが決まっていれば踏ん張れるが、ゴールが分からないものには力が出ない。介護で疲れている方達を診ると初めは善意、やがては義務と責任感、最後は惰性である。どうやっても身体が動かず、自分は何のために生きているのかわからなくなる。来る日も来…

鬱病患者の勘

身内に鬱病患者を持つ方が、ある時訪ねていったら、「おーいお茶」と「エメラルドマウンテンブレンド」が置いてあったびっくりしたという。この2つは以前私がその方にとっていいお茶とコーヒーをBi-Digital O-Ring Testで選んだので、そのことを知らない身内に所に同じ物があったという。我々から見ると何となく色々なものを飲んでそれに落ちついたのであろうが、鬱病でありながらそういう選択をすると言う…

肋間神経痛と鬱病

今までパソコン病で通っていた方が、年末に忙しくなり肩甲骨が辛かったという。その後不思議に痛みが取れたら、今度は胸が痛むという。肋間神経痛である。肩甲骨で溢れたこりが前面まで拡がったということになる。一旦楽になったのは良くなったわけではない。そうしたら健康診断で不整脈を指摘されたという。今回はたまたま右側の肋間神経痛だったので、心臓に対しての影響は少ないがこれが左だったら胸痛を言っていたと思う。こう…

鬱病のさじ加減

弟が鬱病で部屋に閉じこもり気味で、最近ようやくある趣味を見つけたという。姉としては何とか良くなってもらいたい気持ちで、その趣味にかかわるものを沢山買い、それに関係あるものも揃えてあげようと思うという話をしていた。話を聞きながら、「相手の言葉を額面通り取れば良いと思います。増やすのではなく、少ないぐらいでいいと思います。例えば小学生が勉強をやる気がなく、少しだけ計算問題に興味を持ち、お母さんにドリル…

鬱病が断食で治らない理由

長年治療をしているとどうしても難しい方が増えるので、自然と断食の勉強もするようになる。本を読めば読むほど断食が万能という感じになるが、しかし患者を送っても中々結果が出ないことがある。初めのうちは断食の日数が足らないとか、何回かやるうちに効果か出ると思っていたが、EAT(Bスポット療法)やマウスピースに患者を送っているうちに、治癒率が違うのと鼻と噛み合わせだけで良くなる患者がいることがわかり、断食よ…

鬱病と菓子パンとメロン

鬱病治療は胃腸を治さないと中々うまくいかないと以前から言っている。少し良くなった方が、これなら多少好きな物を食べても大丈夫だろうと過食になると殆どの場合、悪化する。そういうときに必ず食べるのが甘い物である。昨日来た患者さんも少し良くなって菓子パンとメロンで悪化してしまった。元々胃が弱く便秘気味の方なので、甘い物で胃壁に負担がかかり、胃が働かないので腸まで動かなくなってしまった。以前師匠から、「夏に…

鬱病を銅板と泥んこ遊びで治す話

以前電磁波障害について書いたが、最近はワンランク酷い方が来る。以前、ジストニアの患者さんが増えて色々と実験しているときに、身体に帯電している電気をアースすると症状が軽くなることが実験でわかった。具体的には銅板にクリップをつけコンセントのアースにつなぐ、そしてその上に裸足で乗るだけである。痙攣などの症状のきつい方や手足のしびれが取れない方、敏感な方は乗って数分で楽だという。この方法を思いついてから電…

黒服で鬱病が悪化

頭が働かないと言って来ている方が何人かいる。病名は様々だが、噛み合わせを治したり、胃腸を整えたり、鼻炎対策をしたり、首のゆがみを治したりと治療法は殆ど変わらない。頭への血流改善のために全てやっている。そんな中Bi-Digital O-Ring Testで頭の状態を調べて殆ど治っているのに、まだ良くなっていないという方がいる。治療しながら気になったので、着ている服を全て見たら(当院では藍色のパジャマ…

鬱病と大掃除

去年から鬱病治療をしていた方が、年末調子が良くこれなら何とかなりそうだと思っていた。しかしたった2日間大掃除をしただけで、その影響が1ヶ月も続いている。鬱病治療は当院ではストレスが末端に反応が出る事から腕や足をよく治療する。治療経過が良かった分、本人もこれくらいならと思ったのであろう。大掃除は普段使わない筋肉を使う。箪笥や畳など持ち上げたこともないのに、途中で放り投げられないので、最後まで辛くても…

過食と鬱病

以前から、「二十歳の時の体重と比べて10kg以上太ると殆どの方が坐骨神経痛が出る。」と言っているが、太ることにより鬱病もふえる。当院では12年ほど前から鬱病患者が急増して、こちらも必死に勉強して今ではなんとか治療出来るようになったが、治療を始めると治る方と治らない方は真っ二つに分かれる。治らない方達の全身をBi-Digital O-Ring Testを使って調べると、例外なく胃腸障害がある。胃腸を…

健康食品で何とか鬱病治療

鬱病で通っている方が遠方に引越してしまい、中々コミュニケーションがうまくいかない。数ヶ月ぶりに診たら、自分で鬱病に対して効果のあると言われている健康食品を調べ、服用し始めた。飲み始めは効いたと感じるらしいのだが、すぐに効かなくなるという。カルテを調べたら去年の年末ぐらいまではうまくいっていた。今年に入って春ぐらいから色々と手を出し始めたという。今までならすぐに相談に来られたのが、遠方では中々そうも…

鬱病治療-頭の回転と体力

鬱病で通っている方は多く、治療するたびに頭の回転と体力の問題にぶつかる。 鬱病は本来やる気が出ないのだが、薬によって急にやる気が出たり、頭が回り出す方がいる。 もちろんいいことなのだが、少しすると必ず、「体がついていかない。」と言う。 では頭の回転を落とすと全くやる気がなくなってしまう。 薬によって振り回されてしまう。 薬の量も体調で変わり、常に適量飲むというのは至難の業だ。 少し頭が回るようにな…

ピアスと鬱病

先日あるお母さんから、「娘がピアスをしたがって困る。何とか止めさせられないか。」と言われたので、「ではピアスと鬱病の関係の話をします。」といってお嬢さんに説明をした。少し意外かもしれませんが、以前にピアスが原因で頭に血行不良が起こり、鬱病になってしまった患者さんを病院研修の時に診た。耳にツボがあることをご存知の方は多いですが、どこにどのツボがあることはほとんど知られていません。耳のツボを描いていく…

眩暈(めまい)・頭痛・鬱病を歯医者で治す話

西洋医学が縦割りの見方をしているので、実際の臨床ではおかしな事がよく起こる。鼻づまりにめまい、偏頭痛に鬱病は全て顎関節が関わっている場合が多い。 しかし鼻づまりとめまいは耳鼻科、偏頭痛は内科か脳外、鬱病は心療内科と全て受診する科が違う。我々にしてみると顎関節を中心に感染や血行不良が起こっているだけなので全て治療法は同じである。病気の元を見つけるために次々と原因をたどっていくと顎関節が大元だというケ…