キーワード 鼻炎

良い治療をかき集める

例えば喉が悪いとする。耳鼻咽喉科で治れば良いが、治らない方は大勢いる。そんな時はどう考えればいいのだろうか。私ならまず周辺を疑う。考え方を列記をしてみたい。 喉の支配神経を疑う(自律神経-迷走神経) 周辺の筋肉の凝り-胸鎖乳突筋など 血流の問題-血管を調べる 頭のCT・MRI 鼻炎を疑う-EAT(Bスポット療法) 顎関節症-マウスピース 蝶形骨の治療 効くかどうかはわからないが、辛い所に鍼 逆流性…

酷い首のこり対処法

常連さんが珍しく首のこりが酷い。何をしたのか聞いたら、「首の専門の先生にバランスを整えてもらおうと思って治療を受けている。それから少し首が辛い。」と言う。時間が経てば楽になるのかもしれないが、今までの3倍ぐらい筋肉が硬く、広範囲である。いつもなら1-2回の治療で治るのに、今日で3回目の治療だが、半分ぐらいしか楽になっていない。流石に本人も、「どうしたら良いの?」と聞くので、「方法は4つあります。」…

医科歯科連携

最近、これだけZoomセミナーに出ているとしきりに、「医科歯科連携」が合い言葉になっている。 例えば糖尿病の人の場合、歯周病があると悪化する事がわかっていて、歯科での定期検診が血糖値のコントロールに影響する。 昨日出たセミナーでも循環器の医者が、「鼻(上咽頭炎)を治すと不整脈がよくなる患者が数人いた」と報告していた。 我々の世界では、「首のゆがみはマウスピースで治す」はもはや当たり前になっている。…

若い時からのメンテ

患者さんの多くはある程度中年になり、若い頃と比べ体重が10kg以上増え、医者に行くとコレステロールや血圧、血糖値、中性脂肪などを指摘され始めた頃に、腰が以前のように治らなくなり来院される。 男性の場合は「男の38才説」と言って、「俺ももう少しで人生半分きた」と言いながら、治らない腰痛に「鍼を打てば何とかなるかも」という淡い期待を抱いてくる。 そういう方は腰痛の原因の一つが体重増加と知り愕然とする。…

枕のせい?

この時期、寝苦しくて朝起きて首が痛い、寝違いを起こす方は多い。話を聞いていると、「この寝違い、枕が悪いのでは?」と言う方は多い。しかし、枕を犯人にするのは、とても不思議な感じがする。最近新しい枕に替えたのなら、寝違いがあり得るが、今まで長い間使っていて何ともなかったのに、突然枕のせいにされては枕は怒る。これを人間関係で当てはめれば、これまで仲の良かった夫婦が、突然ご主人が体調を壊したとする。その時…

1週間で改善した頭の働き

中学生時代から時々来ていた子が社会人になり、外資系の金融会社に就職した。しかし最近全く頭が働かなくなり、心療内科など何処で診てもらおうか悩んだ結果、母が通い慣れているところにまずは行ってみようということになり久しぶりに来た。昔から外交官になりたいという夢を持ち、抜群の記憶力で国立の有名大学を出ている。話を聞くと自分でも不思議なぐらい、頭が働かないという。話だけ聞いていると鬱病患者なので、頭の状態を…

眩暈と鬱病治療はほぼ同じ

常連さんが時々眩暈(めまい)を訴えていたが、数週間前から酷いという。早速耳鼻科で診て頂いたが、思ったほど改善したいので、何か策はないかということで来られた。そこで指導したのが下記の内容である。尚病名は良性発作性頭位眩暈症である。 良性発作性頭位眩暈症は耳石を動かす体操があるので、ちゃんと毎回実行すること 眩暈に関しては我々はウィルスの関与と考えているので、荏胡麻を取ること マウスピースを作ると顎関…

アトピー性皮膚炎治療経過報告①

当院のホームページを見て、30年来のアトピー性皮膚炎の患者が来た。 患っている期間が長いだけに、皮膚がジクジクしている。 まずはこういう場合ジクジクを乾燥させるために、「ウーロン茶風呂」の話をする。 ウーロン茶には皮膚を乾燥させる効果があることを大分前に師匠に教わり、今まで何人かに試しが成績が良い。 早速この患者にも試したら効果覿面で、下の写真のよう患部が乾いてきた。(写真掲載本人許可済み) 次に…

ヒアルロン酸注射について

膝痛の人がよく整形外科で、ヒアルロン酸注射を打っている。ヒアルロン酸は粘性が高く関節内に注射をするのだが、ヒアルロン酸自体に「関節の動きをよくする」「炎症を鎮める」「軟骨を保護する」という作用がある。患者を診ていて何となく打っている方の方が膝痛の調子がいいように感じるが、おそらくそれには理由があると思う。ヒアルロン酸の作用だけでなく、まず注射を打つために病院に行く。余り膝が痛いとヒアルロン酸の効果…

脛が硬いとストレスに弱くなる

常連さんの脛のこりが中々良くならない。原因は冷えだが、この状態が続くとストレスに弱くなる。理由は簡単で、以前からストレスがかかると末端が堅くなる話はしている。歩きすぎでも冷えでも原因の如何を問わず、脛が硬くなれば、ストレスに対応する器が小さくなってしまう。脛が硬くないときにストレスの器が10とすれば、硬くなれば半分の5程度に下がってしまう。7のストレスを受けた場合、脛が硬くなければ受け入れられるの…

父親の詳細な病歴を調べる

例えば父親が鬱病を45歳から患っていたとする。子供は40才近くになったら、父親の詳細な病状を聞くと自分の病気の予防になる。親が鬱病だからといって子供が必ずなるわけではないが参考にはなる。病状と言っても、「やる気がなかった」とか「頭がフワフワした」など頭の症状だけを聞くのではなく、「喉が痛かった」「腰が重かった」「眩暈が時々した」「口内炎をよく起こした」などはとても重要な情報である。「喉や腰、眩暈や…

パソコン病のとなりは鬱病

以前からパソコン病については何度も書いている。原因は腕のこりで腕は自覚が出ないから、首や肩がおかしくなる。そうなれば当然、頭の血行不良が起こる。パソコンのやり過ぎでストレスがかかり胃がやられ、腸までおかしくなる。頭の神経伝達物質は腸で作るから、益々頭が働かなくなる。これが続けば簡単に鬱病になれる。だから我々は腕のこりを診ると、「この方、鬱病大丈夫かなぁ。」と思ってしまう。患者はただ首が痛いとしか言…

やがてはネットワーク治療が主流

ブログでは何度も書いているが、病気を縦割りで診ると答えの出ない場合が多い。 首の痛み一つ取っても、病院ではレントゲンを撮り、問題がないと痛み止めで終わり。 良くなれば良いが、良くならないと次にどこへ行って良いか分からない。 余りごねると、「心療内科を受診してみては・・・。」と言われてしまう。 我々から診ると首の痛みの原因は、「腕のこり」「噛み合わせ」「鼻炎」「眼の疲れ」「肋骨のゆがみ」「喉痛み」「…

痒みについて

以前も老人性掻痒(そうよう)症で書いたが、 糖尿病などで痒みが出た場合、現代医学の中に中々良い治療法がない。痒みが軽ければそこそこの塗り薬で良くなるだろうが、酷くなればステロイドを使う。ステロイドで治まれば良いが、治まらない人は多い。そんな時何処を診るかであるが、「鼻炎」「口腔内」「腸」が決め手である。一部心臓の薬などで腸管がやられ、痒みが出ていれば、投薬の見直しで良くなる方もいる。治療法は「鼻炎…

「私は骨棘(こっきょく)とヘルニアがあるから」について

首の痛みで通っている方が、最近調子が良く、65%痛みが取れたという。医者からは「骨棘(こっきょく-骨が変形してトゲのように見える)」と「頸椎椎間板ヘルニア」を指摘されている。当院では「腕の治療」「噛み合わせ」「鼻炎対策」しかやっていないので、「骨棘」と「ヘルニア」には全く手をつけていない。しかし痛みが取れてきたということは、「骨棘」と「ヘルニア」が痛みの原因ではなく、ただ首の状態がそうなっていると…

頚椎椎間板ヘルニア、骨化(こっか)、骨棘(こっきょく)と言われて

首の痛みで通っている方が病院で、「頚椎椎間板ヘルニア、骨化(こっか)、骨棘(こっきょく)」と言われたという。聞いただけで難病の感じがする。しかし症状を調べると、ヘルニアの症状は出ていないし、骨化(こっか-後縦靭帯骨化症なども難病もある)も酷くない、骨棘(こっきょく-骨がトゲのようになってしまう)の影響もない。医者に、「ヘルニアの症状は出ていません。手がしびれたりしたら来て下さい。首の痛みは自律神経…

ハウスダストについて

常連さんが鼻炎で原因の一つは「ハウスダスト」だという。鼻炎はEAT(Bスポット療法)で治せば良いが、いくつかコツがある。まずハウスダストを鼻に入れない工夫で花粉症の季節に皆マスクをしているが、辛いのは鼻水と目の痒みで口の症状はない。鼻と目だけ花粉をブロックすれば良いのである。しかし鼻だけのマスクなどないから、普通のマスクという話になってしまう。しかし鼻マスクは開発されている。次に空気清浄機は「プラ…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…