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がんが自然に治る生き方

T. ケリー・ターナー著『がんが自然に治る生き方』は「がん関連」書籍ベストセラーになっている。 西洋医学な治療だけでなく、現実に良くなった方達の徹底した調査をもとに、「劇的な寛解」に至った人たちが実践している「9つのこと」が書かれている。 「劇的な寛解」とは、がん患者において以下のいずれかが起こったこととする。 ■医学の標準治療(手術、抗がん剤、放射線)を一切用いずに、がんが検知できなくなった場合…

オール家電と乳がん

数年ぶりに来た方が、乳がんの手術をしたという。以前診たときに粘膜が弱く、皮膚炎を起こしていたので、乳酸菌を勧めていたがその後来なくなってしまった。話を聞いたら3年前に自宅をオール電化にリフォームしたという。自分の母親、姉妹が全員乳がんをやっているのだが、自分だけ大丈夫だと思っていたがそうはうまくいかなかったという。念のため寝室のテレビや牛乳、スプリングベッドはどうかと聞いたら、「全てやっている。」…

年によって変わるがん対策

私の師匠が消化器の医者で患者ががんばかりである。最近はテレビでもがんの話題が多いが、少し年齢によって対策が違うと思う。40代など若い方達は殆どが過酷な生活をしてがんを患うケースが多い。そうなると当然、今までの生活をスローライフに変えなさいと指導する。しかし80才を超えてからのがんはある程度生理的なものである。がんは加齢と共に増える。今までがんがなかったということは、それまでの生活に問題がなく、がん…

胃がんと編み物

胃がんの手術のあと、ピロリ菌除菌もした方が編み物が出来ないという。我々から診ると胃に負担をかけると左の背中が硬くなる。背中の筋肉は肩関節に繋がっているので、背中の硬さ→肩関節の制限→腕の筋力低下が起こる。だから編み物などするとすぐに身体にやめさせられてしまう。術後、時間があり編み物をやりたい気持ちは分かるが、編み物以外でも手を使うことはあまりお薦めできない。特にゴルフなどは玉が何処に飛んでいくか分…

嫁と胃がん

20年程前に乳がんをやった方が、今度は胃がんになってしまった。嫁姑問題で悩み、当院のカルテにも胃痛とよく記載されていた。ストレスも高く、我慢することばかりだったのだろう。幸い初期だったので無事手術で切除出来たが、この手術を受ける時の心構えが良かった。「今まで姑とは色々あったけど、この手術で過去はすべて終わり。ここをターニングポイントとして生まれ変わると腹をくくったら、早く切って欲しいという気持ちに…

大腸がんと腰の手術

似たような患者さんが続くことは以前から書いているが、どうも腰と大腸がんは切り離せない。お腹を開けるということは腹筋力が弱まったり、癒着などの問題をはらむ。どう考えても腰に対して負担がかかる。大腸がんの執刀医が、「お腹を開けると腰が悪くなる。腹筋強化や乳酸菌を補っておくと例え痛くなっても楽に過ごせるから頑張りなさい。」と一言言って頂けると、我々リハビリをやっている人間は少し楽ができる。担当医に、「が…

前立腺がんと乳製品

以前地方から前立腺がんの手術をした後、身体にいい食べ物を判定して欲しいと来た方がいる。 話を聞くと3人兄弟で自分だけ前立腺がんをやって、他は大丈夫だという。 持ってきた食品が50品目ぐらいだったので、まずはABCに分けた。 Aは前立腺がんに対して抑制的に働く食べ物-ひじき、のり、ごぼう、納豆など Bは前立腺がんに対して全く影響のない食べ物-そば、うどん、パンなど Cは前立腺がんに対して促進的に働く…

がんになりやすいタイプC

前回、タイプAに関して書いたが、他にもタイプB、タイプCが存在する。 タイプAの反対の性格がタイプBだ。 ではタイプCはと言うと、がんになりやすい性格を英語のcancerの頭文字「C」をとってタイプCと言う。 ○怒りを表出しない。過去においても現在においても、怒りの感情に気づかないことが多い。 ○ほかのネガティブな感情、すなわち不安、恐れ、悲しみも経験したり表出したりしない。 ○仕事や人づきあい、…

がんの補助療法

これだけがんの患者さんが増えると、今は一昔前の暗いイメージとはかなり違う。 芸能界などでも誰々ががん発表となっても殆ど驚かないぐらいがんの方は多い。 そんな中、当院に通っている人は何か東洋医学的にアプローチはないかと求めてくる。 良い機会なのでまとめてみたいと思う。 1.乳酸菌を使った腸管免疫のレベルアップ 2.食品の選択(アレルギー対策やがんが喜ばない食べ物の選択) 3.生活環境(着る物・寝室・…

がん予防に関して

当院は毎年、年賀状にワンポイント健康アドバイスを書いている。 今年はがんの予防に関して書いたら、反響があって今までがんに関して感じていることを書いてみたい。 15年ぐらい前だが、私がよく治療している人の中にがんが少ないことに気がついた。 その時は我々の治療は保険は効かないし、やはり経済的に豊かな方は食べ物が違うのだろうぐらいにしか考えていなかった。 数年前にBi-Digital O-Ring Te…

若い優秀な先生がどんどん出てくる

この世界に長いこといると、「若い優秀な先生がどんどん出てくる」といつも感じています。 この医学の世界、新しい治療法の怖いところは過去と全く逆な治療法が開発されることです。 リウマチも以前は暖めたが、その次に出てきたのは冷凍療法で冷やして痛みを楽にする方法で真逆です。 昔は痛み止めやステロイドしかなく、痛み止めも飲み過ぎると胃を取ることもありましたが、そんな時医者は、「リウマチの痛みを止めるのはとて…

鼻炎総まとめ

鼻炎に関してはEAT(Bスポット療法)の話になってしまう。 まず10年以上前に難しい患者が溜まってしまった時期があった。 Bi-Digital O-Ring Testをやっていると、「本で見ました」とか「オーリングのホームページで見ました」とか紹介で来るが、どの方も一筋縄では治らない。 鬱病が長引いたり、蕁麻疹が治らなかったり、病名はつかないが筋肉が溶ける病気、全く変化しない耳鳴り・・・など15人…

口腔内総まとめ

私は歯医者ではないので歯科領域の専門の話は出来ませんが、普段の臨床で気になっている口腔内の話をします。 顎関節と首のゆがみ-これは何度も書いていますが、首が辛い患者さんの治療をした後、歯医者に行かれると簡単に首の筋肉の状態が変わってしまいます。これは首の筋肉の支配権を歯が持っていることを意味します。もっと正確に言うと、「噛み合わせが首の筋肉に影響を与える」という事です。最近は首のどこが硬いと噛み合…

先生に何と言ったらいいか分からない

患者さんから、「○○の場合、医者に何と言えばいいか分からない。失礼があってはいけないし、いい治療は受けたいし・・・」という声はとてもよく聞きます。 では下記の場合、皆さんはどう医者に伝えますか? 抗がん剤をもう打ちたくない場合 痛み止めが全然効いていない場合 担当の先生を変えてほしい場合 今まで長い間お世話になっている病院なので、縁は切れないがこの病気だけには関わってほしくない場合 先生が新薬を積…

ブログ諺⑫-何処に行ったらいいか分からない、何をしていいのか分からない

患者の悩みは病気になったときに、何処に行ったらいいか分からない、何をしていいのか分からないのです。 ではどうして困ってしまうのかというと、それは病気の勉強をしたことがないからです。 学校で心臓や肺や血管の事はほんの少しだけ教わりますが、病気のことは教わりません。 自分が喘息などの何か病気があれば、子供の頃から医者通いですから、症状が辛い時に何をすればいいかを理解しています。 医療関係者は仕事ですか…

手術した側を鍛えなければ・・・

右乳がん術後で首肩の症状がなかなか取れない方が通っている。今日久しぶりに来て話を聞いたら、「手術した右側が弱いから、少し鍛えなければ・・・」と言う。ちょっとこの話を聞きながら違和感を感じた。手術をして胸筋を切っているから鍛えたいという気持ちは分かるが、身体にしてみたら、「切ったのだからあまり酷使しないで」と言いたいだろう。もし鍛えたいなら、ちゃんとトレーナーや治療家をつけて、時間をかけ計画的に鍛え…

凄い世界が待っている

長年医療界にいると、時々凄い先生に出会える。日本整形内科学研究会の木村裕明会長は麻酔の専門家でFascia Hydrorelease releaseという、昔風に言えば筋膜リリース(ファッシアリリース)を極められ、最近は血管リリースまで進化している。モヤモヤ血管の奥野祐次先生は元々がん治療の専門家で造影剤で血管を診ているうちに、痛みの原因に血管が大きく関わっていることを発見し、塞栓療法で難しい痛み…

ブログ諺⑦-選択肢はない方が幸せ

これは、「人は選択肢が多いと選べず、それが悩みになってしまう」という事です。 例えばあなたががんになったとして、複数の友だちから、「○○がいい」「△△が1番今は最新治療」「俺の友だちのがん患者は皆□□で治っている」こんな話を次から次へと聞かされれば、迷ってしまうでしょう。 結婚適齢期の方が5人から同時にプロポーズされたらどうですか? 人生の岐路で選択肢がいくつもあったら悩みませんか? 色々な人を見…

新型コロナウィルス感染後の後遺症について

最近、また新型コロナウィルスが流行しだし、後遺症の訴えが多い。特に後遺症で気になるのは、疲労倦怠感、関節・筋肉痛、咳、息切れ、記憶障害、集中力低下、頭痛、嗅覚・味覚障害、下痢であるが、ワクチンを打って後遺症も注射したところの痛み、発熱、頭痛、疲労倦怠感、頭痛、関節・筋肉痛、下痢があり、かなり症状がかぶる。基本的に新型コロナウィルスは呼吸器疾患なので風邪の症状が殆どだが、ブレインフォグなど集中力低下…

ブログ諺⑤-愚痴った方が得をする

これは当院では、色々と気になる事をしゃべった方が情報が得られるという意味です。 こちらはもう40年以上治療の仕事をしているので、人が日々の生活の中で感じる身体の違和感に関しては殆ど、答えを持っているのです。 もちろん私が全て治すわけではありませんが、こんな病気の時はどこへ行けば良いのか、何を調べれば良いのか、患者さんの悩みは殆どそこですから、それは指導できます。 専門の整形領域でしたら、ほぼ日本で…