キーワード がん

ブログ諺⑤-愚痴った方が得をする

これは当院では、色々と気になる事をしゃべった方が情報が得られるという意味です。 こちらはもう40年以上治療の仕事をしているので、人が日々の生活の中で感じる身体の違和感に関しては殆ど、答えを持っているのです。 もちろん私が全て治すわけではありませんが、こんな病気の時はどこへ行けば良いのか、何を調べれば良いのか、患者さんの悩みは殆どそこですから、それは指導できます。 専門の整形領域でしたら、ほぼ日本で…

咳の原因が壁紙

これは大分前の話だが、家を建て替えられた老夫婦のご主人が、「俺は最近、朝起きると鼻水と咳が出る。リビングに行くと咳が止まる。家内は何ともないのに・・・。」と言われ、寝室を調べてみた。まず寝室の何が原因なのか一つずつ調べてみたら壁紙にご主人の鼻と喉がBi-Digital O-Ring Testで反応する。同じ壁紙で奥様の鼻と喉を調べても何ともない。次にリビングに行くと寝室とは全く違う壁紙で、2人とも…

当院の強み

時々患者さんから、「先生のところは鍼灸なのに、何で色々な病気の患者が来るの?」と言われることがある。確かに鍼灸なのだから、腰や膝ばかりと思っている方は多いだろう。しかし実際は鬱病、アトピー性皮膚炎、鼻炎、がんと整形領域以外で通っている方は多い。これには理由があって、私が全て治せるわけではないが、長年の経験と人脈でその道のプロの先生と交流があるからである。 詳細は「近郊医療機関一覧」をご覧頂きたい。…

病名がつかないことは不安?

これは去年の話だが、年老いた母が具合が悪くなり、地元の知り合いの先生に治療をお願いした。治療後、先生から連絡があり、「炎症値(CRP)が高いから、ちゃんと調べてもらったら」とアドバイスを戴き、近くの整形外科に入院検査となった。その病院で色々と調べても原因がわからないから、日赤で精密検査となり検査結果を聞いたら、「原因不明」だと言う。こうなると殆どの方は、「病名もつかないぐらい悪いのか」となるのでは…

手術が終わったら嬉しいことばかり

常連さんのお兄さんが緊急でお腹の手術をした。一命は取り留めたが、妹としてそばにいてあげるだけで何も出来ない。今日常連さんの身体を診たら、前腕のこり(ストレス性)とハムストリング(下腹部の反応点)が硬く、腸が全く動いていない。いかに付き添っていただけとは言え、心と身体に負担がかかったのが良くわかる。お兄さんもまだ退院までには少し時間がかかるという。常連さんの心労は察するが、我々から見たら、無事に手術…

城の石垣にナンバリング

数年前に熊本城の石垣が地震で崩壊した時に、「秀吉は小田原城を攻め落とした後、石垣にナンバリングをしていた」と患者さんから聞いた。専門家でないので真偽の程はわからないが、この話を聞きながら、「流石秀吉、壊れることを初めから想定していて、またすぐに作り直せる凄い知恵」と思った。これを我々の仕事に当てはめると、医者に突然病名を告げられた時に、「え、がん。想定していました。」「狭心症、なることは覚悟してい…

麻薬について

頚を痛めている方が医者から、「今の薬が効かなければ、麻薬を使ってみますか?」と言われ、「とんでもありません。いやです。」と答えたという。患者心理として、「麻薬」と言われれば、拒否したくなる気持ちは分からないでもないが、我々は少し違う感覚を持っている。まず鍼の効果は麻薬である。鍼を打つとエンドルフィンという脳内麻薬が分泌される。これが実に高性能で、効きはよく、副作用はなく、持続時間が長い。いいこと尽…

「ま」が長い

これは田舎でよくあったのだが、近所のおばさんが人の話を聞きながら、「まぁ、それは大変ね」と言う人と、「まぁーーーーーーーーーーーーーー、それは大変ね」とやたらに「ま」が長い人がいた。話した側も「ま」が長いと、「そんなに心配して戴いて」と悪い気はしない。本当に心配している方はわからないが、女性は時々これを使う。これは私から見ると、そういう方は「人間として強者」と感じてしまう。「ま」の長さと心配の程度…

ブログランキング5位~9位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 5位 歯を治すと扉が押せる話(鞭打ちの後遺症のツボ) 6位 スタマックライン 7位 首のゆがみとマウスピース 8位 胸骨のゆがみ(胸の真ん中の痛み) 9位 胃薬について まず5位の「歯を治すと扉が押せる話(鞭打ちの後遺症のツボ)」であるが、病院勤務時代に救急外来にいたので、交通事故で鞭打ちの方はよく来た。こちらがリハをやっていると、ある時腕の外側の硬い方…

脳梗塞と身体の器

常連さんが脳梗塞を起こした。殆ど後遺症もなく良かったのだが、少しだけ気になる事がある。それは倒れる前と同じ生活に戻そうとすることである。倒れる前は元気に人の2-3倍も仕事をしていた人の場合、脳に一部分とはいえ損傷が起こると一気に何かをやり遂げるという力が発揮出来なくなる。そして持続力がなくなる。それを患者は、「倒れてから根がなくなった。昔みたいにやろうとするとすぐにだるくなってやる気がなくなってし…

半年後の夢を描く

膠原病で通っている人が、投薬で胃を壊し困っていた。今回新しく注射を打てば、投薬を減らせるという。本人は注射を打つのをためらっていたが、我々から診たら胃を守れることがどれだけ体調を良くするかわからない。以前ブログで「胃から崩れる」と書いたが、胃の悪い人の治療がどれだけ難しいかは身にしみている。注射は痛いかもしれないが、最近はいい針も出ているので、打っていただきたいと思う。そして胃が守れれば、足や膝、…

ブログランキング46位~50位

当院の常連さんには治療中に何か伝えたいことがあると、ブログでLINEを送っている。 あまりに同じ話のブログばかり送るので、送ったブログのランキングを調べれば、皆さんが気をつけなければいけないことや、気がつかないことなどお伝えできると思い、50位から少しずつ解説する。 46位 黒い膝サポーターとズボンの色 47位 腕が硬くなるのは「使い過ぎ」か「ストレス」 48位 牛乳について 49位 乳酸菌で豚が…

病気の問屋さん、一体何が原因?

昨日ご紹介でおみえになった方は、「B型肝炎」「肝臓がん」「糖尿病」「脳梗塞」「狭心症」と病気の問屋さんある。ばらばらに見える病気だが、整理すると下記の図のようになると思う。原因は「ウィルス」「がん」「内分泌」「血管」。しかし何故こういう事が起こるかは「免疫が低い」としか言いようがない。投薬を診ると、一つ一つの病気に対して薬が処方されているのでかなりの数になる。Bi-Digital O-Ring T…

足の温度について

この時期、冷え性の人は多い。以前から冷え性の人の足の温度が気になり、測定し続けおおよその基準がわかったのでお知らせしたい。まず体温が36℃台の場合、大抵足の温度は10℃低い26℃である。22℃を切ると症状が出てくる。今まで診た中で1番低かったのは17℃である。解剖教室でご献体を解剖していたときを思い出す。分類すると下記のようになる。 26℃以上-正常 22℃~26℃-多少の症状はあるだろうがおおよ…

百歳の陽気なおばあちゃんが人生でつかんだ言葉

ネットを見ていたら、釘付けになってしまいました。百歳の陽気なおばあちゃんが人生でつかんだ言葉です。心に刺さります。 戦争がないだけでいい 生きているだけで幸福 いい人の真似をすればいいのよ 米粒は拾えても愚痴は拾えんよ 見栄は大敵 うまくいくものは一つもない、うまくいかせるようにがんばるだけ 死ぬまで働きたい おばあさんは孫を甘やかすのが仕事 文科省は全国的に親不孝者をつくっている なんでも腹六分…

ここが落とし穴-治らない背中や腰の痛み

長年仕事をしているとある一定数、何をやっても背中や腰の痛みが取れない方がいる。 病院で調べてがんの転移や背骨の問題、腎臓などの原因が判明すれば良いが、一つ忘れてはいけない病気がある。 それは、「大動脈解離」である。 我々の年代だと石原裕次郎さん、三波伸介さん、最近では加藤茶さん、大瀧詠一さん、阿藤快さんなど思い出すが、石原裕次郎さんの場合は慶應義塾大学病院でドリームチームか組まれ、加藤茶さんの場合…

ひょんな事から生まれる新しい治療

長年この仕事をしていると、解決法のない病気の治療法を必死に探す。 昔は検査で出ないがんやウィルス感染を見つけるためにBi-Digital O-Ring Testを学び、それでも治らない患者は鼻に問題があることを知り、EAT(Bスポット療法)を学んだ。最近は鬱病や耳鳴りなどのために蝶形骨をいじったり、健康食品は勿論の事、鉱物、生薬まで手を拡げて何かないかと調べている。 先日も「耳に入れるビーズのボー…