脳梗塞と身体の器
常連さんが脳梗塞を起こした。殆ど後遺症もなく良かったのだが、少しだけ気になる事がある。それは倒れる前と同じ生活に戻そうとすることである。倒れる前は元気に人の2-3倍も仕事をしていた人の場合、脳に一部分とはいえ損傷が起こると一気に何かをやり遂げるという力が発揮出来なくなる。そして持続力がなくなる。それを患者は、「倒れてから根がなくなった。昔みたいにやろうとするとすぐにだるくなってやる気がなくなってし…
常連さんが脳梗塞を起こした。殆ど後遺症もなく良かったのだが、少しだけ気になる事がある。それは倒れる前と同じ生活に戻そうとすることである。倒れる前は元気に人の2-3倍も仕事をしていた人の場合、脳に一部分とはいえ損傷が起こると一気に何かをやり遂げるという力が発揮出来なくなる。そして持続力がなくなる。それを患者は、「倒れてから根がなくなった。昔みたいにやろうとするとすぐにだるくなってやる気がなくなってし…
膠原病で通っている人が、投薬で胃を壊し困っていた。今回新しく注射を打てば、投薬を減らせるという。本人は注射を打つのをためらっていたが、我々から診たら胃を守れることがどれだけ体調を良くするかわからない。以前ブログで「胃から崩れる」と書いたが、胃の悪い人の治療がどれだけ難しいかは身にしみている。注射は痛いかもしれないが、最近はいい針も出ているので、打っていただきたいと思う。そして胃が守れれば、足や膝、…
当院の常連さんには治療中に何か伝えたいことがあると、ブログでLINEを送っている。 あまりに同じ話のブログばかり送るので、送ったブログのランキングを調べれば、皆さんが気をつけなければいけないことや、気がつかないことなどお伝えできると思い、50位から少しずつ解説する。 46位 黒い膝サポーターとズボンの色 47位 腕が硬くなるのは「使い過ぎ」か「ストレス」 48位 牛乳について 49位 乳酸菌で豚が…
昨日ご紹介でおみえになった方は、「B型肝炎」「肝臓がん」「糖尿病」「脳梗塞」「狭心症」と病気の問屋さんある。ばらばらに見える病気だが、整理すると下記の図のようになると思う。原因は「ウィルス」「がん」「内分泌」「血管」。しかし何故こういう事が起こるかは「免疫が低い」としか言いようがない。投薬を診ると、一つ一つの病気に対して薬が処方されているのでかなりの数になる。Bi-Digital O-Ring T…
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この時期、冷え性の人は多い。以前から冷え性の人の足の温度が気になり、測定し続けおおよその基準がわかったのでお知らせしたい。まず体温が36℃台の場合、大抵足の温度は10℃低い26℃である。22℃を切ると症状が出てくる。今まで診た中で1番低かったのは17℃である。解剖教室でご献体を解剖していたときを思い出す。分類すると下記のようになる。 26℃以上-正常 22℃~26℃-多少の症状はあるだろうがおおよ…
ネットを見ていたら、釘付けになってしまいました。百歳の陽気なおばあちゃんが人生でつかんだ言葉です。心に刺さります。 戦争がないだけでいい 生きているだけで幸福 いい人の真似をすればいいのよ 米粒は拾えても愚痴は拾えんよ 見栄は大敵 うまくいくものは一つもない、うまくいかせるようにがんばるだけ 死ぬまで働きたい おばあさんは孫を甘やかすのが仕事 文科省は全国的に親不孝者をつくっている なんでも腹六分…
長年仕事をしているとある一定数、何をやっても背中や腰の痛みが取れない方がいる。 病院で調べてがんの転移や背骨の問題、腎臓などの原因が判明すれば良いが、一つ忘れてはいけない病気がある。 それは、「大動脈解離」である。 我々の年代だと石原裕次郎さん、三波伸介さん、最近では加藤茶さん、大瀧詠一さん、阿藤快さんなど思い出すが、石原裕次郎さんの場合は慶應義塾大学病院でドリームチームか組まれ、加藤茶さんの場合…
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長年この仕事をしていると、解決法のない病気の治療法を必死に探す。 昔は検査で出ないがんやウィルス感染を見つけるためにBi-Digital O-Ring Testを学び、それでも治らない患者は鼻に問題があることを知り、EAT(Bスポット療法)を学んだ。最近は鬱病や耳鳴りなどのために蝶形骨をいじったり、健康食品は勿論の事、鉱物、生薬まで手を拡げて何かないかと調べている。 先日も「耳に入れるビーズのボー…
腰の脊椎を手術した年配の方が最近よく来ている。手術したところはうまくいって痛みもなくなったそうだが、その上の部分が良くないので、今度腰痛が悪化したらそこを切ると言われているという。本人はもう手術は受けたくないので、何とか鍼でしのぎたいと言う。話を聞いたら、手術した先生は少し遠いところに行ってしまい、追いかけなかったという。この話を聞いて、「貴方の腰の場合は先生を追いかけるべきです。外国に行ってしま…
ここ15年位だろうか、難病患者がおしゃれをしていると感じる。もちろん病気をしているからおしゃれをしてはダメと言うことはない。最近の大病院は建物の上の階に展望のいいレストランを作ったり、美容室、ネイルサロンを併設しているところもある。これは一昔前では考えられなかったことである。仕事柄、築地のがんセンターにはよく行くが、おしゃれなカフェもある。抗がん剤で毛が抜けても以前に比べて格好が良いカツラは多い。…
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常連さんの友人が、白血病で困っているという。専門病院では診て戴いているのだが体力がつかず、その病院にリハビリがないものだからどうやって体力を上げるかで困っているという。こういう問題はよく起こる。例えば乳がんの手術後に、乳房再建がよく話に出る。最近は乳がん切除と乳房再建を同時にやってくれるところもある。この知識があれば、初めからそういう病院を選ぶ。股関節の手術でも両側同時に出来るところもある。これを…
前日、がんのセミナーを受けていたら食に関しての講義があった。3800年前のエジプトで下記の文言が見つかったという。洋の東西を問わず、食に対して戒めている。 「われわれは食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べる」ピラミッドの碑文 「腹八分目は医者知らず」江戸時代の医者 「断食で治らない病気は、医者でも治せない」ドイツの諺 「断食はメスを使わない手術である」フランスの諺 「すべての薬で一…
長年治療をしていると「臓器の形」がとても気になる。腎臓や肺、肝臓なども形が大事で変形していれば、奇形や腫瘍、がんを疑う。1番わかりやすい話は「耳」で先天的に耳のない患者の「耳介形成術」はその形によって聞こえる能力が天と地ほど違うという。音を拾って増幅するのは形で決まってしまう。高名な先生に手術を頼むと数百万から数千万円という話を聞く。患者が子供の場合、その子の人生にも関わる話なので親にとっては高額…
子宮筋腫や股関節の手術は常に時間との闘いである。子宮筋腫もある程度閉経(50才程)すれば小さくなるケースが多いので、42-3才で筋腫がある程度の大きさの場合に医者は、「あと数年か、極端に大きくならなければ逃げ切れるかなぁ。」と考える。これが35才ぐらいで勢いよく成長している場合は、手術の話になってしまう。股関節の人工関節も同じようなことが言えて、昔は人工関節は10年ももたなかった。50才で初めて手…
人が亡くなるのは昔は、「脳卒中」「心臓病」「がん」の順番だった。最近は「がん」が断トツである。結局、「免疫」か「血管」の問題であることが分かる。もちろん免疫もいい状態を保てれば、血管は年齢なりになるが、糖尿病や高脂血症があるようでは血管は持たず、短命になってしまう。最近は「慢性炎症」という言葉で、寿命に関する論文が多いが、多くの方が、「病気は単発」と思っている。例えば糖尿病、少し血糖値が下がればも…
常連さんが少し眼の具合が悪いので、「じゃ、眼医者で調べて」と伝えて、そのままになっていた。今日久しぶりにその話になったとき、「緑内障と言われてショックでショックで・・・」と言う。こういう場合、以前ブログに書いたが、調べれば調べるだけ難病の情報が出てくる。緑内障だとおそらく、「失明」まで読んだであろう。しかし話を聞くと点眼液で眼圧は十分に下がり、月に1度程度の診察で経過観察をするという。これは我々か…