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全ての病気は伝染病?

もちろん、全ての病気が伝染病ということはあり得ない。何故そう言うかというと、同じ患者が立て続けに来るからである。「捻挫」「五十肩」「帯状疱疹」「乳がん」と嘘みたいに同じ患者が続く。こちらは経験的に分かっているので、1人そういう患者が来ると瞬間的に次の患者のために健康食品やブログや専門的な資料など準備をする。何故来るのか色々と考えるが、諺で「類は友を呼ぶ」というが、何か患者が独特な波動を出しているの…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

白血球が3000/µLを切る

常連さんが血液データを持ってきた。白血球が3000/µL以下(白血球の基準値は3500〜9500/µL)、総蛋白が栄養失調状態、中性脂肪が低く、そして貧血気味。これでは元気になれるわけがない。まず白血球だが以前から低かったそうだが、我々は「お灸」で白血球が上がる経験をしている。定期的に身体に火傷刺激を与えることで身体も反応するのであろう。次に蛋白だが、1番手っ取り早いのは「牛肉の赤身」を摂ることで…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…

病気と犯人捜し

常連さんが、「うちの社長は何かあるとすぐに人のせいにする。」と言う。この話を聞きながら、ある話を思いだした。大分前にオウム真理教が世間を騒がせていたときに、師匠が「いいか、彼らの話をよく聞いていろ。何かあると必ず人のせいにする。犯人捜しだ。良くないことが起こったらそれは『身から出た錆』、良いことが起こったら『皆様のお陰』という意識を持て。」と教えて戴いた。病気の治りにくい方にもこの傾向はある。「私…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【60代】

【60代】花の60代、怖いものなし-自分のこと以外で忙しい 60代の方の特徴は「体は悪いが、だからどうした。」と思っている方が多いということです。50代は心と体の分離を受け入れられなくて悩みますが、60代になりますと特に女性は開き直りも出てきまして、「そんなこと言っても病気だから仕方がない。じたばたしても結果は同じ。だからドーンと行こう。」という感じで怖いものなしになってきます。女性に比べると少し…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【50代】

【50代】明らかにおかしいけど-心と体の分離 50代の方の特徴は「明らかに何処かおかしい。」と感じていることです。ある意味、病院や人間ドックで何かひっかかれば手の打ちようもあるのですが、女性の更年期の問題にしても(最近は男性の更年期も深刻な問題ですが・・・)ホルモン注射をするほどではないし、体力は若い方と飲んでもこっちの方が遅くまでカラオケでガンガン歌えるし、多少睡眠が短くても何とかなっているし、…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【40代】

【40代】昔と違うのは少しだけ-少し状況が変わってきた 40代の方の特徴は「若い頃とは違うけど大きな違いではない。」と思っていることです。症状は確かにあるけどそんなに悪いわけがないと思っています。時々お腹が重いとか、腰も以前みたいにすぐ治らないとか、白髪が増えたり、ほんの少しだけ記憶が悪くなったり、思い出せなくなったり、皮膚にしみが出たり、顔のしわが気になったり、老眼が必要になってきたり、階段の上…

ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ)について

時々子供でも足の裏のほくろの相談が来る。 一番懸念しているのは悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別である。 最近はダーモスコープとう特殊な拡大鏡を使い色素変化を診ている。 下記は悪性黒色腫(メラノーマ)の場合の特長である。 1.左右非対称 2.境界不明瞭、いびつな形 3.色が均一でない 4.サイズが直径5mm以上 5.大きくなったり、変化がある 普通のがんなら腫瘍マーカーがあるが、これにはない。 最終…

毎回検査でひっかかるから悲しい・・・

常連さんが、「何か検査をすると毎回ひっかかる。悲しくて・・・。」と言う。我々から見ると、「検査で引っかかれば大体治療のやりようがある。その治療が合っていれば改善するし、検査などで指標があるのは有り難い。検査で引っかからないと何をやっていいのかわからないのは大変。病名も同じ。患者さんは病名がつかないと不安になる。『病名もつかないの?』と言うが、しかし病名がついても治せないもはあるし、病名がつかなくて…

婦人科のかかり方

最近は乳がんが低年齢化してきて、一昔前なら40才を超えてから検診を受けなさいと行っていたが、最近は30才、場合によっては20代後半から検診を薦めている。そういう場合は年に1度のチェックだが、誤診の確率をゼロに出来ないので、半年ずらして2ヶ所で調べなさいと言っている。A病院で6月ならB病院で12月という具合いに、年に2回、チェックしていれば誤診率は下がる。毎回レントゲンというわけにもいかないので、超…

胃薬について

仕事柄、自覚のあるなしに関わらず胃をこわしている方は多い。昔からある漢方薬や市販薬でいくつか特徴があるのでまとめて見たい。 百草丸(ひゃくそうがん)-数年前に噴火した御嶽山のが有名である。御岳百草丸は5種類の生薬からつくられた胃腸薬で、山岳修験者の常備薬として知られたキハダ(オウバク)が主成分で3才から服用可能。 陀羅尼助(だらにすけ)-由来は、強い苦みがあるため、僧侶が陀羅尼を唱えるときにこれを…

理想の患者

常連さんの中に1人、理想的な患者がようやく現れた。以前から特に大きな問題があったわけではないが、まず外食を減らしてもらった。LINE@で送ってもらう食生活の殆どが外食かコンビニ食。新型コロナウィルスと絡んで自宅での食事に変えてもらった。玄米なども始めて、そうしたら以前より食欲がなくなり、少量で満足するようになったという。よく噛む事も指導し、お昼の弁当などは自分で作る事もあるという。そのあと体重が落…

どうもまず疑う性格が治らない

治療の世界に身を置いて40年経つが、どうもまず疑う性格が治らない。 これは大分昔の話だが、大きな企業の社長が、「仕事柄どうしても病気になれない。どうしたら良いのか?」と言われ、当時はある有名病院における人間ドックによる検査が、一番精密だと言われていたのでそこを薦めた。 検査ではたいして異常は見つからず、社長はやれやれといった感じだったが、それから数年後に脳出血を起こした。 こちらにしても青天の霹靂…

新型コロナウィルス収束後の社会

現段階で270万人の感染者と17万人の死者を出した新型コロナウィルスだが、2年ぐらいの内にはワクチンや抗ウィルス剤によって、毎年流行のインフルエンザ程度に収まるであろう。 では新型コロナウィルス収束後の社会はどう変わるのか考えてみた。 現段階で感染前と同じ生活には戻らないだろうと想像できる。 観光業や宿泊業、飲食業などは壊滅的な打撃を受け、会社の存続が危ない。 生活必需品や最低限の社会インフラ関係…

経過表について

がんでもアトピーの患者さんでも長い歴史を持っている方は多い。場合によっては40年ぐらい患っていて、その間どんなことがあったのか話を伺い、カルテに書くだけでも大変である。しかし話を聞きながらよく感じるのは、時間の経過と病状推移がめちゃくちゃということだ。「あの痛みが出たのは確か、2年前、いや5年前だったかもしれない。」「あの健康食品をやっておかしくなった?いや病院を変えた後だったかもしれない。」こち…

LINE健康法

最近はLINEを使って数十名の患者さんとよくやり取りをしている。 腰痛の方、鬱病の方、喘息の方、減量の方、免疫不全やがんの方と病気は様々である。 送られてくる内容は食事の内容や今の体調、医者に行って言われた事や、身内の相談、突然の痛みや眠れないなど多岐に渡る。 その都度、必要に応じて返信はしているが、よく感じるのは当たり前が当たり前でないということである。 朝普通に目が覚めて、布団から起きれて、ご…