キーワード ウィルス

治りかけにかかった医者が名医

風邪を引いたときなどはまずは近場の医者に診てもらう。症状が悪化すれば大学病院。それでも治らないと少し遠くてもお世話になっている先生に診てもらう方は多いと思う。風邪などのウィルス感染症には勢いがあって、風邪の引き始めからある程度の期間は、上り調子に症状は悪化する。悪化するので大学病院で診てもらうのだろうが、それでも良くなっていないときには、既にある程度時間が経過している。ウィルスも減退期に入り、いわ…

ぎっくり腰治療失敗談

新しい年になりあまり家の中にいるばかりでは善くないと思い、伊豆までドライブをして大室山に登った。標高580mで山頂までリフトがあり、軽いハイキングコースである。少し寒かったが帰りに渋滞に遭い、運転をしながら軽く腰に痛みを覚えた。自宅に戻り軽いぎっくり腰なのでこういうチャンスは中々ないと思い、今までやろうと思っていても中々出来なかった実験をいくつかやってみた。前回は「ぎっくり腰は炎症だから風呂は禁止…

怪我をして良かった

昨年末にスタッフが階段から落ちて怪我をした。 幸い骨折はしていなかったので、良かったが患者さんには迷惑をかけてしまった。 私自身、今まで数回怪我や病気で休んだことがあったが、その都度学びがあった。 開業して数年経ったときに、夜酒を飲んでいて酔っ払って足を滑らせたら、たまたまそこに猫餌の缶があり膝を少し切った。 傷口を見たらバンドエイドで塞がるレベルではなかったので、医者で縫ってもらいそのあと自分で…

ぎっくり腰を最短で治す方法

今日久しぶりに来た常連さんは、毎年恒例のぎっくり腰をやってしまったという。いつもと同じ治療をしようと思ったら、痛みの場所が違う。腸が動かないことが原因の腰痛である。今までは重い物を持ったり、立ちっぱなしでぎっくり腰になったが今回は違う。急いでお腹の治療に切り替えたが時間がない。このままだと痛みが取れないので、「あとでもう1回来て下さい。」と伝え、同じ日に2回治療をすることにした。今までも酷い方の場…

仕事の本質

大分前だが『アポロ13』という映画を見たときに、「こんなに色々な場面を想定していたのか。」と感動した記憶がある。 宇宙飛行士の訓練も殆どが事故やトラブルのシミュレーションばかりだと聞く。 以前、「仕事が辛くなるとき」でも書いたが、「不測の事態を想定して準備をしておく」ことが仕事の本質ではないだろうか。 数ヶ月前に当院のホームページの管理をお願いしている方に、「ホームページの更新が来ていたので、更新…

15年ぶりに出たゴルフマニアの腰痛

以前、ゴルフに関しては負担のかかるところは皆同じと書いた。今日来た常連さんは長い間ゴルフを続けていたが、明確なゴルフ疲れが出ていなかった。しかし今日の身体は明確にゴルフ疲れである。何が変わったのか聞いたら、「今までは週に1回打ちっぱなし、レッスンが1回、コースが1回だったが、新型コロナウィルスの影響で打ちっぱなしを2回にした。」という。今まで何年やってもゴルフの影響は少ないと考えていたが、おそらく…

自宅こそ中敷きが必要

足のバランスが悪い方はよく腰痛を起こすが、中敷きで改善するケースは多い。以前から、「アルカ」「フィートイン」を紹介しているが、殆ど方は外履き用の中敷きしか作らない。しかし自宅で長い時間を過ごす方は自宅でこそ中敷きを使って頂きたい。考え方としては本来足のバランスが悪いわけだから、「立ったら中敷き」と思って頂きたい。通勤時だけ歩くがあとは会社で座り続ける方などは効果は薄い。自宅が和式で畳だと中敷き入り…

胃カメラ体験記

今までは区民検診で時々胃のバリウム検査をやっていたが、最近はバリウムを飲んだあとで宇宙遊泳させられたり、発泡剤を飲んだ後にゲップを我慢してくださいと言われ、「はい。」と返事をした途端ゲップをしてしまい、それを2回やったらレントゲン技師に凄い嫌な顔をされたりで、これからは胃カメラに変えようと思った。 近医で上手な先生に電話をしたら、「新型コロナウィルスの影響で今はダメ。あとにして。」と言われ、そのま…

足のシビレを喘息治療で治す話

今日来た方は足がシビれるという。話を聞くと腰痛や坐骨神経痛があるが辛い場所が動くという。こういう場合は本格的な腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性は低いので、ヘルペスウィルスなどが身体のあちこちを動き回っていると考えている。例えば左足に症状がある場合、そこを治療すると右側に痛みが移動したりする。痛みが身体の中を駆け回る。では何故このヘルペスが動き回るかであるが、それは「粘膜」に問題があるからで…

ゴルフで負担のかかるところはどなたも同じ

最近ゴルフで腰を痛める方が増えている。新型コロナウィルスの引きこもり生活に疲れたのか、ゴルフを楽しむ方が増えたのであろう。長年ゴルフで身体を痛めた方ばかり診て来たので、やろうという気持ちは全く起こらないが、どなたを見ても症状が同じなので少し解説したい。 左肩-これはスイングであろう。飛ばすために肩関節を使う。 左腰痛-これはスイングの時に捻るのであろう。 左の殿部-これは左脚荷重にして股関節が耐え…

耳とコント

母親も年を取り、たまに田舎に帰ると会話が噛み合わない。最大の理由は耳が遠くなったことである。息子が久しぶりに帰ってきて、母親に何か言うとなれば「飯」か「風呂」である。「ばあさん、飯。」と言うと、「え?亀?」「亀じゃないよ、飯だよ。」とこんな感じである。すこし時間が経つと、「ばあさん、風呂。」と言うと、「え?うどん?」と返ってくる。「飯はさっき終わった、今度は風呂。風呂。」「え?布団?」「まだ寝ない…

旅行の落とし穴

新型コロナウィルスの影響で旅行業界がダメージを受けている。 Go To Travelで多少の盛り返しはあるものの、厳しい状況は続きそうである。 そんな中、旅行に行ったときによく腰を痛める方がいるが、その方達の特徴が皆同じなので少しお話したい。 まず長時間の移動、新幹線でも飛行機でも4-5時間以上になるときつい。 出来れば1時間おきぐらいにトイレに立ったり、通路をウロウロすると腰はそれだけでも楽であ…

著作権を勉強して

最近は新型コロナウィルスの影響で学会が全てZoomになってしまった。 会場に行かなくてもいいのとラフな格好で受講できたり、会費も安いのでこれに慣れてしまうと今までのようにまめに会場に行くのか少し不安を感じている。 学会は本来2つの目的がある。 一つは学び、もう一つは先生方との交流(懇親会)である。 学びに関してはZoomで全く問題がなく、交流だけ出来ないので少し寂しい思いをしている。 講義を聴けな…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…

うがいについて

最近、新型コロナウィルスのPCR検査陽性者が増えたことや大坂の吉村知事が記者会見したことなどから、うがいのことをよく聞かれる。以前から師匠に、「イソジンは水に数滴垂らすのではなく、ビューッとなるぐらい多めに入れるといい。」と教わり、患者さんにもそう指導している。少し脱線するが、イソジンは板チョコで有名な明治製菓が作っている。下記のものは歯医者と耳鼻科のお勧めである。参考にして欲しい。 コンクール …

シルバーロックダウンと死亡率

最近また、テレビのニュースで「過去最高の感染者数」と連日報道している。以前から、問題は「重症者」と「致死率」で「感染者」ではないと言っているが、中々報道はあおるばかりである。我々はもう市中で2-3割の感染者はいると思っている。東京だけでも人口が1400万人だから280万~420万人である。丁度ブラジルとアメリカの間ぐらいである。何故日本人に致死率が低いかは「もう既に感染していた」「BCG接種とその…

心に残った旅行会社

数年前にテレビを見ていたらある旅行会社の取材をしていた。その会社は「お年寄りや身障者専用」の企画で、身体の不自由な方や車椅子、足が悪い方などばかりを対象にしている。まず凄いのはすべての旅行コースを下見して自分で車椅子に乗ってどんな問題が起こるかをシミュレーションしている。「ここの段差がきつい。」「ここにトイレがないからコース変更。」「ここは旅館に言って治してもらおう。」「次の移動までお腹が空くから…