ためになる話

寝具について

仕事柄、「今度布団を新しいのに変えようと思うのだけど、何かいいのないですか?」と聞かれると「以前自宅のマットレスをたまたまブリジストンのを使ったらとても良くて、仕事用のもブリジストンに変えてしまった。確か3層構造で低反発、高反発などを組み合わせていた。何とも言えない寝心地で常連さんの中には『このマットレスいいね。何と言うの?』と聞く方も出るほどである。その後何か他にもないかと思っていたら、常連さん…

どうして痛い足なのに重点的にやっていただけないのですか?

常連さんが山登りの後に来て脚を治療していたら、「触ってもらうと右脚より左脚が痛いのに、どうして治療時間が左右でそんなにに変わらないのですか?」と言う。さすが常連さんの質問はするどい。「理由は簡単です。思いのほか登山の脚への影響はあまりありません。右脚は大腿四頭筋(太腿の前の筋肉)の表面はいいのですが、深いところにしこりがあります。これは治療しなくてはダメです。左脚は痛がっていますがこれは登山ではな…

下剤が効かなくて良かった話

常連さんが珍しく下痢になったという。近医で診てもらったが思いのほか治らない。The Bi-Digital O-Ring Testで胃腸を調べてみると確かに効いていない。しかし物は考えようで、「今回の胃腸薬が効いていれば『治って良かったね。』で終わりだが、治らなかったので今後胃腸を強くする方法を指導します。もしかしたらこの一件がきっかけで後になって、『あの時胃腸が治らず本当に良かった、今では対策を取…

結局は粘膜と噛み合わせの問題

常連さんが、「最近眼は腫れるし、痙攣するし、皮膚はかゆいし、噛み合わせも気になる。脚はムズムズ、喉の調子も悪い。胃もいまいちで膀胱も調子が悪い。色々ありすぎるので最近は医者から『心療内科で診てもらったら?』と言われている。眼医者、皮膚科、歯医者、耳鼻咽喉科、消化器に整形、泌尿器と心療内科、忙しくて困る。」と言う。しかし話をよく聞くと「粘膜とウィルス」と「噛み合わせ」の問題である。免疫が下がり粘膜の…

いびきについて

常連さんからいびきについて色々と相談された。少しまとめてみたいと思う。 まずいびきで1番有名なのは「池松いびき研究所」である。 テレビの取材記事も参考になる。 次に無呼吸症候群がないか調べてもらう。(睡眠総合ケアクリニック代々木)一晩検査に入院が必要。 鼻炎を治す。EAT(Bスポット療法)も含め、副鼻腔炎、後鼻漏、扁桃腺肥大を調べ治す。 肥満対策、飲酒制限 いびき防止グッズを試す 喉の前に数十本鍼…

ネットワーク論その1

前回メルマガ配信で、「一つ病気をしたら他にも何かあると疑え」を書いた。 思いのほか反響があり、もう少し詳しく聞きたいと言う。 この話は身体の中のネットワーク論になってしまう。 いくつかはブログの中に書いてあるが少しまとめてみたい。 「坐骨神経痛と胆嚢炎」 ブログの中に「坐骨神経痛の治療の目安は8回」と書いてある。これを読んだ患者さんが、「私のは長患いですから多少の回数はともかく、是非よろしくお願い…

サザエさん検証

以前、ブログで、「究極の幸福 サザエさん」を書いた。このサザエさんだが色々な問題と示唆を含んでいて実に話が色々な方向に展開する。仕事柄、年配の方で孫の話をよく聞く。「あまり大きな声では言えないんだけど、息子の子と娘の子は全く違う。頭では同じ孫とわかるがこれは気持ちの問題。」これは中々微妙な問題である。仕事柄患者さんと話し込むことはしょっちゅうだが、男親にはわかりにくい、微妙な母親の気持ちがある。お…

コレステロールが高いとアキレス腱が太くなる?

常連さんが、「主人は酒を飲んだりいい加減な生活をしていて、私は健康オタク、しかしコレステロールが殆ど同じなんだけどどういうわけ?」と言う。気持ちは分かるが、「ご主人はアキレス腱が太く、奥様はそんなに太くないので、遺伝の部分が大きいのではないですか?」と言ったら、「アキレス腱?コレステロールの話をしているんだけど・・・。」「コレステロールが高くなるとアキレス腱が太くなることがあるのです。」「え、コレ…

どうして手術は成功しても問題が起こるのですか?

最近患者さんから、「先生の『手術は成功』の記事を読みました。成功したのにどうして問題が起こるのですか?」という質問があった。これを説明するのによくテレビに出ている脳外のスーパードクター福島孝徳先生の話が一番わかりやすいと思う。毎回番組の中で、「あ、こんな所に神経が入り込んでいる。」「あり、腫瘍が出てこない。」「あれ、こんな所に血管が絡んでいる。」「膜が硬くて開けられない。」と正直な感想が全部放送さ…

手術後、痛みが出た場合の対応方法

常連さんのお父さんが脊柱管狭窄症の手術をした後調子が悪い。医者は、「手術は成功しました。」と言っているが、心配になり相談があった。話を聞くとどうも手術したところ以外の鼠径部を痛がっている。お父さんが遠方にいるので、担当医に文章で問い合わせをしたらアドバイスをしたら、下記のような文章を作ってきた。これには私自身が驚いてしまった。多少のアドバイスはしたものの、これをもらったら少し医者も構えてしまうだろ…

「先生大変です。すごく悪いみたい。」

常連さんが検査報告を持ってきて、「大変です。色々書いてある。何か悪いみたい。」と言う。 報告書を読んでみたら、下記のように書いてあった。尚、下記の内容に関しては本人の許可を頂いております。 【所見】 両側肺尖部に胸膜に接する不整形の陰影が見られ、線維性瘢痕と思われます。 右上葉に石灰化、縦隔リンパ節の石灰化が見られます。陳旧性(ちんきゅうせい)結核と思われます。 肝嚢胞が見られます。 頚部正中皮下…

歯周病と心臓病

我々業界に長くいると、歯周病と心臓病の関係は当たり前になってしまっている。抜歯した後で感染を起こし、心臓を悪くする。歯周病菌は多種多様なのでちょっとしたことで肺や血管、心臓に悪いことをする。最近は介護施設や入院中も昔では考えられないくらいに口腔ケアが凄い。棒の先にスポンジがついたもので食べれば口の中をゴシゴシやっている。とても良いことである。今日来た患者さんに突然、「知り合いで突然心臓が悪くなった…

一つ病気をしたら他にも何かあると疑え

これは経験的に言えることだが、例えば乳がんの手術をしたとする。 そうすると必ず他にも何か異常がある。 例えば子宮や卵巣など婦人科の問題、鼻炎、喉、食生活、生き方・・・。 当院では検査で引っかかったり、手術をした後は必ず他もちゃんと調べるように指導をしている。 がんにしても食生活や過度のストレス、過酷な生き方なとがかかわっていれば、どこか一ヶ所の問題だけでは済まない。 たまたま手術で取ったところは一…

予防接種・ワクチンについて

当院は比較的、新米ママが多いので以前から「予防接種・ワクチン」の話題はよく出ていて、下記のような話しがよく出ていました。 「本当に予防接種って受けないといけないの?色々と問題あるし・・・。」 「予防接種を受けていなかったら幼稚園で白い目で見られた。」 「子宮頚がんワクチンは義務じゃなくなったけどどうして?」 「今日本に、はしかとか日本脳炎いる?」 「インフルエンザは受けると軽く済む?」 「『定期接…

赤ちゃんの発熱について

新米ママで赤ちゃんが初めて発熱したという。40.7度と言うから親は焦ってしまう。すぐに病院に連れて行こうと思ったら日曜日で、仕方なく救急に連れて行ったら医者から、「あ、手足口病ね。治す薬はありません。どうしてもというのなら薬は出しますがどうしますか?」と言われたという。子育てを何人かしていれば多少の子供の発熱は慣れているから、あまり動揺しないが、初めてだと動揺の様子が手に取るようにわかる。我々なら…

社長になれ

中学生から診ている子が社会人になって頑張っている。何をやっているのか聞いたら会社で管理関係だという。不動産の数百件をすべて管理していて気も使うし、頭も使うという。そこで、「サラリーマンの目標って判る?」と聞いたら、「わからない。」と言う。「サラリーマンの目標は社長になることだよ。今は管理かもしれないが、経理や人事、企画などにも顔を出し、将来の勤めている会社をどうするかを常に考える。そうするとたまた…

何事も40年かかる

これは以前、ある社長から聞いた話したが、「私が会社を興し、番頭を作り、会社が大きくなってきた。何も言わなくても番頭に完璧に任せ切るには40年かかった。30年だと少し足りない。」と言っていた。別の会社の番頭さんが、「先代から仕事を任される場合、30年経って、『ま、お前でいいか。』と言われたが、40年経ったら、『頼むぞ。』と言われた。」と言う。すごい話だが、色々な職種でこの話は聞く。二十歳で会社に入っ…

生きる規範

時々女性の口から、「人から何かを言われると成る程と思うし、違う方から違うことを言われても成る程と思ってしまう。いつも不安ばかりで取り越し苦労が絶えない。」ということをよく聞く。すこし難しい言葉だがそういう方は、「生きる規範(きはん-判断基準)」がない。例えば治療において規範がなければ、その場限りの治療になってしまい患者を治癒に導けない。子育てでもその場限りの方針は困る。百年の計とは言わないが、判断…

脊髄損傷が治せる時代

病院勤務時代はリハビリをやっていたので、「脊損(せきそん 脊髄損傷)は絶対に回復しない。寝たきりで良くても車椅子。患者さんにはしっかり伝えなさい。」と言われ続けてきた。 先日、NHKスペシャルで、「寝たきりからの復活~密着!驚異の『再生医療』」を見て、まるで夢を見ているようで感動した。 番組の中で、「今までは薬で治そうとしてきたが、これからは細胞で治す時代」というコメントもあり、iPS細胞がノーベ…

足が疲れたら肩で歩く話

学会では先輩から色々とご指導を頂く。先日も、「俺も大分年を取ってきて最近患者に言うことがまるで坊さんみたいになってきた。お前も酒井雄哉大阿闍梨の本を読め。」と言われて読んでみた。酒井雄哉大阿闍梨は比叡山で2度、千日回峰行を達成した方で、長い歴史の中で3人ぐらいしかいないという。どんな内容なのか興味深く読んでいったら、「足が疲れたら肩で歩けば良い」と書いてあった。昔は歩くしか手段がないから、長距離歩…