頭痛について

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以前でしたら頭痛は緊張型頭痛が多く肩こりと連動していましたから、肩の治療で殆どが良くなっていました。
しかし最近は頭痛の原因は「セロトニン説」が有力になり、血管拡張型頭痛で数十年悩んでいる方も多く来ます。
いわゆる偏頭痛で赤ワインやチョコレート、グルタミン酸などに反応する方も多く、我々が肩の治療だけでは改善しません。
私の師匠はこの頭痛を混合感染として治療していますが、効果を上げています。

我々が普段頭痛の治療をする場合のポイントをお話ししたいと思います。

1. 腕の治療(腕の使い過ぎやストレスで硬くなることによって頭痛が起こる)
2. 肩甲骨の可動性(腕が硬くなると肩甲骨の動きが阻害される)
3. 首のゆがみ(肩甲骨に左右差が出ると首がゆがむ)
4. 頭皮の治療(突っ張っていれば頭痛の原因になります)
5. 歯科領域治療(顎関節・噛み合わせ・歯周病など)
6. 鼻炎治療(鼻の影響から頭痛が起こります)
7. ホルモンの影響(特に婦人科の関係)
8. 耳の治療(中耳炎など炎症やリンパ腫などで頭痛に影響)
9. 眼科領域の治療(眼圧や結膜炎、網膜剥離などで頭痛に影響)

結局、耳鼻科・眼科・婦人科・歯科を終わらせて、あとは我々が骨格の治療をするというのが定番です。
頭痛の分類を参考資料につけておきますので、ご覧下さい。

●緊張性頭痛
頭痛で受診する人のほとんどがこのタイプです。
○特徴
・毎日のように痛みが起き、持続時間は30分から1週間
・頭を何かで締め付けられるような痛み
・首や肩の「はり」「こり」を感じることが多く、目の疲れ、身体のだるさ、めまいなどを伴う
○誘因
原因は身体的ストレスと精神的ストレスがあげられます。
・身体的ストレス・・・悪い姿勢、長時間のデスクワーク、睡眠不足などでの筋肉の緊張、血液循環の悪化
・精神的ストレス・・・対人関係や仕事、家庭で悩みや不安を抱えることで自律神経がうまく働かなくなる

●片頭痛
思春期から40代に多くみられます。
○特徴
・頭痛の頻度は月に数回程度、多いときは週に1.2回
・頭の片側あるいは両側がズキンズキンと脈を打つような痛み
・吐き気や嘔吐を伴う
・痛みの前兆で、目の前がチカチカし視野が見えにくくなったり、手足のしびれやしゃべりにくくなることがある。
○誘因
激しい運動や緊張から開放されてホッとした時や、女性は生理前や生理中の女性ホルモンのバランスの変化、家族に片頭痛持ちがいる、またアルコールやチョコレート、チーズなどを食べたときも誘発されることがあります。
○片頭痛の前兆
片頭痛は、痛みが起こる前に前兆を伴うタイプと、伴わないタイプに分類できます。 最も多い前兆は、「閃輝暗点」と呼ばれる症状で、
・目の前で光がチカチカする
・視野の中にきらきら光るジグザクの線が見えてくる
・視野が狭くなるなどがあり、他にも、手がしびれるなどの症状もあります。頭痛が始まるとそれらの症状は消失してしまいます。前兆は片頭痛に必ず伴うわけではありません。前兆のない片頭痛の患者様のほうがたくさんいらっしゃいます。
○片頭痛の予兆
前兆のない片頭痛でも、「頭痛がくるかもしれない・・」と漠然とした予感を感じることがあります。具体的には、
・なまあくびがでる
・イライラする
・気分が悪い
・体がむくむ
・甘いものが欲しくなる
・眠気を感じる
というような状態のあとに、頭痛が起こる場合です。漠然とした症状なので、前兆とは区別されます。

●群発頭痛
緊張性頭痛や片頭痛に比べると、最も痛い頭痛です。
○特徴
・20~30代の男性に多い
・1年から数年に一度、1ヶ月から数ヶ月、毎日のように決まった時間に痛みが起きる
・頭部の片側、眼の奥、こめかみあたりが「目をえぐられる」ような激しい痛み
・目の充血、涙、鼻水、鼻づまりを伴う
○誘因
まだまだ明らかになっていない点が多いですが、頭部の血管の拡張が関係しているのではないかと言われています。そのため、血管を拡張させるアルコールの摂取は厳禁です。また、心臓の病気等で血管を拡張させる作用のある薬を服用している人は、主治医の先生に相談が必要です。

http://www.yaesu-noushinkeigeka.jp/medical-guide/01_zutsu.htmlより引用>

2015年7月30日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中