鬱病への道

今日来た若い女性は以前から頭痛があり、原因は首のゆがみが関わっているとわかったので、EAT(Bスポット療法)とマウスピースを勧めていた。身体全体にはストレスが強く、腕や脛が硬い事も頭痛には悪影響である。そんな状況だとよく女性は心を満たすために甘い物を必ず食べる。それも中毒的に。そうなるとお腹周りが太ってきて、足への血流が落ちるから、歩きたがらない。今までのピッタリした服など入らないと又甘い物を食べ…

ブログランキング5位~9位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 5位 歯を治すと扉が押せる話(鞭打ちの後遺症のツボ) 6位 スタマックライン 7位 首のゆがみとマウスピース 8位 胸骨のゆがみ(胸の真ん中の痛み) 9位 胃薬について まず5位の「歯を治すと扉が押せる話(鞭打ちの後遺症のツボ)」であるが、病院勤務時代に救急外来にいたので、交通事故で鞭打ちの方はよく来た。こちらがリハをやっていると、ある時腕の外側の硬い方…

咳と神経の興奮

ここ数週間、同じ症状の方ばかり来るので、少し書いてみたい。「先生、子供が学校で風邪を引いて、学級閉鎖、その後に私も咳が出始め、ここ3週間咳が止まらないのです。熱も出ました。咳が止まったら来ようと思ったのですが、いつもの肩こりが酷くて酷くて・・・。頭痛まで出ています。」熱は人によって出る人と出ない人がいますが、医者に行って調べてもらっても「コロナでもインフルでもない。名前もないようなウィルス」みたい…

薬の適量

私は鍼灸をやっているので、薬に関しては専門的な知識はないが、風邪薬をもらうときに、いつも違和感を感じる。症状が酷くても治りかけでも飲む薬の量は同じ。我々の感覚では、「酷ければ薬の力を借りる。軽ければ薬はいらない。」となるはずだが、「1週間これを同じに飲み続けなさい。」と言われる。抗生剤は仕方がない部分はわかるが、もう少し何とかならないのかなぁと感じる。以前ブログでも書いたが、患者の体調は「胃から崩…

右のお尻だけ硬い

今日来た方は右のお尻(中殿筋)だけ硬い。普通は周りの筋肉も硬くなって、「○○をしましたね。」と言えるのだが、今回はお尻以外に全く問題がない。こうなると原因が全くは分からない。今回と似たような例で以前高校の野球部の選手が肩を痛め、その後治療で肩は治ったが、球を真っ直ぐ投げられないと言ってきたことがあった。当時は原因がわからなかったので、全身の筋肉を調べたら「右中殿筋」がうまく働いていないことがわかり…

親の知恵

新米ママが子供に抱っこをせがまれ、肩を痛めている。気持ちは分からないでもないが、我々から見ると「親の知恵」が足りない。私なら、座って抱くのと立って抱くのでは身体に対する負担が全く違うから、抱っこで、「高い高いより、こうやって座ってみる景色が1番綺麗」と言うだろう。以前漫才の島田洋七が「がばいばあちゃん」を書いてベストセラーになったが、貧乏なおばあちゃんに育てられた洋七は、お腹がすいて訴えると、「気…

ブログランキング10位~14位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 10位 身体の中の2人 11位 冷たいものの取りすぎで左坐骨神経痛 12位 小指で分かる全身症状 13位 身体の何処かに痛みがあると・・・ 14位 強い形質はバッテンで遺伝する まず10位の「身体の中の2人」は、長年仕事をしているとどうしても身体の中に明確に2人いるとしか思えない状況によく遭遇する。それは「本人の気持ち」と「身体の本音」である。患者さんは…

小さな幸せを集め、大きな幸福に育てる話

メンタルがやられている方が時々、「ちょっとお腹の不具合や眠れないことがあります」と言うが、我々から診たらそれはとんでもないことである。免疫が高い状態ならメンタルをやられることも少ないだろうが、そうでないのでメンタルがやられてしまう。だからほんの少しの幸せを集める努力がとても大事である。どんな時にも胃腸が壊れない、薬を使えばちゃんと寝られる。お風呂に入れば腰は痛くないなど、確実に小さな幸せを集めて欲…

「あ、そうなの?」という返事

年配の常連さんが、「昔友だちが人の悪口を言っていたので、『へー』と言っただけで、周りにその方も同じように悪口を言っていたように広まってしまって困ったという」と言う。これは実によくある話で私などはかなり気をつけている。患者が、「このサプリメントいいですよね」と聞いてきて、「そうですね」と言っただけで、「田中先生もいいと言った」や「先生は否定しなかった」と言われる経験をした。こちらは、「あなたが飲みた…

子供の名前

常連さんにもう少しで子供が生まれ、名前をどうしようかと考えているという。「我々の時代は男の子のは最後に『男』『夫』『雄』がよくつき、女の子は『子』か『美』『恵』と相場が決まっていた。それから少し流れが変わり、女の子の名前に『子』を使わなくなった。麻衣、なでしこ、佳奈などがそうである。最近は卓球を見ていると『美誠』『美宇』などが何故か多い。名前で困るのは『薫』『ひろみ』である。性別がわからない。又時…

正義を通す戦い方

今日紹介で来た新米ママは仕事に復職したが、右の首から肩までの痛みが半年も取れないという。体型を見て、話を聞いた途端、「あなたみたいな方はドツボ組と言って、まず顎関節が悪い。普通はそんなに痛みが続くわけがない。そしてそんなに広い範囲で起こることはない。余程あなたが何か正義を通そうと頑張っているとしか考えられない。身体の中には2人いて『本人の気持ち』と『身体の本音』です。おそらく身体が嫌がっていても、…

ブログランキング15位~19位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 15位 肩に包丁が刺さっている 16位 ストレスと末端のこり 17位 初恋ヤダモン君の反応 18位 体の中の父ちゃん母ちゃん 19位 胃から崩れる まず15位の「肩に包丁が刺さっている」は、以前は「包丁」ではなく「棘 とげ」と言っていたが、こちらの伝えたいことが「棘」では伝わからないとわかり、「包丁」に変えてブログを書いた。肩に包丁が刺さった患者が、「飲…

中殿筋と外反母趾

80才の常連さんが珍しくお尻の横の中殿筋を前回の治療時に痛がった。今回、詳しく調べてみたら外反母趾が進んでいて、その影響が疑われた。こういう場合は 自宅用の中敷きを勧めているのだが、「私の家は殆ど絨毯が引いてあって、ほぼ裸足で生活している。」と言われてしまい、困ってしまった。自宅用の中敷きのために絨毯をフローリングに変えて下さいとも言いにくい。こういう場合は腹芸を使って、「前回中殿筋を治療しても今…

横浜までドライブで右腰痛?

この間まで左肋間神経痛で通っていた患者が、「横浜まで2時間程ドライブしたら右腰が痛くなった。」と言う。普通そんな事は起こらないから、詳細に身体を診たら、左太腿が硬い。これはスタマックラインで胃炎の反応なので、「胃がおかしいでしょう?」と言ったら、「1ヶ月前に胃の具合が悪くて医者に行ったら、逆流性食道炎と言われて、薬を飲んだらすぐに治った。」と言う。しかし身体には厳然と胃炎の反応が残っている。筋肉の…

患者層

病院によってはお年寄りばかり診ている先生もいるし、若いスポーツをやっている人ばかり診ている先生もいる。例えば40代の女性が、首や肩が痛くて年寄りばかり診ている先生に訴えれば、「あなたみたいに若い方が何を言っているの。問題ないから大丈夫。」となるだろうし、若いスポーツをやっている人ばかり診ている先生に診てもらえば、「やはり年齢的なものは関係していると思います。あまり無理をなさらず・・・。」となるだろ…

突然腰が痛くなったと言われて

腰の手術をした方が定期的に通っている。数回の治療で大分良くなったが、先日突然腰が悪化たしたという。こういう場合まず、原因が明確(ゴルフをしたとか・・・)ならいいのだが、いくら本人に聞いてもわからないと言われる場合がある。こうなると色々と想像しなくてはならない。膵臓の問題?胃炎?圧迫骨折?腎結石?卵巣?虫垂炎?大動脈関係?と頭に浮かぶだけでも10個はある。特に年をとると圧迫骨折しても痛みを言わない方…

脳梗塞と身体の器

常連さんが脳梗塞を起こした。殆ど後遺症もなく良かったのだが、少しだけ気になる事がある。それは倒れる前と同じ生活に戻そうとすることである。倒れる前は元気に人の2-3倍も仕事をしていた人の場合、脳に一部分とはいえ損傷が起こると一気に何かをやり遂げるという力が発揮出来なくなる。そして持続力がなくなる。それを患者は、「倒れてから根がなくなった。昔みたいにやろうとするとすぐにだるくなってやる気がなくなってし…

子供の偏食

常連さんの子供が、偏食で困るという。話を聞いたら父親も昔そうだったみたいなので仕方ない部分はあるが、こういう話を聞く度に「母親は子供との知恵比べ」と感じてしまう。子供には嫌いな形や匂いがある。目玉焼きは食べられるが生卵はダメとか、生野菜はダメだが、ジュースやスープに煮込めば大丈夫とか、魚も生はダメだが、ふりかけにしたら大丈夫とか、子供には子供なりの理由がある。時々食欲が湧かない子がいるが、ある程度…