常備薬について
常連さんが突然胃痛に襲われ、買い物など出来ないぐらい辛かったという。そんな時に普段から常備薬があると助かる。胃痛ならガスターやブスコパンは有名だが、普段から揃えている方は少ない。うちにも置き薬(富士薬品)があるが、普段は使わないと思っていても、頭痛・歯痛・発熱・胃痛・便秘・下痢・風邪・咳・鼻水・鼻詰まり・虫刺され・アレルギーとちょっとしたときには役に立つ。富士薬品の置き薬には「ズバリ」と言う鎮痛剤…
常連さんが突然胃痛に襲われ、買い物など出来ないぐらい辛かったという。そんな時に普段から常備薬があると助かる。胃痛ならガスターやブスコパンは有名だが、普段から揃えている方は少ない。うちにも置き薬(富士薬品)があるが、普段は使わないと思っていても、頭痛・歯痛・発熱・胃痛・便秘・下痢・風邪・咳・鼻水・鼻詰まり・虫刺され・アレルギーとちょっとしたときには役に立つ。富士薬品の置き薬には「ズバリ」と言う鎮痛剤…
以前から心臓の反応「ヤダモン君」については書いている。ある常連さんは仕事がきつく退社の流れになったが、「今まで毎週こんなに治療して戴いて、仕事を辞めたあとも身体は元に戻らないと思う。」と言うので、「いえいえ、辞めた途端、ヤダモン君はなくなります。」と言ったら、「え、かなり長い間辛かったわけですから、そんな事はないでしょう。」と言うので、「いえいえ、すぐになくなります。以前印刷会社の社長がアルバイト…
不眠症で来た方が、うちで頭に鍼治療を受けた後に、自分の症状にピッタリのメンタルクリニックを見つけたという。すぐに受診し処方して戴いたら実によく効いたという。そうなると今まで寝るために飲んでいた薬を減らそうということになり、減薬、断薬をしたが失敗してしまったという。我々から見るとすぐに減薬して効果があれば良いが、一気に断薬までとなると「大丈夫なの?」と思ってしまう。すこし何時でも元に戻せるようにして…
常連さんから、「今までは上を向いて寝ていたが、最近気がつくと横を向いて寝ている。正しい寝方を教えてくれ。」と言われ、少し考えてしまった。まず寝方で一番多いのはおそらく、横向きであろう。右を上にするか左が上かは別にしても、お腹の調子の悪い方は「腹筋を伸ばせない」から横を向いてエビの格好で腹筋を縮める。理屈を言えば「胃から十二指腸に正しく流れるように左が上」ということになるのだろうが、本人が楽な方でか…
常連さんが便秘に悩んでいる。血液データを見て、「低蛋白」と「貧血」があったので、食事指導をした。蛋白質を増やした途端、便秘になってしまった。人によっては蛋白質で腸内細菌の悪玉が増え、便秘になる人がいる。蛋白質を増やして便秘になったのだから、元に戻せば治るだろうと思っていたが、良くならないという。食事の量を見ると何となく多い。こういう場合は「腸の気持ち」になると解決策が見つかる。まず腸は仕事が増えて…
ここ数年、超音波診断装置を使って身体の中の様子を直接見ながら、鍼を打つというやり方がある。 私自身とても興味を持ち数年前から取り組んでいるが、ようやく少しずつではあるが使いこなせるようになってきた。 一番よく使うのが肩関節周辺の痛みである。 超音波診断装置を使って患部を診ると、明確にファシア(筋肉を包む膜など)が重積して白く映り、そこが発痛源になっていることがよくある。 治療は超音波で診ながら鍼を…
これは大分古い話だが、当時「耳ツボで痩せる」というのが話題になり、勤務していた接骨院でも取り組んでいた。私自身は殆ど興味がなかったが、たまたま担当されていた先生が休みで患者さんの鍼を交換してくれと頼まれた。交換しながら、「どうですか?」と聞いたら、「確かに食欲が落ち痩せたけど、上半身が痩せてしまう。特にほっぺたと胸、何となく貧相になってそこは痩せなくてもいいと思ってしまう。本当に痩せたいのはお腹と…
常連さんが「何となく、腰が重い。このままでは今までやったみたいにぎっくり腰をやりそうで早めに来た。しかしそんなに暴飲暴食していないし、冷えにも気をつけているし・・・。」と言う。身体を診ると前回の筋肉の状態の名残はあるものの、そんなにひどくない。胃腸に関してもそんなに身体に反応は出ていない。こうなると何が原因なのか分からない。しかしふくらはぎを診てびっくり、ガチガチである。これは脚の血行不良を意味す…
今日来た側弯症の方は腰が痛いという。側弯症では良くあることなので、腰を丁寧に診たが全く問題がない。筋肉の質は悪くはなく、本来腰痛を起こさない方である。うちに来ている側弯症で腰痛の方は大体中学生ぐらいから腰で悩みを持っている。今日の方は完全に一過性である。話を聞いていたら、噛み合わせ大きなに問題があることがわかり、それで胃を壊し腰痛が悪化していた。こういう場合、噛み合わせはとても大事で、「噛み合わせ…
常連さんの紹介で、左肩と肩甲骨が辛いという方が来た。こういう場合は経験上、「右腕のパソコン病」「首のゆがみ-噛み合わせ」「喘息」と大抵、パターンが決まっている。一つずつ診ていったら、「右腕のパソコン病」はあるものの、そんなに左肩に影響を与えていない。「首のゆがみ-噛み合わせ」はあるものの、思ったほどひどくない。「喘息」の反応点があったので、「喘息あるでしょう?」と聞いたら、「全くない。」という。こ…
常連さんが「低蛋白」と「貧血」の治療をしている。「低蛋白」には蛋白質を摂ってもらうため「牛肉の赤身」を指導し、「貧血」には「ミキプルーン」を指導した。実際やってみると、蛋白を摂りすぎると腸内細菌の悪玉が働くために便秘になったり、ガスが臭くなったりすることがある。しかしそこで止めてしまっては何もならないので、便秘の治療を加える。「貧血」の治療は病院から出る鉄剤が評判が悪く、必ずと言っていいぐらい便秘…
【70代】祭りの後の後かたづけ-何をやるにも億劫 この言葉は70代の方から聞いた言葉です。古稀のお祝いの時にポツリと漏らされました。「賑やかな祭りの後、人混みも途絶え、灯りも暗くなり、屋台を片づけている。皆帰り支度でだれも楽しそうにしゃべっていない。楽しかった60代が終わり、人生の集大成。どういう意味をつけようか。どうやってまとめ上げようか。人の道が気になり、身内をいとおしく感じ、すべてのものに優…
【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…
久しぶりに来た方が数kg痩せていたので、ビックリして「殆どの方はテレワークは太るのに、どうして痩せたのですか?」と聞いたら、「理由はわからないが、外食はなくなったし、3食全て家で食べる。敢えて言えば今までは仕事から戻って夜の10時位から食事だったのが、最近は子供が小さいので夜の7時には家族で食べ終わってしまう。その後は食べない。」という。会社に出勤していたときは昼は必ず外食で食べたい物を食べる。し…
これは経験がものを言うだろうが腰を触るだけで、「この患者さんは本来、腰痛とは無縁の方。たまたま今回、胃を壊しているからその影響で腰に反射痛がでただけ。胃が治れば全く腰が痛いとは言わない。」とわかる。逆に、「この患者さんは相当治療をしても腰痛がなくなることはないだろう。親子3代で腰痛持ちだから、『相当痛いか、少し痛い。』で良くなることはない。なるべく『少し痛い。』が続くように治療しよう。」と思ってし…
仕事柄、腰痛患者で整形でうまくいかない方が多い。「レントゲンは異常がありません。鎮痛剤を出します。良くならなければ注射をします。」と言われ、良くなれば良いが、良くならないと他を探す。我々の鍼灸などはそのいい受け皿である。保険は使わないが、時間をかけ、全身を拝見し、問題解決していく。それで楽になると、「病院は駄目。東洋医学がいい。」と言い出す。本来病院は保険を使う場合、厚労省の言いなりである。厚労省…
女性の便秘は多い。我々から見ると2-3日出ないだけでも大問題と思っているが、話を聞いているといつも困ってしまう。「私、薬を飲まないと2-3日に1度しか出ないんだけど・・・。」と誰かに相談すると、「そんなのひどい方じゃないわよ。私なんか4-5日は出ない。」すると脇から、「そんなのは普通。私は1週間。」とどんどん悪い方がしゃべり出す。そんな話を聞けば、「私の2-3日は大したことがない。」となって、対策…
常連さんが暑い中当院までたどり着き、ベッドに横になった途端、「あ、気持ちいい。何これ。」という。これには実は少し仕掛けがあって、ベッドに横になった位置に自然な風が当たるようにしている。これだけ連日猛暑が続くと朝起きてエアコン疲れで、身体が冷え切ってだるくて仕方がないという方は多い。先日も「リセット感」を書いたが、こんな時は朝風呂で腰まで浸かり発汗するしか方法がない。シャワーなどで済ませてしまうと交…
常連さんが血液データを持ってきた。白血球が3000/µL以下(白血球の基準値は3500〜9500/µL)、総蛋白が栄養失調状態、中性脂肪が低く、そして貧血気味。これでは元気になれるわけがない。まず白血球だが以前から低かったそうだが、我々は「お灸」で白血球が上がる経験をしている。定期的に身体に火傷刺激を与えることで身体も反応するのであろう。次に蛋白だが、1番手っ取り早いのは「牛肉の赤身」を摂ることで…
アナウンサーとクリエーターの身体は全く違う。どこが違うかと言われて我々の指の感覚なのでうまくは言えないが、カテゴリー的には全く違う筋肉の質を持つ人種である。アナウンサーは「外部に神経を張り巡らせ、人の言葉を咀嚼し、自分の意見を加えて外にアピールし、人の反応を見る仕事」、クリエーターは「他人は一切関係なく、自分の内なる世界にどっぷり浸かって感覚でものを生み出す仕事」。だからクリエーターの身体をもって…