良くなったり悪くなったりは良くない
常連さんが、「最近調子が良くなったり悪くなったりを繰り返している。良いときもあるからこのまま良くなるかなぁと思ったら、全然治らない。そんな事をしている間に時間が過ぎてここまで悪化してしまった。」と言う。気持ちは分かる。少し良くなることがあると淡い期待をしてしまう。しかし現実は良くなったり、悪くなったり。我々はこういう場合は、「良くなったり悪くなったりは良くない」と言っている。良くなるのは結構なこと…
常連さんが、「最近調子が良くなったり悪くなったりを繰り返している。良いときもあるからこのまま良くなるかなぁと思ったら、全然治らない。そんな事をしている間に時間が過ぎてここまで悪化してしまった。」と言う。気持ちは分かる。少し良くなることがあると淡い期待をしてしまう。しかし現実は良くなったり、悪くなったり。我々はこういう場合は、「良くなったり悪くなったりは良くない」と言っている。良くなるのは結構なこと…
常連さんが突然高血圧になったという。女性が閉経前後で不眠症(寝付けない、途中で目が覚める、早く起きてしまう)を訴えた場合によくこういう事が起こる。不眠症とそれ以外気になることはないかと聞いたら、「不眠症は少し長い。最近は脚も硬い。」と言う。調べてみるとかなり脚が酷い。心臓に口があれば、「不眠症は最近は睡眠負債と言ってどんどんたまるもの。ちゃんと管理してもらわないと悪化の一途をたどる。睡眠が乱れれば…
坐骨神経痛で通っている方から、「どうして先生は毎回鍼を打たないのですか?よそでは毎回打たれました。効かなかったけど・・・。」と言われた。こちらにしてみると、「筋肉君が打ってくれと言っていれば打つし、そうでないときは使わない。」としか言いようがない。長年の経験で延べ何万人かはわからないが筋肉を触っていると、筋肉君の気持ちがわかるようになる。もちろん筋肉がしゃべるわけではないが、以前こういう筋肉の時に…
お陰様で好評なブログランキングだが、続きを書いてみたい。 35位 「鼻」「歯」「腸」で難病治療 36位 枕も人も10% 37位 肩甲骨詳細図 38位 右肩とタイ料理 39位 ビオフェルミンと便秘 まず35位の「『鼻』『歯』『腸』で難病治療」だが、長年治療していて特に難しい患者は明確に「鼻炎」「顎関節症」「腸の調子が悪い」を持っている。特に鼻炎があっても自覚症状がない方もいて、「慢性上咽頭炎」を患っ…
以前より筋膜リリース(ファッシアリリース)に興味があり、日本整形内科学研究会には所属している。会長の木村先生には何度も治療を受け、難しい患者も送った。数年前の五十肩や去年患った脊柱管狭窄症も治療して頂いた。痛みの原因は昔、「関節」「筋肉」「神経」だったのが、最近では「筋膜(ファッシア)」に代わり、それを極めた先生方が、「痛みの原因は血管では・・・」と言い始めた。血管(モヤモヤ血管)に関しては何度か…
長年仕事をしていると少し変わった法則を見つけることがある。「真横の法則」である。例えばこめかみが痛い場合、身体の真横に痛みが存在する。こういう時に「首の真横」「肩の真横」「腰の真横」「足の真横」に痛みが出る。首は胸鎖乳突筋、肩は三角筋、腰は中殿筋、足は脛の横である。痛みが何故こう言う具合に真横に出るのかは、色々考えているが分からない。個人的に思っているのは、「耐えがたい痛みがある場合、身体の痛みを…
常連さんが息子と共に1ヶ月程、咳が続き、胸のレントゲンを撮ったが異常がないという。普通の感染ならある程度、熱が出て2週間程度だが、熱も出ないで1ヶ月も続くとなると感染より、アレルギーを疑ってしまう。親子でアレルギーの元を調べることが大事である。この時期危ないのは花粉だが、ハウスダストや絨毯のダニ、エアコンのカビなど家庭内にも色々と原因はある。以前、娘さんだけ咳が止まらず困っていると言われ、ご自宅を…
前回、ブログランキングを書いたら思いのほか反響があり、今回は続きを書いてみたい。 40位 小鳥タイプ詳細 41位 時には占い師のように 42位 咳について 43位 真っ黒金平 44位 宴会のコツ 45位 男骨格について まず40位の「小鳥タイプ詳細」だが、典型的なのは冷え性の女性で、腸や喉が弱く、常に温め続けないと体調を維持できない方の特徴を書いた。基本的に関節が弱く、骨格がゆがみ易いのでいつも何…
常連さんの甥っ子が鍼灸師で頑張っているという。何かアドバイスを叔母としてあげたいので、「治療の仕事の本質は何ですか?」と聞いてきた。昔なら、「治療技術が全て。確実に治すこと」と言っていたろうが、最近は全く違う考え方を持っている。一番大切なことは「患者さんが次にまた来ること」と断言できる。食べ物屋さんでも味の良い順に流行るわけではない。歌手だって歌の上手い順に売れるわけではない。我々も同じで治療レベ…
長年仕事をしていると、社内で部署が変わっただけで鬱病になる人がいる。ある営業が得意な女性は、お客様相手に販売するのが大好きで全国を飛び回っていた。成績が上がり部下も増え、ある時会社から、「代理店の責任者をやってくれ」と言われ、引き受けたものの、仕事の内容が事務処理ばかり。全くお客さんと触れなくなり、鬱病になってしまった。話を聞きながら、「あなた元の仕事に戻りなさい。そうすれば治るから。」という話を…
少し昔の話だが、常連さんが太腿に腫瘍が出来、手術をしてもらうことになった。出来れば綺麗にしてもらいたいという希望があり、病院を選び手術の日程が決まった。最終診察日に患者が、「先生、手術の跡は残りますか?」と聞いたら、「残ります。」と医者に言われ、一気に気持ちが冷め、「少し傷は残りますが、丁寧に縫いますからご心配いりません。ぐらいの配慮はあってもしかるべき。配慮がなく、『残ります』とは何事か、誰がこ…
「難有って有り難し」は師匠から教わりました。人が生きていく中で、何も難がないにこしたことはありませんが、そうは生きられません。難が有るからこそ、今まで気がつけなかったことに気がつけたり、物事の深い意味を知るようになります。20年近く通っている慢性腰痛の常連さんが去年全身激痛に襲われ、どうにもならないので整形外科で2ヶ所調べたところ、「五十肩と腰痛でしょう。鎮痛剤を出しますから、肩は動かして下さい。…
年配の常連さんに、「『EAT(Bスポット療法)』『乳酸菌』『当院で足を揉む』で寿命が5年は延びるという話は前回しましたよね。この話をある年配の方にしたら、『私はそんなに伸びなくてもいい。90才手前位でいい。』と言われてしまった。本人が生きたいか生きたくないかまではわからない。悔いのない人生を送っている方は、いつ死んでもいいと思っているでしょう。だから程々でいいと思ったら、うちにも来ないで、EAT(…
当院の常連さんには治療中に何か伝えたいことがあると、ブログでLINEを送っている。 あまりに同じ話のブログばかり送るので、送ったブログのランキングを調べれば、皆さんが気をつけなければいけないことや、気がつかないことなどお伝えできると思い、50位から少しずつ解説する。 46位 黒い膝サポーターとズボンの色 47位 腕が硬くなるのは「使い過ぎ」か「ストレス」 48位 牛乳について 49位 乳酸菌で豚が…
仕事柄、患者さんの訴える症状には細心の注意を払っている。下記のように症状は一般的に十分知れ渡っているとは言いにくい。少し披露したい。 眩暈が20分以上続く-脳の血管が詰まったり流れが悪くなったりする脳梗塞の可能性があり、血行不良により平衡感覚の消失 片方のまぶたが下がる-脳出血などでまぶたを動かす神経が機能しない 匂いを感じない-脳梗塞や認知症、頚椎損傷などで嗅覚に関わる神経が影響を受ける 口の端…
またまた見つけました。 日帰りで 行って見たいな 天国へ 目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ 万步計 半分以上 探し物 マイケルの 真似を発作と 間違われ 探し物 やっと探して 置き忘れ 歳重ね もう食べられぬ 豆の数 眼薬を 差すのになぜか 口を開け 少ないが 満額払う 散髮代 厚化粧 笑う亭主は 薄毛症 カード増え 暗証番号 裏に書き 深刻は 情報漏れより 尿の漏れ へそくりの 場所を忘れ…
常連の女性が、「私は少しお節介なところがあって、人に色々と頼まれたりして、何かをしてあげるのはいいのだけど、その後感謝しない人を見ると少しイライラする。これはあるお坊さんから聞いた話しだが、そのお坊さんが子供の頃に人に自転車をあげたという。そうしたらもらった人が乱暴に自転車を扱ったので腹が立ち、母親に言ったら、『あなた、あげたものはもう人の物。自分のものでもないのにどうして腹を立てるの?』ときつく…
これは以前聞いた話だが、「川の手前にカエルとサソリがいる。サソリは川を渡れないので、カエルに『僕は川を渡れないから背中に乗せて向こう岸まで乗せてくれ』と頼むとカエルは、『君は尻尾に毒があって刺すから嫌だ。乗せてあげない。』と言うとサソリが、『絶対刺さない。誓うよ。』カエルは『信用できない。』と言う。それでもサソリは粘って『絶対に刺さないことを誓う。間違いない。絶対大丈夫!!』とあまりに懇願するので…
便秘とは、「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」を言い、慢性便秘症診療ガイドラインでは、「週に3回程度の排便でも、腹部の膨満感や残便感などがなければ問題はない」とされている。 私などは親譲りで腸の調子はすこぶるよく、食べればすぐに出るが、女性で「3-4日に1度、酷ければ1週間出ない」方をよく診るが、按腹と言ってお腹のマッサージをするととても不快な顔をする。 「少し下剤でも試…
病院勤務時代に膝痛の患者が続き、治せなくて困った時があった。こちらが、「膝は治せないからやだなぁ」と思うと、次の患者が膝痛。「またかぁ」と思いながらやはり治せない。膝の患者ばかり気にしているから、(実際は全患者の数%ぐらいしか膝痛はいない)こちらが意識すればするほど、膝痛の患者ばかりに目につく。「何で膝痛ばかり来る・・・」という気持ちになってしまう。治せる患者はいくら来ても何とも思わないから、心に…