症例

冷たいものの取りすぎで左坐骨神経痛

ようやく梅雨も明け、夏本番だが少しこの暑さにはまいってしまう。テレビでは記録更新と毎日やっているが、夜中の寝苦しさは半端ではない。エアコンをつけたり、窓を開けたり、扇風機をつけたり、熟睡など出来るものではない。必然的に冷たいものを悪いとわかっても取ってしまう。湯冷ましがいいといっても待っていられない。つい冷たいものを胃にゴクゴクと落とし込んでしまう。またこれが快感だからやめられない。しかし日々治療…

病気は仰山にしろ-我慢弱いこと

多くの患者様を見ていると我慢強いがゆえに仇になっている場合が多い。ずっとつらかったのに我慢して、ついに耐えきれず、病院に行って即入院。医者に「何でこんなになるまでほっておいたんだ。」と叱られる。患者、「・・・・・・・」。昔から「病気は仰山にしろ」といって、小さな病気もバカにせず、ちゃんと治療しろという意味だが、実践なさっていた方がいた。 ある小唄の先生が当院の休みの日に電話をかけてきた。「もう腰が…

膝治療のバリエーション

膝に痛みがあると病院では、「痛みと共存しながら生活をしなさい。」と言われる。もう少し楽になりたいがなにか方法はないかとこられる方が多い。膝治療に関してすこしまとめてみたいと思う。思いつくだけでも10通りの方法が浮かぶ。 1.太腿をほぐす-膝痛は膝が悪いことは少なく、初期ならほとんどが太腿の硬さが原因である 2.太腿にテーピング-キネシオテーピングという方法で弱くなった太腿の筋肉を補強する 3.鍼治…

刺身に醤油をつけない話

今度は刺身に醤油をつけない話をしたい。この話は鍼灸学校に通っていたとき、生理学の先生が、「日本人の塩分は15g以下がいいというが、私などは6gぐらいしか取っていない。味噌汁はお湯で薄め、そばはそば湯で食べる。初めはきついが慣れると何でもない。塩分を減らしてわかったことは頭がさえるということだ。睡眠時間も短くて大丈夫。しかし、外食はしょっぱくて食べられないのが困る。」という話をして下さった。10年程…

白米を食べない話

当院で今、何人かの方に、「白米を食べない。」という話をしている。殆どの方からは、「ごはん駄目ですか?白いご飯が好きなのに・・・」と非常に抵抗が強い。むやみやたらに話をしているわけではなく、減量が必要な方や膝や腰痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、免疫低下などの病気で白米を食べない方がいいと判断した方達にしか話はしていない。なぜこの話がするかというと先日もある学会で、白米アレルギーの話しが出て、…

足の爪治療

10年以上前の事だが、ある脳卒中の患者さんの膝を治療をしようとして足を見たら、爪が変形していた。話を聞くと脳卒中をやってから、足の感覚が鈍く自分では切れない。旦那も年で手が震えて、危なくて切ってもらえないという。それ以来、困っている。よく見ると足の親指の爪が2枚になっている。古い爪を痛めたみたいで新しい爪が出られないでいた。爪が前に伸びるのではなく、厚みが出て皮膚に食い込んでいて、いかにも痛々しそ…

ストレスと末端のこり

仕事や人間関係でストレスを受けた場合、身体にどの様に影響があるのだろうか?長年の経験からわかったことは末端の血行が悪くなるということだ。具体的には手足、特に肘下と膝下が硬くなる。ストレスを受けると交感神経が血管をしめる。その結果心臓から遠い、末端に血が行きにくくなり硬くなる。心臓にしてみれば何か危機が起こった時に、心臓と肺と脳には血液を送るがあとは知らんといった感じである。ストレスがかかっているこ…

腸と体調

よく体調がいいとか悪いとか言うが、何処を治療すればもっと良くなるのだろうか? 心臓などの持病がある方は勿論悪いところを治療すればよいのだが、特に検査で何もひっかからない方達はどうすればいいのだろうか。長年の経験から「腸」がポイントだと言える。ある野球選手は朝目覚めるとトイレでスッキリすること以外は考えないという。前の晩遅くまで飲んでいて、お通じが良くないと試合に負けるという。ある作曲家はお通じがい…

テロメアの話

先日、Bi-Digital O-Ring Test中級セミナーをおこなった。テロメアをあげる食べものがテーマだった。(テロメア:染色体の両端にあり、特別な構造を持った分子で、細胞分裂のたびに短くなる。ある量以下に低下すると、細胞は分裂できなくなり死を迎える。テロメアの短縮を防ぐことが長寿と若返り、生命力の強さの指標とされている。) オーリングテストの共鳴現象を使って、体のテロメアを測り、どんな食べ…

女優さんの歯科治療

映画の撮影時、女優さんが歯科治療で顔が腫れてしまったら、全てのスケジュールが狂い大問題となってしまう。以前に歯科の先生からこういう場合、どうすればいいかを伺った。 ポイントは2つある。1つは歯科の治療の前に肩、頚、腕を十分に揉んでおくことである。東洋医学では歯の痛みを腕や肩のツボで治療する。歯の治療をして顔が腫れたから肩を揉むでは遅いのである。もう1つは治療前に鎮痛剤や抗生剤を飲んでおくことである…

背中を診れば食生活が分かる(甘い物取りすぎで左腰痛、刺激物の摂取で右腰痛)

私はよく初診の方に、背中を診て「甘い物の食べ過ぎ」と指摘します。言われた方はびっくりしますが、背中にはどんな食生活をしてきたかがよく書かれています。勿論文字で書かれているわけではありません。背中のここが硬くなるのは膵臓の反応だから、きっと糖分を取りすぎているに違いないと判断するわけです。よく治療を受けられる方ですと、どんなお酒をどれくらいの量飲んだかまでわかります。私は魔法使いではありませんが、治…

治療の的確性

以前にある先生から「治療とは相手の心の力を引き出すこと。」という貴い言葉を頂いた。当時は若くて意味もわからず、「ではどうすればいいのですか?」と伺ったら、「的確性、それ以外に無い。」とご指導を頂いた。 最近、この言葉が胸に刺さる。 最近治療した方でもこれだけ的確性に欠けている。 1.膝痛で患部に注射をしていた-太腿の治療で改善 2.指のケガが原因の背中の痛みを暖めていた-炎症なので冷やす 3.捻挫…

ぎっくり腰

先日久しぶりにぎっくり腰をやってしまった。受付の整理でもと思って狭い中で身体をひねったら腰に電気が走った。「あっ、やっちゃった。」しかし職業柄何をすればいいのか、わかっているのですぐにシップで腰を冷やし、骨盤ベルトをして、食事を控えた。ぎっくり腰は普通4日目の朝には楽になると言われているが、治療をすればもっと早くきれいに治る。今回は治療法を説明したい。 ぎっくり腰の治療法-考え方は足の捻挫と同じと…

女性の免疫

Bi-Digital O-Ring Testの勉強をしてから10年ほど経つが、創始者の大村恵昭教授から教えて頂いたことはいつも驚く内容ばかりである。教えて頂いた中で最近、一番気になっているのは「女性の免疫を下げるもの」である。 1.ブラジャーのワイヤー 2.化繊の下着 3.黒い下着 4.寝室のテレビ 「ブラジャーのワイヤ」に関しては最近女子中学生の下着にも半分はワイヤーが入っているという。昔に比べ…

鬱病

インターネットの発達と共に、鬱病の患者さんが増えている。鍼灸院にいきなり鬱病でくる方は少ないが、腰痛が良くなった後で、「実は・・・」と言ってくる。西洋医学的には頭の血流やセロトニンをどうするか、眠れるようにするという視点だけのようである。Bi-Digital O-Ring Testで調べると鬱病は前頭部にウィルスの感染を認める。東洋医学的には「首のゆがみ」「マウスピース」「EAT(Bスポット療法)…

パソコン病

パソコン病の特徴は「腕のこり」です。例えば右マウスでしたら、クリックの多用によって起こる「右人差し指病-クリック病」です。怖いことにこの「腕のこり」は自分では気がつきません。自覚症状が出ないのです。「腕のこり」がひどくなり、「肩こり」と「首のゆがみ」となって初めて首肩に症状を感じます。そこまでいくと治療を受けようという気持ちになります。ひどい方になると「首のゆがみ」のせいで、頭の血行不良から「鬱病…

花粉症

花粉症について2つ3つ皆様にアドバイスをしたい。先ず花粉をブロックする方法だが、鼻にゴマ油を塗るとブロックできると教えて下さった方がいて、色々な方で実験したがいい成績だった。先日花粉症の論文を見ていたら、ワセリンを使うといいと書いたあったが、原理は同じである。次に足に花粉症の時に効くツボがある。「太衝-たいしょう」である。足の第1・2趾の骨のつなぎ目である。鼻の症状があるときにここを押すと楽になる…

夏バテ?

頭が働かなくて困ると言って通っている方が、原因がないのに頭の調子が悪いという。以前調子が悪かったときは胃炎や明確なストレスがあり、それぞれ乗り切ってきたが今回は何もないという。Bi-Digital O-Ring Testを使って調べてみたら、本人の言うとおり、胃やストレスは殆ど問題がなく免疫の指数だけ低い。何か感染症でもあるのかと思って調べたが、殆ど問題はない。おそらく夏バテで生きているだけで精一…

ハムスト君の気持ち

太腿の後ろの筋肉群をハムストリングといいます。膝が悪い方は太腿の前面の大腿四頭筋を治療しますが、そこばかり治療しているとハムストリングが怒ります。「前面の大腿四頭筋君ばかり治療して、膝は僕も関わっているのに・・・・。」ハムスト君にも気持ちがあります。この筋肉や内臓の気持ちが分かると治療はとても楽です。身体の中にも感情と気持ちがあります。バランス良く扱う事が治療のコツです。

アロエでポリープと便秘解消

ご主人が半年に一度、胃のポリープを取り、最近は動かないので便秘がひどいという。何か良いものはないかというのでアロエを勧めた。胃のポリープは普通は数年に一度なので、一度摂ると次は2年後の検査となる。しかし腫瘍体質みたいな方がいて、半年でまた出来る方がよくいる。そういう方にはアロエが効く。今まで数人に効果があった。本来は傷や火傷などに使うが、ポリープにも使えることが分かっている。そして腸に対しては下剤…