年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】
【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…
【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…
久しぶりに来た方が数kg痩せていたので、ビックリして「殆どの方はテレワークは太るのに、どうして痩せたのですか?」と聞いたら、「理由はわからないが、外食はなくなったし、3食全て家で食べる。敢えて言えば今までは仕事から戻って夜の10時位から食事だったのが、最近は子供が小さいので夜の7時には家族で食べ終わってしまう。その後は食べない。」という。会社に出勤していたときは昼は必ず外食で食べたい物を食べる。し…
これは経験がものを言うだろうが腰を触るだけで、「この患者さんは本来、腰痛とは無縁の方。たまたま今回、胃を壊しているからその影響で腰に反射痛がでただけ。胃が治れば全く腰が痛いとは言わない。」とわかる。逆に、「この患者さんは相当治療をしても腰痛がなくなることはないだろう。親子3代で腰痛持ちだから、『相当痛いか、少し痛い。』で良くなることはない。なるべく『少し痛い。』が続くように治療しよう。」と思ってし…
仕事柄、腰痛患者で整形でうまくいかない方が多い。「レントゲンは異常がありません。鎮痛剤を出します。良くならなければ注射をします。」と言われ、良くなれば良いが、良くならないと他を探す。我々の鍼灸などはそのいい受け皿である。保険は使わないが、時間をかけ、全身を拝見し、問題解決していく。それで楽になると、「病院は駄目。東洋医学がいい。」と言い出す。本来病院は保険を使う場合、厚労省の言いなりである。厚労省…
女性の便秘は多い。我々から見ると2-3日出ないだけでも大問題と思っているが、話を聞いているといつも困ってしまう。「私、薬を飲まないと2-3日に1度しか出ないんだけど・・・。」と誰かに相談すると、「そんなのひどい方じゃないわよ。私なんか4-5日は出ない。」すると脇から、「そんなのは普通。私は1週間。」とどんどん悪い方がしゃべり出す。そんな話を聞けば、「私の2-3日は大したことがない。」となって、対策…
常連さんが暑い中当院までたどり着き、ベッドに横になった途端、「あ、気持ちいい。何これ。」という。これには実は少し仕掛けがあって、ベッドに横になった位置に自然な風が当たるようにしている。これだけ連日猛暑が続くと朝起きてエアコン疲れで、身体が冷え切ってだるくて仕方がないという方は多い。先日も「リセット感」を書いたが、こんな時は朝風呂で腰まで浸かり発汗するしか方法がない。シャワーなどで済ませてしまうと交…
常連さんが血液データを持ってきた。白血球が3000/µL以下(白血球の基準値は3500〜9500/µL)、総蛋白が栄養失調状態、中性脂肪が低く、そして貧血気味。これでは元気になれるわけがない。まず白血球だが以前から低かったそうだが、我々は「お灸」で白血球が上がる経験をしている。定期的に身体に火傷刺激を与えることで身体も反応するのであろう。次に蛋白だが、1番手っ取り早いのは「牛肉の赤身」を摂ることで…
アナウンサーとクリエーターの身体は全く違う。どこが違うかと言われて我々の指の感覚なのでうまくは言えないが、カテゴリー的には全く違う筋肉の質を持つ人種である。アナウンサーは「外部に神経を張り巡らせ、人の言葉を咀嚼し、自分の意見を加えて外にアピールし、人の反応を見る仕事」、クリエーターは「他人は一切関係なく、自分の内なる世界にどっぷり浸かって感覚でものを生み出す仕事」。だからクリエーターの身体をもって…
小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…
常連さんが以前から股関節を訴えている。最近悪化したので、レントゲンとMRIを撮るように話をしたら、レントゲンしか撮ってくれなかったという。レントゲン上で明らかに炎症を認め、鎮痛剤しか出なかったが、飲み続けても改善しないという。医者は鎮痛剤を出しながら何割かはそのまま治癒する人がいることを知っているから、まず様子を診るのだが、本人にしてみたら不安である。「薬をこんなに飲んでも全く良くならない・・・・…
常連さんが左五十肩をやって、最近は右肩の調子も悪いという。右腕を診たら、かなり硬く、右腕を使いすぎたのだとすぐにわかった。「肩の調子が悪い時は同じ側の腕は使ってはだめです。思っている以上に腕の器がないものです。例えば右肩が正常で器を10とします。肩の痛みを感じるだけで5-6程度になってしまいます。本人は肩と腕の関係を理解していないので、7程度使えば完全に使いすぎです。困った事に腕は自覚症状が出ない…
先日、人間の身体のタイプを「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「ターミネーター」「宇宙人」と書いたら、「宇宙人」って何ですか?とさっさく質問が来た。「宇宙人」は天のエネルギーがそのまま身体をすり抜ける方で、その方の身体の中に疲労が全く溜まらない。なんとも羨ましい話したが、具体的には黒柳徹子さんなどはそのタイプに当たるであろう。患者さんの中に何人か「徹子の部屋」に出た方がいて、その方達からから聞いた話だ…
以前から身体のタイプを「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」と読んでいるが、実はそれ以外にまだ2つある。「ターミネーター」と「宇宙人」である。ターミネーターはライオンタイプより元気だから滅多に来ない。下手すると10年に1度しか来ない。たまたま今回、10年ぶりにターミネーターの方の体を診た。最近腰の調子が悪く、医者で調べたが何ともなく、鍼を打っても又痛くなると言う。10年前は「胃炎による腰痛」だったから、…
常連さんが、「うちの社長は何かあるとすぐに人のせいにする。」と言う。この話を聞きながら、ある話を思いだした。大分前にオウム真理教が世間を騒がせていたときに、師匠が「いいか、彼らの話をよく聞いていろ。何かあると必ず人のせいにする。犯人捜しだ。良くないことが起こったらそれは『身から出た錆』、良いことが起こったら『皆様のお陰』という意識を持て。」と教えて戴いた。病気の治りにくい方にもこの傾向はある。「私…
【60代】花の60代、怖いものなし-自分のこと以外で忙しい 60代の方の特徴は「体は悪いが、だからどうした。」と思っている方が多いということです。50代は心と体の分離を受け入れられなくて悩みますが、60代になりますと特に女性は開き直りも出てきまして、「そんなこと言っても病気だから仕方がない。じたばたしても結果は同じ。だからドーンと行こう。」という感じで怖いものなしになってきます。女性に比べると少し…
常連さんがテレワークで身体が冷え、少し調子が悪い。話を聞きながら、「リセット感がないのが原因。」という話をした。例えばエアコンの効いた部屋で数時間座りっぱなし足が冷えたら、風呂に入って発汗をしてリセットするとか、お酒を飲み過ぎたら、1-2日かけて胃腸を休ませるとか、ストレスのかかった仕事の後は何かリフレッシュを必ず入れて、連続的に負担がかからないようにするとか、頭痛が続いたら薬を飲むとか、安静や今…
常連の看護師が鍼灸学校に通いだし色々な話をしていたとき、昔、病院勤務時代に看護師が我々の鍼をとても嫌がったことを思い出した。理由は簡単で、「25G(ゲイジ)だって痛いのに・・・。」25G(ゲイジ)というのはかなり細い注射針で外経0.5mmで内経が0.25mmある。しかし我々が使う鍼(0.18mm)はもっと細い。写真のように注射針の内側に簡単に入ってしまう。看護師はこの感覚を持っていない。あの25G…
常連さんが最近寝られないという。医者から薬はもらっているのだが、1錠で効かないと2-3錠と飲んでしまうと言う。以前漢方も飲んだが、すぐには眠れないという。そして最近足が冷えたり、浮腫んだりしているので、足浴器を考えているという。話を聞きながら、「どれも少しずつ惜しい。」と思った。この季節、連日猛暑で一日中エアコンを入れている方は多いと思う。そんな身体をリセットするには足浴器では足らず、半身浴(心臓…
【50代】明らかにおかしいけど-心と体の分離 50代の方の特徴は「明らかに何処かおかしい。」と感じていることです。ある意味、病院や人間ドックで何かひっかかれば手の打ちようもあるのですが、女性の更年期の問題にしても(最近は男性の更年期も深刻な問題ですが・・・)ホルモン注射をするほどではないし、体力は若い方と飲んでもこっちの方が遅くまでカラオケでガンガン歌えるし、多少睡眠が短くても何とかなっているし、…
常連さんが肘の骨を折ってボルトで留めた。順調に回復していざ仕事復帰したら、そんなに無理をしているわけではないのに患部に熱を持ち調子が悪いという。仕事復帰は当然医者がレントゲンを診て、「もう大丈夫です。」と言われたからに他ならないが、いざ復帰してみると思いのほか負担はかかるものである。周りのスタッフも気を使ってくれて、重いものは持たなくてもいいと言ってくれるそうだが、自宅にいるようなわけにはいかない…