キーワード 坐骨神経痛

腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症

常連さんが中々腰が治らないという。詳しく聞いてみると、「腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛」と「前屈で楽になる脊柱管狭窄症」の両方の症状を言っている。ここまで来るともう病院で調べなくてはならない。結果を聞いたら、「腰椎椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」の両方あるという。「先生の言うとおりでした。」と感謝はされたが、問題はそのあと医者から出された薬(リリカ)をちゃんと飲んでいない。我々からするとまず…

痩せる耳ツボに関して

これは大分古い話だが、当時「耳ツボで痩せる」というのが話題になり、勤務していた接骨院でも取り組んでいた。私自身は殆ど興味がなかったが、たまたま担当されていた先生が休みで患者さんの鍼を交換してくれと頼まれた。交換しながら、「どうですか?」と聞いたら、「確かに食欲が落ち痩せたけど、上半身が痩せてしまう。特にほっぺたと胸、何となく貧相になってそこは痩せなくてもいいと思ってしまう。本当に痩せたいのはお腹と…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…

久しぶりにターミネーターの身体を診て

以前から身体のタイプを「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」と読んでいるが、実はそれ以外にまだ2つある。「ターミネーター」と「宇宙人」である。ターミネーターはライオンタイプより元気だから滅多に来ない。下手すると10年に1度しか来ない。たまたま今回、10年ぶりにターミネーターの方の体を診た。最近腰の調子が悪く、医者で調べたが何ともなく、鍼を打っても又痛くなると言う。10年前は「胃炎による腰痛」だったから、…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【40代】

【40代】昔と違うのは少しだけ-少し状況が変わってきた 40代の方の特徴は「若い頃とは違うけど大きな違いではない。」と思っていることです。症状は確かにあるけどそんなに悪いわけがないと思っています。時々お腹が重いとか、腰も以前みたいにすぐ治らないとか、白髪が増えたり、ほんの少しだけ記憶が悪くなったり、思い出せなくなったり、皮膚にしみが出たり、顔のしわが気になったり、老眼が必要になってきたり、階段の上…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【30代】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

食べすぎると古傷がうずく話

日舞をやっていた常連さんが食べすぎて右鼠径が痛いという。仕事が一段落して気が緩み食べすぎたそうだが、その影響が持病の坐骨神経痛まで悪化させていた。すぐに食べすぎに効く漢方薬の話をして様子を見たが、今度は使ってもいない右鼠径が痛いという。日舞の場合は殆どの方が右鼠径の痛みを訴えてくる。身体を捻ったりする動作で酷使するのであろう。今回は全く使ってもいないのに理由がわからないといっていたが、食べ過ぎで胃…

治療のステージアップ

細身の女性が坐骨神経痛で通っていて7割ほど楽になったが、そこから改善しないという。この方は初診時から胃腸の治療や按腹、灸などがうまくいったが、生理の時は辛くなると言う。ある程度生理の時は仕方がない部分はあるものの、全く方法はないのかと言われるとそうでもない。まず婦人科で基礎疾患がないか診て頂き、問題なければ漢方薬の適応である。つぎに下半身の血流改善には標準体重に近づく必要がある。こうなると何をどれ…

神経の興奮について

最近通われている患者さんで肩の痛みが1年半も続いている方がいる。 あまりに治らないので医者が肩の関節鏡を2回やったが、原因がわからずその後も痛みは続いていると言う。 注射をしても良くならないので、PT(理学療法士)にまわされたそうだが、痛みが強くリハも出来ないと言う。 まず始めにこういう場合はどう考え、どこから手をつけたらいいのであろうか。 それは「神経の興奮」と考え、「末端から治療」するのである…

理想の患者

常連さんの中に1人、理想的な患者がようやく現れた。以前から特に大きな問題があったわけではないが、まず外食を減らしてもらった。LINE@で送ってもらう食生活の殆どが外食かコンビニ食。新型コロナウィルスと絡んで自宅での食事に変えてもらった。玄米なども始めて、そうしたら以前より食欲がなくなり、少量で満足するようになったという。よく噛む事も指導し、お昼の弁当などは自分で作る事もあるという。そのあと体重が落…

懲りない方

坐骨神経痛で通っていた方が、ほぼ治まり準卒業を出した。なぜかその後すぐに来たので聞いたら、「今度はパソコンのやり過ぎで具合が悪く、坐骨まで辛い。」という。腕を診るといかに根を詰めたかがわかる。完全にやり過ぎで神経の興奮とともに、坐骨神経まて反応したのであろう。この問題は殆ど本人の性格に起因する。身体の器が10で心の満足度が15だといつも具合が悪い。15以上やらなければ納得しないし、自分が許せない。…

時間を持て余して左ふくらはぎが痛くなる話

常連さんがこのコロナ騒ぎで、珍しく自宅にいる時間が長いという。滅多にないことなので映画を見たり、手紙を書いていたら、左ふくらはぎが痛くなったという。身体を診たら左太腿が硬い。これはスタマックラインなので胃を調べたら、そんなに悪くない。本人も胃に負担をかけていないという。これは常連さんだからわかる身体の変化であるが、この硬さは座り疲れである。「いつもより長時間座っているでしょう。」と言ったら、「はい…

陀羅尼助と母親

坐骨神経痛の方でブログを見てきた方が、数回の治療で良くなった。やったことは胃薬を合わせてお腹を揉んだだけ。胃薬は色々と調べたら「陀羅尼助」か良かった。この薬は以前、本人が飲んでいて途中で止めてしまったそうだが、私に言われて再開してからすこぶる胃の調子が良いという。胃が良くなれば腰は良くなるので、坐骨神経痛の治療成績もいい。本人は一生腰痛とつき合う覚悟が出来ていたそうだが、こんなに早く良くなるとは思…

変形性股関節症と脊柱管狭窄症

常連さんがマラソンの途中で、腰が痛くて途中で走れなくなったという。身体を拝見したら、左腰にかなりの負担がかかっているので、1度MRIを撮ってもらってくださいと話した。脊柱管狭窄症は予想していたものの、変形性股関節症もあるという。それも少し炎症の程度が高い。これでは走れないわけだと納得したが、当院で股関節を訴えたことがない。おそらく症状が股関節ではなく、坐骨神経痛で出ていたので、隠れていたのであろう…

LINE健康法

最近はLINEを使って数十名の患者さんとよくやり取りをしている。 腰痛の方、鬱病の方、喘息の方、減量の方、免疫不全やがんの方と病気は様々である。 送られてくる内容は食事の内容や今の体調、医者に行って言われた事や、身内の相談、突然の痛みや眠れないなど多岐に渡る。 その都度、必要に応じて返信はしているが、よく感じるのは当たり前が当たり前でないということである。 朝普通に目が覚めて、布団から起きれて、ご…

何をやっても治らない胸の痛みの考え方

息子さんがネットで調べて、「父なんですが、胸の痛みが取れずに困っています。少し前に帯状疱疹をやってその後鎮痛剤が1つ2つ3つと増えて全く効きません。あまりに効かないので神経ブロックにまわされましたがそれもダメです。おたくで何とかなりますか?」と電話してきた。「診てみないと・・・。」と答え、おみえになって資料を見たら、血液は全く問題なし、鎮痛剤も筋肉を緩めるもの、神経の興奮を治めるもの、終いには安定…

お通じがあれば腸は大丈夫か?

ライオンタイプの常連さんが珍しく腰が辛いという。試しにハーフマラソンで身体を動かしたが、良くならないという。下半身を診ると骨格、筋肉には何の問題もない。背中を診たら、「甘い物取りすぎ」「刺激物の摂取」「座り疲れ」と書いてあった。今、どんな生活をしているのか聞いたら、「頼まれた仕事で会議ばかり、移動は車、会食も多い。」と言う。これでは身体は持たない。こういう場合は内蔵の機能低下なので、「お腹の調子は…

胃から崩れる

仕事柄芸能人の方が何人か来ている。 よくテレビで「あの人は今」という番組をやっているが、久しぶりに見ると大抵太って昔の面影がない。 間違いなく食べすぎである。 芸能人に限らず、身体は殆どが胃から崩れる。 暴飲暴食で満腹になるまで食べ、美味しいものを追いかけ、毎晩宴会などという方は多い。 特にお笑いの世界だと夜の宴会でおごったりして、人間関係を作るという。 週に5-6日は宴会という方は多い。 そうい…

だらだら治療するのが1番

病院に勤務する前は骨接ぎにいた。どちらも保険が使えるので、患者さんは毎日来る。来ない患者さんがいると、「あら、あのおばあちゃんどうしたのかしら、具合でも悪いのかしら?」とこんな会話は日常茶飯事である。病院が年寄りのサロンになっている。そんな中で感じていたのは「毎日治療する効果は計り知れないものがある。」ということである。坐骨神経痛や膝痛、長患いの腰痛など毎日治療していると少しずつではあるが、改善し…