キーワード 坐骨神経痛

坐骨神経痛

目安は8回 カルテを調べると多くの方が8回以内で終わっている。治療経過の中で良くなったり、悪化したりがあるので、こ ちらとしては長い道のりに感じるが、統計を取るとほとんどの方が、その範囲内でおさまっているので驚いた。だから最近は坐骨神経痛の方には、8回の治療で ほぼおさまる旨を初めに伝えている。8回と言っても週に1度治療して2ヶ月かかる。8日間続けてやれば治るのかと聞かれるが、1回治療して体の反応…

どうして治らないのでしょうか?

「今までは放っておいても身体は治ったが最近はダメ。」とよく患者さんは言います。そんな時は必ず、「身体に悪いことばかりして、身体に良いことをしなければ治るわけないです」と言っています。例えば腰痛持ちの方がゴルフばかりしていて、ほんの少しの安静と軽いマッサージで患者さんは身体が元に戻ると思っています。若い頃ならいいですが、40代以降では回復力が追いつく方の方が少ないです。身体が治るには条件があります。…

胃腸総まとめ

当院のような鍼灸院で、胃腸に対してどの様なアプローチをしているか、ご存じない方が殆どだと思いますので、少し紹介させて頂きます。 まず胃ですが、症状のある方は内視鏡検査が基本です。それで問題がなければ我々がよくお話するのは、「按腹」「スタマックライン」「左の背中」です。 腸に関しては「按腹」「乳酸菌」「便秘対策」「食生活-フードチェック」「左坐骨神経痛」「太腿の裏」です。 まず「按腹」ですが、これは…

ブログ諺⑧-どうせ治りっこない

これは治療の考え方で、「必ず治る」と思い、治療を受けて治らないと不満が出る。 しかし「どうせ治りっこない」と思うと、少し良くなっただけでも喜ぶし、「又悪くなるかもしれない」と思うと予防にも力が入る。 症状は同じで受ける治療も同じなのに、考え方一つで治療成績やその後の経過が変わってしまう。 こういう場合1番良くする話は、「風邪」と「坐骨神経痛」である。 「一生、風邪を引かない身体にしてくれ」と言われ…

ブログランキング1位~4位

いよいよ最後です。この話をどれだけ多くの方にしたかわかりません。 1位 腕のこりに関して 2位 下腹部の反応点「ハムストリング」 3位 背中を診れば食生活が分かる(甘い物取りすぎで左腰痛、刺激物の摂取で右腰痛) 4位 脛が硬くなる4つの理由 まず1位の「腕のこりに関して」ですが、やはりこの話かと思いました。身体には2ヶ所、自覚症状が出ないところがあります。「腕」と「太腿」です。何故出ないのかは仮説…

病気は科学

人は具合が悪くなると色々と犯人を捜す。「この腰痛は昨日あの人に悪口を言われたからだ。」「何も腰に悪い事をしていないのに、痛みが出るのはおかしい。」などと患者は色々と考える。それも想像力がとても豊かで、時にはご自分の持っている医学知識を総動員していろいろな物をくっつけて珍説を伺う事もある。しかしどんな病気も明確に原因があり、現代医学で解けない問題(遺伝子や未知のウィルス)であっても、全て原因と結果は…

ブログランキング10位~14位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 10位 身体の中の2人 11位 冷たいものの取りすぎで左坐骨神経痛 12位 小指で分かる全身症状 13位 身体の何処かに痛みがあると・・・ 14位 強い形質はバッテンで遺伝する まず10位の「身体の中の2人」は、長年仕事をしているとどうしても身体の中に明確に2人いるとしか思えない状況によく遭遇する。それは「本人の気持ち」と「身体の本音」である。患者さんは…

どうして先生は毎回鍼を打たないのですか?

坐骨神経痛で通っている方から、「どうして先生は毎回鍼を打たないのですか?よそでは毎回打たれました。効かなかったけど・・・。」と言われた。こちらにしてみると、「筋肉君が打ってくれと言っていれば打つし、そうでないときは使わない。」としか言いようがない。長年の経験で延べ何万人かはわからないが筋肉を触っていると、筋肉君の気持ちがわかるようになる。もちろん筋肉がしゃべるわけではないが、以前こういう筋肉の時に…

腰痛と時間密度

左坐骨神経痛で通っている常連さんが、何もしていないのに急に腰の痛みが悪化したという。自分で風呂で発汗したり、胃腸に気をつけたり、痛み止めを飲んだが全く効果がないという。今日身体を診たら、腸腰筋と座るときに椅子にぶつかる坐骨結節が異常に硬くて痛がる。これは長い時間座り続けると出る症状で、話を聞いたら、「仕事で座っている時間は同じ」と言う。こうなると原因は、「時間は同じかもしれないが、途中休憩がなかっ…

私は占い師ではありません

時々紹介で、「○○さんから聞いたのですが、先生はまるで占い師みたいだと聞きました。私を見て下さい。今後どう生きたら良いですか?」と言う人がいる。 私は占い師ではなく、按摩・マッサージ・指圧師・鍼灸師である。 何故そうなるかというと、初診で身体を診ながら、下記の内容は良く言う。 おでこ(前頭前野)-ストレス度合い-Bi-Digital O-Ring Testを使い測定する。ストレスの内容は全くわから…

ご褒美にビーフジャーキー

これは大分前の話だが、常連さんが全然甘い物をやめられないと言う。以前から「砂糖は麻薬」と言っているが、酷い人になると仕事のご褒美で日に2個ショートケーキを食べるという。これはやり過ぎである。当然、痩せなくて困っている。何か良い変わりはないかと探した。カロリーが少なくて、持ち運び便利で高級感があって腐らない、食べて満足感があるもの、「あ、ビーフジャーキーなら」と思って、多くの患者に伝えた。しかし極め…

庭いじりと腰痛

年配の方が右坐骨神経痛が治らないという。話を聞くと庭いじりが好きで、毎日植木の手入れに時間が取られるという。実はこういう患者は多くて皆言うことは同じである。「ホームセンターに行って新しい花を見るとつい買ってしまう。自宅で育てて大きくなり花が咲くと人に見せたくなる。毎日ちょっとやろうと思うが、気がつくと2-3時間経っている。その後腰が痛くなる。しかし翌日になると新しく花が咲き、腰痛を忘れる。出来れば…

ロキソニンについて

以前常連さんが身体を酷使してあっちもこっちも痛くなり、ロキソニンを処方して戴いたら殆ど痛みが消えてしまった。これに味をしめて日に何度もロキソニンを飲むようになったと言う。ある日、台所でキャベツを切っていたら、何故か赤くなり、包丁で指を切ってしまったのに殆ど痛みを感じなかった。これに怖くなって少し薬を控えたという。右股関節痛で通っている方も、毎日ロキソニンを飲むという。本来は股関節のためだけなのだが…

ジョギングを止めたら腰が楽になった話

坐骨神経痛の常連さんが今まで続けていたジョギングを止めたら、腰が楽になりゴルフの調子が良いという。今までは、「ジョギングをしなければ健康になれない」と思っていて、それで足腰に負担をかけ腰痛が治らず、ストレスから過食になっていた。その状態でゴルフをするからいい成績が出ない。するともっとジョギングを頑張って過食にもなってしまう。これでは治らない。たまたまジョギングをスロージョギングに変えたら、思いのほ…

踵骨痛(かかとの痛み)と捻挫

常連さんが歩くとかかとが痛いという。かかとの痛みを我々は「踵骨痛 しょうこつつう」と呼んでいるが、捻挫と同じように考えると治療がうまくいかない。捻挫ならある程度時間が経てば必ず楽になるが、踵骨痛の場合は悪化させてしまうとたちが悪い。踵にはトゲのような構造(踵骨棘)が出来てしまうことがあり、一度痛みを出してしまうと痛みが続く。だから痛みが出たら悪化させないようにしてすぐに処置する必要がある。足底(足…

ばらばらな症状の原因は一つ

今日来た常連さんは「顎関節の痛み」「左肩の痛み」「親指の違和感」「少しストマックライン」が気になると言う。 全身を調べてみたら胃炎があり、ばらばらに見える症状を全て胃炎で説明できるとわかった。まず顎関節だが、今調整中でよく噛めないと言う。よく噛めないので胃に負担がかかり、脚にスタマックラインの反応が出る。左肩の症状は胃炎の反応で説明がつくし、このように体に違和感があると末梢神経が興奮して指の違和感…

ゴルフの打ちっぱなしで短気になる?

常連さんがここ数週間、坐骨神経痛の治療をしている。以前は五十肩だったがほぼ治って最近は腰が気になると言う。新しい年になり、「たまには肩も診てもらおうかなぁ。1.5時間で全身大丈夫?」と聞くので、「大丈夫です。では次回肩も拝見します」ということになり、久しぶりに腕を診たら、論外なぐらい酷い。以前から腕は「使うかストレスで硬くなる」と言っている。話を聞いたら、ゴルフの打ちっぱなしに通っていて仲間がいる…

足の左右差と座禅

坐骨神経痛で通っている日舞の方が、お寺に座禅の修業に行ったという。坐骨神経痛があるので真っ直ぐは座われず、どうしても身体をどちらかに傾けないと痛みが出てしまうと言う。座禅の最中に体が傾いているとお坊さんに棒で叩かれるという。これは私から見たら、お坊さんは単に左右差がないかだけを指摘しているのに対して、本人は坐骨神経痛を考慮して身体に負担のない姿勢をしている。本人にしたらこの傾きやバランスが良い。も…

調べれば調べるだけ難病が出てくる

インターネットの発達と共に、患者が自分で色々と病気を調べられるようになった。気になる症状を入れるだけで病態から治療法、何処の病院がいいかまで簡単に調べられる。しかし我々から見ると少し困った事がある。それは、「調べれば調べるだけ難病が出てくる」ということである。例えば簡単な風邪なら、「安静、葛根湯」程度で書くことがない。しかし咳が止まらず調べ出すと肺がんまで行ってしまう。もちろん肺がんのケースはある…