常連さんから、「今までは上を向いて寝ていたが、最近気がつくと横を向いて寝ている。正しい寝方を教えてくれ。」と言われ、少し考えてしまった。まず寝方で一番多いのはおそらく、横向きであろう。右を上にするか左が上かは別にしても、お腹の調子の悪い方は「腹筋を伸ばせない」から横を向いてエビの格好で腹筋を縮める。理屈を言えば「胃から十二指腸に正しく流れるように左が上」ということになるのだろうが、本人が楽な方でかまわない。仰向けは腹筋を伸ばすので相当お腹の調子がいい人でないとできない。この常連さんも上向きから横向きになったということは多少、胃腸の問題があるのではないかと想像してしまう。うつ伏せは一世代前の方には考えられない寝方だが、最近の若い方に多いと聞く。そしてよく正しい枕の高さと聞かれるが、いつも「小学生の時に身長を測るとき上から板が降りてきて、頭にコツンとぶつかったでしょう。その時背中は測定器に触れていたでしょうが、頭は触れていないはずです。その測定器との距離が枕の高さです。横から見たら頭も背中も真っ直ぐなのですから理想的です。」と答えている。実際は結構低い。以前枕選びでも書いたが、いい枕には中々出会えない。私も色々と使って結局は昔の煎餅座布団の2つ折に落ちついた。寝方も枕選びもこだわると寝られない。本来はそう言うことを考えないのが一番良いことなのだがと思ってしまう。
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