知能犯

ゴルフ好きの常連さんが少し腰を痛めて来ている。この方はもう20年もうちに通っていて、何をすると腰が痛くなるかは熟知している。この時期はどうしても忘年会続きで、胃腸に負担をかけると腰が痛くなることはよく知っているので、少し控えめに食べている。しかし食べ方が際どい。腰痛が起こらないギリギリで過食している。身体を診ると、もっと食べれば完全に腰が痛くなるのに、痛みが出るギリギリで止めている。ブレーキを踏みながらアクセルを同時に踏んでいるようなものである。これは「確信犯だ」と言ったら、本人から、「知能犯だ」と言われたので、ブログのタイトルは「知能犯」にしたが、やっていることが何とも「策士」である。長年うちに通うとこういう事が出来るのかと感心したが、こんな寸止めをできる方はなかなかいない。殆どの方は、「こんなに腰が痛くなるとは思わなかった」と言うが、身体の内なる声を聞きながら、ギリギリまで過食、これは何が何でもゴルフをやりたいからだろうが、年に60回もプレイをしているとこんな芸当が出来るようだ。

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