2度寝と腸
常連の社長が、「最近朝早い仕事が続いて、家に戻ってから2度寝する。そうしたらなんか腸の具合が悪い。」と言うので調べたら、確かに今までとは違う腸の反応が出ている。実は同じ経験を私もしているので、少し説明した。「私も時々教会の早朝清掃で朝早く出かけるが、そんな時は腸の具合が悪くなる。理由を調べたら、家に戻り寝る前に食べるからである。食べないと寝られないのは事実だが、特に油や米は胃もたれがして、起きてか…
常連の社長が、「最近朝早い仕事が続いて、家に戻ってから2度寝する。そうしたらなんか腸の具合が悪い。」と言うので調べたら、確かに今までとは違う腸の反応が出ている。実は同じ経験を私もしているので、少し説明した。「私も時々教会の早朝清掃で朝早く出かけるが、そんな時は腸の具合が悪くなる。理由を調べたら、家に戻り寝る前に食べるからである。食べないと寝られないのは事実だが、特に油や米は胃もたれがして、起きてか…
高校生で運動部の子が、前回、頚と肩が痛いと言って来た。調べてみると新型コロナウィルスの影響で、筋トレばかり毎日やっているという。すこしやり過ぎである。「筋肉痛が起こっているから、少し手を抜きなさい。」と指導して今日また診たら、悪化している。足まで痛くなっている。完全にやり過ぎである。高校の運動部ぐらいだとどうしても監督の言葉が絶対で、かなり辛くてもやってしまう気持ちは分かるが、体を壊しては意味がな…
この仕事を長くやっていると、結婚のご縁に関わることも出てくる。嫁を紹介したり、婿を紹介したり・・・。昔なら世話焼きおばさんが、自転車で各家庭を回り、「おたくの次女、28才?お姉ちゃんは出戻ったけどね・・・。」などと言いながら、何時も脇に抱えているアルバム5冊ぐらいを拡げて、「好きな人を選びなさい。」と言い、どれか選ぶと、「その人よりこっち。見た目は悪いけどお金はある。」とか、「私はこっちがいいと思…
何となく江戸時代みたいで、余り感じの良い言葉ではないが、NHKでiPS細胞の山中先生とタモリの番組で、骨に関しての番組を見た。骨というとただカルシウムの貯蔵場所や骨髄細胞ぐらいで他の働きはないように思われがちだが、若さに関する物質を司っていることがわかってきた。病院勤務時代によくお年寄りが股関節の大腿部頚部骨折をして、そのまま寝たきりになり一気に認知症も始まり具合が悪くなるケースを見ていたので、患…
時々子供でも足の裏のほくろの相談が来る。 一番懸念しているのは悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別である。 最近はダーモスコープとう特殊な拡大鏡を使い色素変化を診ている。 下記は悪性黒色腫(メラノーマ)の場合の特長である。 1.左右非対称 2.境界不明瞭、いびつな形 3.色が均一でない 4.サイズが直径5mm以上 5.大きくなったり、変化がある 普通のがんなら腫瘍マーカーがあるが、これにはない。 最終…
常連さんのお母さんが、身体がだるくて眠気が取れないと通っている。身体を拝見しながら胃炎はあるし、投薬は多いし、顎関節に問題はあるし、便秘はあるし、終いには無呼吸症候群まで見つかった。以下は治療法である。 1.薬が多すぎたので医者と交渉して減らしてもらったら、胃炎が治って食欲が出た。 2.頭の血流を上げるためにマウスピースを作ったら思いのほか調子が良い。 3.頭の血流を上げるために頭に毎回100本鍼…
これは学生時代にお灸の先生から、「患者が2点辛い所がある場合、もう1点は三角形を意識して取るとうまくいく。三角形の頂点も2つあるから反応の強い方がいい。何故効くのかは良くわからない。」と教えて戴いた。未だに覚えていてよく使う。図のように赤い2点が辛いとする。その2点を底辺とする三角形の頂点は2つある。その反応の強い方をツボとして使うとうまくいくという。実際やってみるとうまくいく。先日、テレビを見て…
常連さんが白内障の手術を受けるという。昔の比べて手術時間の短縮や眼内レンズの発達で、今では日帰りで出来る。眼内レンズを入れるのにも今は折りたたんで出来るから、傷口も小さく感染も防げる。技術の進歩は目覚ましい。特に眼科領域は光学技術とのコラボで、昔の眼科医が見たら、驚くのではないだろうか。白内障の手術の後、特に糖尿病の方にはいつも注意していることがある。それは術後、赤や青がとても鮮やかに見えて食欲が…
女優さんがボイストレーニング(ボイトレ)をしているという。中々きつい稽古みたいで横隔膜をもっと動かせと先生に言われ頑張っている。横隔膜を動かすと背中の筋肉にも影響がある。その場所が丁度「胃の反応点」と「膵臓-甘い物取りすぎで反応が出るところ」の間である。こういう位置関係の場合、何が起こるかというと、「胃炎があったり、甘い物取りすぎて膵臓に反応が出ると、横隔膜が十分使えない。」である。ボイトレがうま…
常連さんが、「何か検査をすると毎回ひっかかる。悲しくて・・・。」と言う。我々から見ると、「検査で引っかかれば大体治療のやりようがある。その治療が合っていれば改善するし、検査などで指標があるのは有り難い。検査で引っかからないと何をやっていいのかわからないのは大変。病名も同じ。患者さんは病名がつかないと不安になる。『病名もつかないの?』と言うが、しかし病名がついても治せないもはあるし、病名がつかなくて…
常連さんが股関節が痛いというので、レントゲンを撮ったら、「変形性股関節症」の病名がついた。当院のブログで、「股関節症」を調べたら殆ど記事がなく、どうしてなのかと聞いてきた。理由は簡単で、20-30年前に比べて股関節の手術の成功率が上がり、術後のリハが殆ど必要なくなったからである。最近では手術の後そのまま退院というケースも珍しくない。それぐらい成績が良い。だから我々が診るケースが極端に減ったわけであ…
仕事柄、「ちょっと診て欲しい」とはよく言われる。 しかし最近は骨折が3人、変形性股関節症、肺炎、肩関節の石灰化、膝の滑膜炎、掌蹠膿疱症、乾癬、蜂窩織炎と立派な病気の方ばかりである。 少し足をくじいたぐらいなら医者に行かず、足を揉んで貰うぐらいでいいだろうと思う気持ちはわかるが、あまり痛みが取れないのであとでレントゲンを撮ったら、「骨折していました。もう大分くっついています。」と言われた方もいた。 …
常連さんが珍しくぎっくり腰をやってしまったという。普段なら腰痛を起こさないレベルの重さなのに何故か今回は起こしたという。身体を調べたら、この時期特有のコロナで胃腸を壊していた。特に胃炎が目立つ。硬さから逆算して1ヶ月程度は辛かったと思う。これでは腹筋力が低下して腰を痛めても仕方がない。さらに数日後にゴルフがあるという。本人は行きたいみたいなので、注意点をいくつか話した。 ■やってはいけないこと …
日舞をやっていた常連さんが食べすぎて右鼠径が痛いという。仕事が一段落して気が緩み食べすぎたそうだが、その影響が持病の坐骨神経痛まで悪化させていた。すぐに食べすぎに効く漢方薬の話をして様子を見たが、今度は使ってもいない右鼠径が痛いという。日舞の場合は殆どの方が右鼠径の痛みを訴えてくる。身体を捻ったりする動作で酷使するのであろう。今回は全く使ってもいないのに理由がわからないといっていたが、食べ過ぎで胃…
先日テレビを見ていたら、靴で有名なアキレスが、「この新型コロナウィルスの時代、高い抗ウィルス性能と速効性、そして安全性を持ったフィルムを開発した。付着したウィルス・細菌を99.99%以上低減させる。」という。「アキレスウイルセーフ」が商品名で気になり早速購入して設置した。その番組の中で、「アキレスは靴のイメージが大きいと思いますが素材メーカーです。」との社長のコメントに少し驚いた。以前、「瞬足」と…
数週間前に飼い猫の「蘭丸」がぐったりしていた。様子を見ていたら段々具合が悪くなり、吐くので医者に連れて行って色々と調べたが原因がはっきりしない。先生も困った顔をしている。これでは仕方がないので、ある方から教えてもらった医者に変えて調べて貰ったら、「お腹に何か異物があり、それが詰まっています。それが原因でこの血液の異常はすべて説明つきます。」という。説明を聞きながら、これは開腹だなぁとすぐにわかった…
酷い肘痛で通っている人が1度ある手術をして、一時期は良くなったものの、また痛みが出てきた。医者に2度目の手術を勧められたがどうしたらいいか分からないという。気持ちは分かるが我々としたら、「その担当医が自信があるなら受ければ良い。症例をこなしている先生は『○○の場合はこうだった。△△の人のこんな事があった。』と過去の症例をどんどん言う。この世界100%はないから、お薦めしますとは言うが絶対大丈夫とは…
時々酷い外反母趾の方が来る。何十年もかけて悪くした人は諦めてしまう。しかし外反母趾はちゃんと手術で治る。それも相当綺麗に。外反母趾をほったらかしにすると膝や腰にも悪い影響があり、最終的には首のゆがみと頭の血行不良まで起こす。決して足だけの問題ではない。是非「外反母趾 手術」で調べて戴きたい。諦めた方から見ると夢の治療である。一昔前に比べて、外反母趾や静脈瘤は専門病院も出来ている。時代の流れを感じる…
時々味覚障害の方は来る。当然耳鼻科で検査をして戴き、よく亜鉛などが処方される。飲んですぐ治れば良いが、亜鉛だけで良くなる方は少ない。今日来た社長が、「最近味覚障害がかなり良くなっている。」という。何をやっているのか聞いたら、ORT-乳酸菌、EAT(Bスポット療法)、便秘のためにアロエをだという。まず味覚障害の原因だが、加齢、口の中が乾いたり、鼻炎、糖尿病や腎臓、消化器の病気でも起こる。あとはストレ…
久しぶりに来た社長と老後の隠居生活について話しが出た。「やはり老後は余りお金のかからないタイやベトナムなどどうですか?」「時々、旅行でいくにはご飯も美味しいが、毎日あれだと日本人はダメかもしれない。やはり日本がいい。最近は湘南とか家が売れているらしい。」「そうですか。僕には少し夢があって、老後隠居生活を描いています。」「え、どんなの?」「まずは少し高台の海辺に暮らす。津波が来ても大丈夫な高さの所。…