声のでかい奴が仕切る
これは以前、老夫婦の患者さんが、「ゴールドコーストに別荘があるから、遊びに来なさい。飛行機代だけで良いのだから・・・。」とお誘い頂き、お邪魔したときに、地元のホテルのコックさんが来ていた。色々と話をしていたらコックさんが、「今いるホテルは9つの国の人間がいる。言語はバラバラ、そんな環境で仕事をまとめなければならない。どういう人がまとめると思いますか?」という話になり、「それは英語が出来る人でしょう…
これは以前、老夫婦の患者さんが、「ゴールドコーストに別荘があるから、遊びに来なさい。飛行機代だけで良いのだから・・・。」とお誘い頂き、お邪魔したときに、地元のホテルのコックさんが来ていた。色々と話をしていたらコックさんが、「今いるホテルは9つの国の人間がいる。言語はバラバラ、そんな環境で仕事をまとめなければならない。どういう人がまとめると思いますか?」という話になり、「それは英語が出来る人でしょう…
今日来た方は仕事のストレスでイライラが治らないという。ストレスで交感神経優位の時は体の末端の脛や腕が硬くなってしまう。それ以外には胃腸機能を止めてしまう。ライオンが獲物を狙うときに空腹が気になってはいたのでは、獲物を逃してしまう。だから緊張しているときは胃腸が働かない。それは食べてはいけないと言うことを意味する。しかし人によっては食べてストレスを解消したい人もいる。そんな時、食べてしまうと途端に胃…
今日紹介できた方は見るからに筋肉質で、ボディビルでもやっていたのではと思う方だった。瞬発力が抜群で、学生時代何をやっていたのか聞いたら、「少林寺、空手、キックボクシング」と言う。「マラソンは出来なかったでしょう。」と聞いたら、「苦手。」と言う。この瞬発力、元気なのはいいのだが、どうしても「我慢強い」「弱音を吐かない」など、当院の「我慢弱い人間を作る」「病気は仰山にしろ」とは逆の生き方である。瞬発力…
「ハーバード成人発達研究」は75年以上にわたり、2つのグループにおける心と体の健康を追跡してきました。対象となったグループは、1939~2014年にボストンで育った貧しい男性456人(グラント研究)と、1939~1944年にハーバード大学を卒業した男性268人(グリュック研究)です。期間がこれだけの長さに及ぶと、調査に取り組む研究者も一世代ではまかないきれません。第二次世界大戦以前から、研究チーム…
前回薬害を指摘した方が医者に相談したら、「では3つ減らしてみましょう。」と言われ、減薬した途端、胃が楽になり胃薬を飲み忘れるようになったという。本人は、「こんなにすぐに楽になるのですね。」とビックリしていた。気になって身体を調べたら典型的な胃炎のスタマックラインで左脚が硬い。左の背中を診たら甘い物取りすぎもあり、両方で左腰から脚にかけて負担がかかっている。これではバランスが悪いので、「脚がフラフラ…
常連さんの治療のかかり方には少し特徴がある。今日来た方もすこし仕事で方向転換をしたものだから身体が辛くなり、前回の治療が全く効かなかった。「少し連続でやってみたらどうですか?」と言ったら、「では明後日お願いします。」ということになり、今日治療したら見事にほぐれてしまった。たった2日3日のことなのだが、前回の治療が料理で言えば下ごしらえで、今回が仕上げみたいな感じである。常連さんだから「では明後日」…
今日紹介できた腰痛の方は、瞬発力があり抜群に筋肉の質が良い。おそらく100人中、1-2番である。ただし、筋肉の強さと比べて関節が弱い。こういう場合何が起こるかというと、思いっきり筋肉を使うと関節を壊す。学生時代何をやっていたが聞いたら、「サッカーと剣道」と言う。剣道では関節は痛めないだろうから、サッカーでは痛めたのではないかと聞いたら、「右半月板と両足首の靱帯をやってしまった。」と言う。やはりと思…
常連さんが、「昨日は飲んだ。きっと胃腸が駄目になっている。」と言う。身体を診たら何ともない、それどころかいつもよりいい。「余程体調が良かったか、楽しいお酒だったんでしょうね。」と言ったら、「そんなはずはない、酩酊するぐらい飲んだのだから。」と言う。「身体に反応が出ていないのだから、胃腸に負担のかからなかったお酒か、分解したか、発汗したか、代謝が良かったか、何か飲んだか、突然変異か・・・。」「あ、サ…
よくご婦人でいくつかの薬を出されて、調子が悪いものだから医者に言うとさらに薬が増え、薬害で胃を壊している方が来る。高血圧、高脂血症、骨粗鬆症に痛風、のどは弱いし、血管も柔らかくしなければならない。高血圧の薬もAという薬が効かなくなってBに替えずに、「Aが効いたいて事もあったので、追加で飲むように。」と薬が増えてしまう。これはよく鬱病患者でも起こる。同じ事を高脂血症、喉の薬とやれば簡単に10種類以上…
変なタイトルだが、これは常連さんが鼻周辺の皮膚炎を治したコツである。2ヶ月程、鼻周辺の皮膚炎の治療がうまくいかず困っていたが、ひょんな事から鼻マスクの話をして試してもらった。鼻マスクはあまり聞いたことがないかもしれないがか、花粉症の方がよくマスクをしているが、花粉は口の中では悪さをしない。出る症状は鼻水である。だから鼻から入る空気だけをフィルターにかけてあげれば良い。鼻マスクを使った結果、すぐに皮…
知り合いの先生から、「甲状腺がんの方がどうしても手術をしたくないというので診て欲しい。」と言われて拝見した。 がんのサイズは15mm、20-30mm以上になれば摘出だろうが、なんとも微妙なサイズである。 専門病院の先生は、「ここ数年サイズが変わらず、周りが石灰化しているからこのまま様子見でもいいです。」と言っているという。 「他にもかかっているか?」と聞いたら、「時期をずらし○○大学病院でも診ても…
常連さんに眩暈(めまい)が起こり、耳鼻科受診の帰り際に、「運動をしたら」と先生に言われたという。こちらに来て、「運動をしろと言われたのですが、どんな運動をしたらいいのでしようか?」と聞く。耳鼻科の先生の真意はわからないが想像するに、「おそらく色々な論文を読まれたり、学会で勉強されていた中で、『運動で眩暈(めまい)が軽減』と学ばれたのだと思います。うちの患者さんを診ていても眩暈(めまい)は細身の方に…
今回の台風19号が昭和33年に首都圏に大きな被害をもたらした狩野川台風にも匹敵するという。子供の頃に大きな台風が来ると枕元に各自のリュックを両親が準備してくれて、すぐに逃げられるようにしていた記憶があるが、子供にとっては何となくワクワクした夜だったことを覚えている。平成の時代から日本は災害のレベルが上がってきた。最近気象庁は、「行政が守れないから、自分の命は自分で守って下さい。」と言いだし、テレビ…
女優さんが日舞などの稽古で膝を痛めている。少し長引いたので、タルクを使って脚全部を診たら、ふくらはぎの外側に異常に痛がる点を見つけた。気になって少しタルクで擦っていたら、膝の治療で良く使う太腿(大腿四頭筋)がどんどん柔らかくなってしまった。これには驚いて、「なかなか膝が治らない方達のふくらはぎに何か異常があるのではないだろうか。」と思ってしまった。今後一人ずつ検証はしていくが、このタルクの治療、実…
腕から肩にかけていつもつらがっている常連さんが、いつもより珍しく早めに来た。「仕事は忙しいのだが、なんか調子が悪い。いつもだったらもう少し頑張れるのに・・・。」と言う。腕を診たら、確かにパンパンで忙しい様子がわかった。しかしカルテを見たら、先月は腹痛と書いてある。「先月はお腹が痛かったですよね。どうしましたか?」「治りました。」と言われてもこちらは何かあるのではと疑ってお腹を触ったら、かなり痛がる…
常連さんが膝が治らないという。膝の症状は最終的にはタルクを使う話は以前に書いた。2-3回治らないと言われると、「じゃ今日はタルクを使いましょう。」と、普段のパジャマから短パンに履き替えてもらって膝を診たらビックリ。お皿の周りが腫れている。「水じゃないですか?何時からこんなになっていたのですか?」「私も膝をマジマジ見ないのでわかりませんでした。言われてみれば腫れていますね。」「これはちゃんと調べて下…
常連さんがいつものように左腰に痛みを感じていたが、たまたま和服を着て歌舞伎座に行ったら腰の痛みがなくなってしまったと言う。この方は少し痩せ気味で、骨盤固定やお腹を温める話は以前からしているが、中々治療の決定打にはならない。今日はたまたま暑かったので着物を着ながら汗をかいたと言う。もしかしたら、この汗と帯の固定が、「患部の超発汗」と「肋骨までの超固定」になったのかもしれない。いつも痛がる左腰、左股関…
Bi-Digital O-Ring Testをやっているとどうしてもがんの患者さんが増えて、毎月オンコロや国立がんセンターで2-3回セミナーに参加している。抗がん剤や新しい薬剤、治療法の推移、国際的基準などめまぐるしく変わるので、勉強に手が抜けない。昨日参加したセミナーで「ラベンダーリング」についての話しが出た。耳下腺などに出来るがんで顔の一部を大きく取る場合、その後のケアで化粧をしたり、写真に撮…
患者様でORT-乳酸菌を摂取している方が、下津浦先生の指導に従い乳酸菌を測る場合、すり切りにしたり、ギュウギュウ詰めにしたり、スプーンの種類が変わったりで正確に計測されていないことがわかりました。下記の通り、ORT生命科学研究所より連絡がありましたので掲載いたします。
常連さんが突然整形の医者から、「呼吸器の先生に行って。」と言われたという。話を聞いてみたら、この方は10年ほど前に関節の痛みがあり、詳しく診てもらったらリウマチの予備軍という事がわかり、リウマトレックスという関節リウマチ治療薬を飲んでいる。この薬は最近のリウマチ薬では目覚ましい効果をあげていて長期間飲んでいる方も多い。副作用で間質性肺炎(肺の小さな袋に「間質」という部分があり、そこに炎症が起こり酸…