自分の身体を実験台にしてわかったこと

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仕事柄、自分の体調が悪い時はすぐに治さないで少し病気をとっておくことにしている。
私自身が父親譲りの痔持ちなので大きな手術はしたが、その後も切れ痔が少々ある。
真面目に医者に通ってしまえばすぐに治ってしまうので、通わずに大切に持っている。
少々の切れ痔自体で何か問題が起こるわけではないので不安はない。
以前は痔の患者には大酒は止めなさいと指導していたが、いざ自分が大酒を飲んでみても痔は悪化しない。
ある時久しぶりに近くの焼肉屋に行った翌日は、ビックリするぐらい出血していた。
これは油なのか辛子なのか調べていったら、どうも辛子のようである。
肛門科の先生に聞いたら、「血中に唐辛子の成分が入ったら、傷口には悪い。」と教えて戴き、それ以来痔の患者には辛いものはダメと指導している。
また時々、中高年の方でリュックをしょってくる方がいるが、中にはそれが原因で腰が今一つ治らない方がいる。
リュックは両手が使えるし、鞄のように片手に持つわけではないからバランスがいいと思っているだろうが、常にいい訳ではない。
私自信も腰痛を持っているが、すこし腰に違和感を感じるときは2kg程度のリュックでも腰に響くことがある。
これは良くないだろうなぁと感じてしまう。
普段腰が何ともない時は2kgなど当然腰痛の原因にはならないが、調子が悪いとたった2kgでも不快に感じる。
そんな時はコロコロの旅行鞄か手提げの方がまだいい。
実験してみると1.5kg以上だと腰に負担はくる。
こんな事も腰痛のおかげでわかった。
それ以来、腰痛患者さんのリュックの重さを調べ、コロコロにしなさいという指導が出来るようになった。
若い頃には言えなかったことが、自分が体験して細かい所に気がつき指導が出来るようになった。

2018年3月4日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中