出来た喜びではなく、回復した喜び

仕事をしながらいつも感じていることがある。それは、「人は何か出来ると喜ぶが、身体のことはあまり考えていない。本来の喜びは○○をやったけど、ちゃんと身体が回復した事が本当の喜びである」という事だ。
例えばゴルフが好きな方が軽井沢など行って、「7日間連続でコース回れた」とか、「若い連中と一緒に2ラウンド回れた」と喜んでいるが、それを私に言うということは身体の何処かが辛いのである。身体のことは殆ど考えずに達成感で幸福を味わっている。それはそれで結構なことだが、その後身体がボロボロでは何時までもそういうことはできない。以前ブログで、「旅行と我慢弱さ」を書いた。普通旅行の場合、3ヶ所見ようとして少し強行軍で5ヶ所見れたことが自慢になる。私は全く逆の感覚を持っている。5ヶ所見ようとして、時間的にゆとりがなければ3ヶ所にして、翌日の仕事に全く身体が疲れていない時にニヤッとしてしまう。無理をするなと言っているのではなく、必要以上に身体に負担をかけると身体から怒られると言っているのである。以前、「熱海の女将の話」でも書いたが、女将がお客さんの食事中、顔色と見ながら、「もうそのぐらいでよろしいのではないですか?」と言ったら、お客が「もっと食べたい」と言って食べたら翌日下痢をしたという。私自身、以前大阪に行った時に、道頓堀でどの店に入っていいか分からないので、かに道楽に入った。昼の定食を食べたが少し物足りない。まぁいいやと思いながら、会計のところにお土産があって、腹八分しか食べていないものだから買いたくなる。しかし満腹まで食べていたら、お土産には目が行かなかったであろう。おそらく老舗はそういうお客の心理も分かっていて、量を決めているのだと思う。食べすぎて下痢をいたら、もうあの店はいいやとなってしまう。好きな物を食べた喜びは当然大きいが、そのあと体調を壊さないことはとても大事なことである。体調を壊さず腹八分だから又食べたくなる心理があり、何事も七分程度でやめておくといい。昔から「道楽七分」と言って、何事もやり過ぎないことが続けるコツである。

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